犬の血便・粘液便は、典型的な大腸性の下痢[動物病院の通院記録]



粘液性の下痢・血便・嘔吐で動物病院へ。処方内容や粘液便・血便のはなし。

 

2017年11月、ゴールデン・レトリーバー セナ2歳11ヶ月。約7ヶ月ぶりに、嘔吐を伴う本格的な下痢をしました。前回の記事では、4日間の下痢・嘔吐の症状と食事内容についてまとめました。( 嘔吐からはじまり粘液性下痢・血便へ。[犬の下痢対策])

今回の記事は、動物病院での治療内容、獣医師から伺った血便の話などについて書いています。

ゴールデン・レトリーバーセナ2歳11ヶ月

ゴールデン・レトリーバー セナ2歳11ヶ月

 

前回、下痢・嘔吐で動物病院にかかったのは2017年3月末。それから、7ヶ月の間、少しの下痢や軟便は自宅での食事対策で治ってきましたが、今回は食事療法ではどうにもなりませんでした。

最初の体調悪化から4日目に再嘔吐し、動物病院へ。

[犬の下痢・嘔吐]動物病院での診療内容と処方された薬

まず、動物病院ではセナのお腹の音を確認しました。

獣医師の診察によると、お腹の音は食あたりではなさそう。少しキュルルと音がするけど、ほんの少し。つまり、細菌性の下痢の可能性は低いという見立てでした。

4月に下痢嘔吐でかかった時と同様、嘔吐をしているのでまずは注射で症状を抑えることになりました。注射は、抗生物質・抗炎症剤・整腸剤が入っているものを1本。

処方薬は、翌日から飲む内服薬でした。注射・処方箋内容は共に、3月末に下痢嘔吐した時と同じでした。

嘔吐下痢に処方された内服薬3種
  • 抗生物質:ニューキノロン系ノルフロキサシン(半錠・1日2回)
  • 整腸剤:リラダン錠(1日2回)
  • 抗炎症剤:ステロイド剤デキサメタゾン(1日1回朝のみ)

下痢止めの処方ではなく、整腸剤です。

整腸剤の薬名は前回通院時(2017年3月の通院記録)と異なっていますが、薬の主成分は同じです(先発薬は、前回・今回共にブスコパン)。薬の強さとしては、整腸剤よりも強く下痢止めよりも弱く、過剰になっている胃腸の蠕動運動を抑える薬だそうです。

動物病院で犬の下痢・嘔吐に処方された薬

2017年11月22日動物病院での処方薬下痢嘔吐

【動物病院の診察費用】
  • 診察料 500円
  • 皮下注射1本 1,200円
  • 内服薬3種5日分 3,700円  計 5,832円

 

今回の下痢の特徴は、粘液がとても多くて、どろっとした粘液がウンチを覆うように一緒に出てきました。そして、もう一つの症状が鮮血が混じっていたことです。

粘液ウンチと血便。この2つは、犬の大腸性下痢の特徴

動物病院にかかったのは夜でしたので、持参できるウンチはなく、血混じりの粘液性のウンチの写真を獣医師に見てもらいました。

そして、すぐに発した言葉は

『これは結構ひどいね、完全に大腸性の下痢だね。』

 

血便は、大腸の粘膜が傷ついて血が出てる。

でも鮮血だから肛門に近いところ、具体的には肛門から10cmとかそんなところでの出血で、直腸での出血だろう。小腸などの出血はこんな風に鮮血にはならないから。

と。


▼なぜ、血便になってしまうのでしょうか

担当獣医師によると、血便になってしまうのは、大腸へ過剰な刺激が加わった結果、粘膜が傷ついてしまうから。だそうです。

血便の原因は、ストレス、食べ過ぎ、季節性、腸内細菌のバランスの崩れなど。

大腸の粘膜は傷つきやすく、一方で皮膚などと異なり回復を始めれば治りも早いのだとか。

反対に、もし血便が長引くようだとポリープの可能性があるため、今回の治療をしても血便が続く場合は大腸検査も視野に入れた方がいい。と言われました。

血便がではじめたのは、お腹の緩い症状が出た初日の日曜日からでした。症状が悪化した結果、出血をし血便になる。というイメージを持っていましたが、血便が出るときって案外いきなりなんですよね。

今回も、これまでも。

あっ、ウンチ緩い。血もついてる。って感じです。

繰り返しになりますが、血便は過剰な刺激で大腸の壁が傷ついた結果なってしまうことが多いため、腸の動きを抑制してあげること。これが基本的な対処法になってくるようです。

 

そして、今回の下痢のもう一つの特徴は粘液便。


▼粘液性のウンチも大腸性下痢の特徴

腸の内側は、粘膜で覆われています。何らかの刺激や細菌感染によって、大腸や直腸の粘膜細胞か傷つくと粘液が分泌されウンチと一緒に粘液が出てきてしまうそうです。

つまり、粘液便は腸内が傷ついている証拠でもあります。

血便よりもなりやすいイメージがある粘液性のウンチ。セナが1歳過ぎでお腹の調子が長期に渡って悪かった時、よく粘液性のウンチをしていました。粘液性のウンチが悪化すると血便が混じってくるそうです。

今回は粘液も血便も同時に出始めてしまった様に、いきなり悪化することもありますが、粘液が少し出た時は要注意のサイン。消化の悪いものをあげないように気をつけるサインです。

 

動物病院治療後のセナの様子

動物病院で注射を打った後、散歩しながら帰宅。注射は30分程度で効いてくるため、30分経過後に流動食からあげるように、と。

注射を打ってから1時間程度経った頃、チキンスープをあげました。

[食事から1時間後]

この後、更に1時間した時、セナの様子がおかしいな・・・と思っていたらトイレで下痢。

まさか、と思いましたが、動物病院に行く前にウンチをしたいけど出来ない。という様子がありましたので、出しきれていないものが出たのかなと思います。

その後、下痢をすることなく、眠りにつきました。

[注射から5日後]

夜に下痢をしました。一旦治ったのに、また下痢が始まるのかな・・・とかなり心配しました。どうするか考えた結果、動物病院でもらった腸の動きを抑制させる薬ブスコパンのジェネリック薬、そして動物用整腸剤を夕食時に飲ませました。

長引くことなく、翌日からは回復へ。とても安堵しました。

 

下痢と動物病院への通院について

動物病院に行ったりせず、薬がなくても治る下痢も多いものの、今回の下痢には薬が必要だったと思います。動物病院で処方された薬が全て必要なものか、そこには疑問も感じていますが、薬の力を借りなければより悪化したでしょう。

下痢をした場合でも、3日間程度は様子をみて自宅でできる対処法(整腸剤や食事療法)をします。手作り食に変えてからはその間に快方に向かうことがほとんどなので、これでも下痢が続いた場合は ”これはおかしい” 。と、1つの判断基準にしています。

これまでのセナを見ていると、下痢、嘔吐。それぞれの症状だけなら回復も早いですが、下痢と嘔吐が重なると悪化する傾向にあるので、両方の症状が出た時は要注意。頭の片隅には、”動物病院” という文字が浮かびます。

今回は、下痢と嘔吐の両方の症状がありました。その上、血便・粘液便がいつも以上に酷く、体調不良から4日目の嘔吐を見て、これは病院で薬が必要。と思ったのです。

ぼく、今日はもうご飯食べれるよね!

ゴールデン・レトリーバーセナ2歳11ヶ月

ゴールデン・レトリーバーセナ2歳11ヶ月

 

1歳過ぎから2歳すぎまでは、お腹のことでかなり悩みました。毎日良いウンチが出る。これだけでも、とっても嬉しいんです。この嬉しさは半減することなく、辛い時期があったからこそ、本当に1日2回のウンチの度に嬉しさを感じています。

今回も無事に治ってよかったです。

何度経験しても、下痢や体調不良は毎回毎回心配なものですね。

 


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