【犬の迷子札】災害発生時、迷子になった愛犬との再会率を知る[犬の防災対策グッズ]



犬の迷子札についての記事です。

—災害発生時、愛犬と離れ離れになった時の再会率は迷子札有無でどれだけ変わるのでしょうか—

 

犬の迷子札は、防災グッズでもあり基本の散歩グッズでもありますが、なくても普段の生活に困らないことからすぐに装着しなくても。と後回しになりがちになってしまうものでもあります。

首輪につける犬の迷子札

犬の迷子札

『いざ』という時はいつやってくるか分かりません。近年では2011年4月東日本大震災に始まって2016年4月熊本地震、地震だけでない自然災害も頻発しています。しっかりと準備をしておくだけで『いざ』という時に、自分の愛犬を守る事が出来る可能性がグンと上がるのです。

実際の災害でどの程度迷子札が役に立つものなのか、環境省がまとめた東日本大震災のデータを参考に見てみたいと思います。保護犬再会率のデータが含まれているのですが、セナに迷子札をつけないとと強く思ったきかっけになったデータでもあります。

記事の主な内容

  • 東日本大震災発生時とある自治体での保護犬データと再会率
  • セナがつけている迷子札とチャリティヨガ迷子札プレゼントキャンペーンについて
  • 迷子札と鑑札。それぞれの役割とは

 

まずは、東日本大震災発生時とある自治体での保護犬データ(所有者明示状況と再会率の関連)です。

東日本大震災で、迷子札や鑑札をつけていなかった犬は飼い主の元に戻れたのでしょうか?

犬が保護された時に迷子札や鑑札をつけていたか、そして装着によって飼い主が判明したかどうかのデータが次です。

東日本大震災発生時・自治体Aにおける保護犬の所有者明示状況
装着頭数と保護犬全体からみた割合
自治体A
保護犬の装着状況
頭数 割合/全頭数
首輪のみ(迷子札なし) 614頭 87.8%
迷子札・鑑札・狂犬病予防注射票のいづれか1つでも付いていた犬 85頭 12.2%
保護犬 計 699頭 100.0%

迷子札・鑑札・狂犬病予防注射票のいづれも付いていなかった犬は、87%に上りました。

保護犬の所有者明示状況別、再会率
自治体A
保護犬の装着状況
装着状況別
飼い主が判明した頭数と割合
首輪のみ(迷子札なし) 614頭中、3頭のみ 0.5%
迷子札・鑑札・狂犬病予防注射票のいづれか1つでも付いていた犬 85頭中、85頭全頭 100%

詳しい経緯の記載はありませんが、首輪のみ(迷子札なし)で飼い主が判明したのはたった0.5%、3頭のみです。

その後、首輪のみ(迷子札なし)全614頭数のうち、飼い主が保護センターに訪れるなどして運よく犬と飼い主が再会できたのは、98頭でした。

割合にして15.9%です。

再会までのどの程度時間を要したかは不明ですが、何も所有者明示をつけていなかった犬との再会は長い時間かかった可能性もあるでしょう。

そして、首輪のみ(迷子札なし)だった犬のうち85%の犬・516頭は、飼い主と再会ができなかったことになります。

犬が迷子になってしまった時、所有者明示をしていないと再会出来る確率はとても低くなってしまいます。

犬の迷子札

一方で、何らかの所有者明示となる迷子札・鑑札・狂犬病予防注射票が付いていた犬は、全頭飼い主が判明しています。

首輪に所有者明示をしていたかどうかだけで、これだけ愛犬と再会出来る確率が変わってきてしまうのです。自治体Aのみの状況ですが、

何らかの所有者明示がある犬、再会率100%

全く所有者明示がない犬、再会率15%

犬の迷子札

東日本大震災の保護犬再会率データをみたとき、災害発生時に迷子札・鑑札など何かしらの所有者明示を全くセナにつけていなかったらと想像し、とても怖くなりました。

災害発生時にもしも愛犬が迷子になり、飼い主に連絡もつかず、それどころが探す手立てもなく、引き取り手もなくて寂しくて不安で怖い思いをしているとしたら・・・

怖い思いだけでは済まない可能性もあります。ご存知の通り日本ではまだ殺処分を実施しているため、最悪の場合は保健所で殺処分されてしまうのです。

保健所での殺処分リスクは、日常生活の中で突発的に迷子になってしまった場合も同様です。自治体によっては保健所収容から殺処分まで、1週間程度で行ってしまう場合もあります。

災害時の迷子。

日常生活での迷子。

迷子なんて考えられない!特に、日常生活での迷子は一体どうやったらなるの?と思いがちですが、散歩中にハーネスが外れた、なんていう話は耳にしますし、散歩中にいきなりハーネスからするっと抜けた犬にも遭遇したことがあります。

ハーネスから外れてしまい、そのまま迷子になった話も聞いたことがあります。

以前、散歩中に『今交番に、コーギーの様な犬が保護されているんですが、飼い主について知りませんか?』と尋ねられたこともあります。

犬を留守番させる際に、自宅の門を閉め忘れたことに飼い主が気づかず犬が脱走して、警察に保護されたという話もあります。

繰り返しになりますが、東日本大震災のある自治体では

鑑札や迷子札など全く所有者明示がない犬は、たった15%しか再会出来なかった。

そのうち、すぐに飼い主が判明したのは、たった0.5%だけ。

反対に所有者明示をしてあった保護犬は、100%再会できています。

 

緊急時の犬の状況がこうも大きく変わると知って、セナにすぐ迷子札をつけました。

 

実際にセナがつけている迷子札

この写真でセナがつけている迷子札は、英国ゴールデンレトリーバーAnnieちゃんのオーナー様のチャリティ活動『いのちよが』でのプレゼントキャンペーンで頂いたものです。

犬の迷子札

殺処分されている動物たちを減らすために、ヨガレッスンの参加費をいのちよが独自の啓発活動やレスキュー活動費として寄付されています。

迷子札で救えるいのちがある。

万が一に備え殺処分を減らすために、飼い主に迷子札をつけて欲しいという思いから、啓蒙活動の一環として1家族1つに限り迷子札プレゼントキャンペーンを実施されております。

迷子札プレゼントキャンペーンは上限数に達し次第終了かと思われますが、ぜひ『いのちよが』のチャリティ活動や迷子札プレゼントキャンペーンをご覧になってみて下さい。

チャリティ活動『いのちよが』をされている英国ゴールデンレトリーバーAnnieちゃんのオーナー様のブログはこちら:citrusのblog。そして、可愛い英国ゴールデンレトリーバーの女の子Annieちゃん↓↓とInstagram

英国ゴールデンレトリーバーAnnieちゃん

英国ゴールデンレトリーバーのAnnieちゃん

犬猫の殺処分を減らすためのチャリティ活動は本当に素晴らしいものです。オーナー様とはG’s Familyを通して知り合いました。そのようなきっかけを作って下さったこと、迷子札のこと、とても有り難く感じております。

 

次に、迷子札と一緒に確認しておきたいのが犬の鑑札について。

犬の鑑札と迷子札。それぞれの役割

犬の鑑札は、行政に犬の登録をした際に発行される犬の個別NOです。飼い主情報と紐づいていますので、もし犬が迷子になり自治体に保護された際に、飼い主情報をすぐに調べることが可能です。(着用義務あり)

犬の鑑札と狂犬病予防注射済票には、犬の個別登録NOが記載されている

犬の鑑札厚生労働省HP 犬の鑑札

一方、迷子札は飼い主が独自に準備するものです。

迷子札に刻印する一般的な内容は、下記3点。

  1. 犬の名前
  2. 飼い主の名前
  3. 飼い主の連絡先(電話番号)
迷子札表面:犬のシルエットと犬の名前を刻印

犬の迷子札

迷子札裏面には、飼い主電話番号が刻印されています

 

鑑札と異なる迷子札の役割は、犬の名前や飼い主の連絡先を記載しておくことで、一般の方に保護された場合、飼い主へ連絡をとる手段となります。

鑑札だけでは、一般の方はその犬の飼い主情報を何も取得できませんので、行政に保護・収容されて初めて連絡が取れる状態になります。迷子札があることによって行政に犬が収容される手前で、愛犬が見つかる・連絡がつく可能性が高まるというわけです。

『いのちよが』キャンペーンで頂いた迷子札は、ステンレス製のため軽くて丈夫。首輪にちょこんと付いている感じが主張しすぎずとても良いです。

犬の迷子札2

小型犬用迷子札と記載がありますが、特別小さすぎると感じることもありません。迷子札のサイズ・重さは、横16mm×縦23mm厚さ1.5mm重量2gです。付属のステンレスリングは、大・小から選択可能でセナにはステンレスリング大を選びました。

迷子札 裏面イメージ

迷子札裏面は最大4行記載、漢字も可能です。同製品のアマゾンレビュー(こちら)を覗くと、住所を刻印されている方もいらっしゃる様です。首輪と合わせてシルバーを選びましたが、ゴールドもとっても素敵です。

鑑札NOや住所など刻印指定可能な迷子札も各ショップで販売されています。素材、形、様々な迷子札があります。

犬の人気迷子札ランキング

販売店によって様々なタイプの迷子札、記載項目が決まっている場合・フルオーダー可能な場合がありますので、ご自身と愛犬に合うものを選んで下さいね。

最後に、1つの動画を共有しこの記事を締めさせて頂きます。

あなたにとって犬は、猫は、どういう存在ですか

私にとって、セナは家族であり、パートナーであって、かけがえのない存在です。セナがいるから頑張れることが多くあり、セナに助けてもらうこと教えてもらうことが沢山あります。そして、いざという時に守れる存在でありたいと、セナが頼れる存在でありたいと思っています。

その大事な家族の命を守る一つの道具が、迷子札です。

『もしも』がやって来ないことを最も望んでいますが、いざという時は突然にやってきます。その時に、大切な命を守れるように、少しずつでも犬の防災グッズの準備を進めているところです。

参考資料:東日本大震災における被災動物対応記録集

 


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2 thoughts on “【犬の迷子札】災害発生時、迷子になった愛犬との再会率を知る[犬の防災対策グッズ]”

  1. ステキに迷子札のこと、いのちよがのこと、Annieのこと紹介して下さってありがとうございます!
    東日本大震災のデータは愛犬を家族として考えている家庭にとっては特に他人事とは思えないデータであると思います。
    Annieもマイクロチップも利用していますが、もしもの場合にはやはり真っ先に目が行くのは迷子札であり、鑑札だと思うのです。
    なので、Annieもいのちよがの迷子札キャンペーンを利用して、迷子札を作成してもらい常時装着しています。
    念のための迷子札カラーとともに( *´艸`)
    犬猫のいのちが人間と同じように尊重され、大事にされる世の中になることを願っています♡

    1. こちらこそ、ありがとうございました!
      Annieちゃんには、マイクロチップに迷子札と迷子札カラーされているんですね!マイクロチップや鑑札・迷子札それぞれ役割があって、情報が多ければその分助かる確率があがりますものね。

      東日本大震災の保護犬再会率データは、迷子札や所有者明示の必要性を教えてくれるものでした。犬猫も人も同じ命。いのちよがの様に、犬猫を尊重する輪が広がっていくことを願っています* ੈ✩‧₊˚

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