犬の下痢・軟便 犬の健康

嘔吐からはじまり粘液性下痢・血便へ。[犬の下痢対策]

嘔吐からはじまり粘液性下痢・血便へ。

4日間の症状と下痢をした時の食事内容。

 

2017年11月、ゴールデン・レトリーバー セナ2歳11ヶ月。約7ヶ月ぶりに、嘔吐を伴う本格的な下痢をしました。その時の詳しい記録記事です。

約7ヶ月ぶりの嘔吐を伴う本格的な下痢
ゴールデン・レトリーバーセナ2歳10ヶ月
ゴールデン・レトリーバー セナ2歳11ヶ月

 

最初の嘔吐があった日から良くなるかと思ったところに再度悪化した体調。嘔吐から始まり段々と下痢になっていきました。今回の記事では、体調がアップダウンしていた4日間の症状と食事内容について書いていきたいと思います。

まず、体調を崩した初日の状態について。

【1日目】最初に体調を崩したのは、11月19日(日)の朝でした。

先に起きていた私のところに届いた朝一番の声は『セナが吐いた・・・』と。その後私の目の前でも、もう一度すぐに吐き、朝に計2回嘔吐。昨晩のご飯の形が少しありました。

嘔吐の後、朝にしたウンチは形はしっかりあるものの粘液にどろっと包まれていて、腸の調子が良くないのを感じました。しかも、血が付いている。

食欲も元気もあった為、その日1日は食べ過ぎだけを気をつけて通常通りの食事をあげました。

  • 1日目の食事内容は通常通り

夜にしたウンチは、粘液便で血の付着は変わらずあるものの形はあり、でも、朝よりは若干緩い。という感じでした。

 

【2日目明け方】11月20日(月)夜中に下痢と嘔吐。

前日の19日は朝嘔吐したものの、ウンチには形があるし下痢ではないこともあって、無理をしなければ快方に向かってくれるものと思えました。

しかし、そんなことはなく、セナの体調に変化があったのは20日に日付が変わった夜中。AM3時頃だったと思います、セナの様子がおかしくて、ベッドに乗ってきて身体を寄せてきたり、おすわりをしたり。

トイレにまで連れていったり外に出してみたりしていると、粘液性の軟便をし、その後すぐに嘔吐しました。更にもう一度ウンチをして、今度は形のほぼない下痢。

スッキリした様子でその後は、打って変わってスヤスヤと眠りはじめました

 

【2日目の夕方】11月20日(月) 夕方までの絶食で腸を休める。しかし、下痢が続く

数時間前に嘔吐と下痢をしたばかりなので、朝食は抜き。お昼過ぎに、具材なしのチキンスープをあげましたが、飲まず。1時間半後に試すも、やはり飲まず。

すると、14時頃に血混じりの下痢。うんちの量は少ないです。

この日は何も口にせず、絶食のセナ。腸を休めるのには良いとしても、水分を全く摂取していないのでスープをなんとか飲んで欲しいところ。

迷った結果、夕方頃にくず練りとチキンスープを合わせて、スープ具材のチキンを少し入れて『少し食べる?』と声をかけると、やっと食べてくれました。

犬の下痢対策の葛練り

それでも、夜のウンチは下痢。量は少ないけど、血混じり。かなりしぶって、したいけどなかなか出ない、そんな感じでした。

半日絶食してたものの、なかなかお腹の調子は戻らず。その一方で、夕方以降食欲が戻ってきたので、食事が悩みの種。

2日目の食事内容

  • 夕方まで絶食
  • 夕方あげた葛練りベースの軽食
  • チキンスープ2回
  • 消化の良い食材に絞った1回分の食事

チキンスープ2回に、消化の良い食材に絞って1回分の食事をあげました。(通常は1日3回食) 1日で食べた食事は、通常時の半量位です。

 

【3日目】11月21日(火) この日も、夕方までの絶食で腸を休める。それでも粘液・血便続く

連日食事量が少ないこともあって、この日は食欲旺盛。嘔吐もしていた為、食欲があることは少し安心材料。

とはいっても、胃腸の調子は戻っていないので食事を小分けにしてあげることにしました。

この日の食事は1日5回。

犬の下痢対策のチキンスープ

  • 朝はチキンスープに、消化補助の大根おろし。チキン具材は100gのみ
  • お昼過ぎの食事からチキンスープをベースにグリーントライプを加えて
  • 夜の食事には野草の発酵粉末パウダーも加えて入れて栄養補給

犬の下痢対策のチキンスープ

普段の手作り食にも使っている消化サポート食材

この日の昼間はウンチをしたそうにしなかったので、やっと回復したかなと期待をしていましたが、夜に下痢。

20時頃に粘液性のウンチで形なし。血混じり。粘液の量がとても多く、血も混じってることから、腸が何らかの原因で傷ついて治っていないんだろうと思える便でした。

追い打ちをかける様に症状が悪化した翌日4日目・22日水曜日。

 

【4日目】11月22日(水) 回復かと思ったら、再度下痢・嘔吐

朝のウンチは、なんと形が戻りました。ここで回復への期待が高まりました。朝は食欲もありました。

まだ消化に負担をかけられないと、少なめの食事を用意。チキンスープをベースに葛を加え、グリーントライプや野草の発酵パウダー・大根おろしを入れた消化に良い食事を通常の半分以下の量(チキン100g)であげました。

犬の下痢対策のチキンスープ

前夜と同じ感じの食事です。

しかし、喜びも束の間・・・

朝食後、何だか落ち着きがなくお腹がギュルルとなったりゲップをしたりしていました。

  • 朝9時:下痢
  • 昼12時:嘔吐、その後すぐ下痢。

出すものを出したあとは、寝始めました。ぐったりという感じです。

最初の嘔吐から4日目の22日水曜日、再度嘔吐するとは思っていませんでした。今朝ウンチが固まってきて、あとはゆっくり回復してくれればと思っていた矢先のことでした。

朝の食事を嘔吐後は、夜20時過ぎまで絶食です。(この日の夜動物病院へ)

 

原因分からずも、何かが違った初冬の下痢

7ヶ月ぶりの本格的な下痢。と書きましたが、2歳4ヶ月から2歳11ヶ月までのこの7ヶ月間全くお腹が緩くならなかったわけではありません。お腹を壊した回数は少ないものの、下痢に近いウンチをしたり、軟便をすることもごくたまにありました。

そんな時は、1食抜いたり、シンプルなチキンスープで(トライプや野草パウダーも入れない)半日〜1日程度過ごして胃腸を休めたりすれば、悪化することなく治ってきました。病院に行くことなく、薬も飲むことなく、回復できたのです。

しかし、今回は違いました。

まさかの再嘔吐。最初に具合が悪くなってから、4日後に再嘔吐はいつもの感じとは違います。

食事を充分に取れない中これ以上長引くと体力も消化力も落ちて、回復までに更に時間がかかる恐れがあると考え動物病院に連れて行くことにしました。

下痢が治らず、動物病院に行きました

ゴールデン・レトリーバーセナ2歳10ヶ月

症状が出始めた1日目、食欲があったのとまだ下痢でなかったという理由で通常通りの食事をあげました。もしかしたら、吐いた初日の食事をもう少し軽くしていたら、ここまで悪化しなかったのかも、と思います。

でも、そんな単純なことではなくて、今回長引き方を改めて振り返ると全く違う原因だったのかもしれません。

時には、嘔吐だけで済みお腹を壊すこともなくケロっとしてることもあるのでその度に食事を抜いても・・・と思うところもあります。嘔吐や下痢の多くは何が原因なのか明確にはわからず、食事の判断はいつも難しいです。

動物病院での治療内容、獣医師から伺った血便や粘液便の話。については、犬の血便・粘液便は、典型的な大腸性の下痢[動物病院の通院記録]の記事にて。


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