[犬の感染症予防:フィラリア症]症状・投薬時期・薬の種類のまとめ



犬の感染症:フィラリア症とは
予防のための定期的な投薬についてのまとめ記事です

フィラリア感染

フィラリア症は、一言で言えば蚊が媒介する感染症です。投薬で100%予防できると言われる一方で、一度かかってしまうと一生治療を続ける必要があるフィラリア症(手術をしない限り)。

投薬期間は、動物病院/獣医師の指示により多少の差はあるかもしれませんが、最長で4月〜12月、最も多いのは5月/ 6月〜12月の投薬期間です。

フィラリア投薬期間

毎年、蚊が発生する時期を挟む様に4月〜12月を目処に投薬するフィラリア駆除&予防薬。幼虫の駆除剤という役目があり、成虫にさせないことから予防薬といわれています。

フィラリアってどんな病気なの?

蚊を媒介し、犬の心臓や肺動脈に寄生する寄生虫が起こす病気です。

フィラリア感染
from メルリアジャパン株式会社

フィラリアは肺動脈や心臓に寄生するのが特徴で、糸状の寄生虫。成長すると長さ30センチにもなります。

フィラリア 症状
from メルリアジャパン株式会社

 

▼1度フィラリアに感染すると、手術しない限り駆除はできません
一旦フィラリアが犬の心臓などに寄生してしまうと、投薬では寄生虫を殺すことができません。フィラリアは心臓や肺動脈など犬の命に直接関わる部分に寄生しますので、フィラリア駆除手術はリスクが高く、比較的費用も高くなります。

▼ですが、投薬でほぼ100%感染予防できるのがフィラリア。
フィラリア駆除薬&予防薬を使えば、フィラリアの幼虫が万が一体内に入っても成虫になる前に駆除ができます。そのため、飼い主が自分の犬にフィラリア予防薬を投薬していればほぼ100%防げる感染症といわれています。

▼フィラリアの感染経路は?
フィラリアに感染している動物の血液を吸った蚊が、まだフィラリアに感染していない犬猫の血液を吸う時に、フィラリアの幼虫が血液と一緒に犬猫の体内に入り込んでしまいます。

▼予防は月1回の投薬でOK。
月1回フィラリア駆除薬&予防薬を与えるだけで、フィラリア感染を防ぐことができます。チュラブルタイプ(おやつタイプ)でも、スポットオンタイプ(身体にたらすタイプ)でも同様に月1回です。

▼フィラリア予防薬の投薬は簡単ですが、絶対に毎月する!
月1回の投薬と、フィラリア予防薬はとても簡単なものですが、1度でも忘れてしまうとその間にフィラリアが心臓や肺動脈に寄生してしまう可能性は充分にあります。

フィラリア予防薬の投薬は毎月1日にあげる、月末にあげる、誕生日の日にあげるなど、忘れないようにすることがとても大切です。

フィラリア予防薬の投薬は、フィラリアに感染していないことが前提。

子犬が最初に春を迎えて、フィラリアを投薬することになった場合は、動物病院でフィラリア予防薬を購入しましょう。また、成犬の場合でも前年度フィラリアをあげ忘れた月がある・・・などの場合は、動物病院でその旨を伝え検査・投薬を行います。

▼フィラリアに感染しているのに、予防薬を与えると・・・

犬がフィラリアに感染しているにも関わらず、フィラリア予防薬を投薬してしまうと最悪の場合、死に至ることがあります。フィラリア予防薬&駆除薬として、毎月投薬するフィラリア薬の駆除対象は、幼虫です。成虫には効果がありません。

そのため、フィラリア感染の疑いがある場合は、必ずフィラリア検査が必要です。

日本での販売高No.1 フィラリア予防薬・カルドメック

2015年、ゴールデン・レトリーバー セナに生後6ヶ月頃から動物病院で購入していたのは、カルドメックのフィラリア薬です。身体に垂らすタイプではなく、おやつのように食べるチュアブルタイプのフィラリア予防薬です。

▼フィラリア予防薬の種類 :カルドメック チュアブルP272
カルドメック チュアブルP272 フィラリア

犬の体重によってフィラリア症予防薬の投薬量が異なります。かかりつけの動物病院におけるカルドメック購入金額は、大型犬用(22.6kg以上)1個分につき2,000円でした。カルドメック1箱は、6個入りで12,000円です。

▼フィラリア薬で最も定評のあるメリアル社

カルドメック チュアブルは、メリアル・ジャパン株式会社(こちら )が輸入をしています。海外市場向けは、『ハートガードプラス(HeartGardPlus)』という商品名で販売されています。カルドメックとハートガードは、ともにメリアル社が製造販売元のフィラリア予防薬です。

カルドメック ハートガード メリアル社 from MERIAL USA

日本での製品名称は “カルドメック チュアブル” 、海外での製品名称は “ハートガードプラス(HeartGardPlus)”。

ハートガードプラスは、日本で販売の『カルドメック チュアブルP』と成分、メーカー、使用方法もすべて同一 Merial(メリアル)社製!と動物医薬品販売サイトに記載があります。(こちら)

メリアル社は米国の製薬メーカーであるメルク社とフランスの製薬・農薬メーカーだったローヌ・プーラン社(後合併によりアベンティス社)の出資によりジョイントベンチャーとして1997年に設立。2009年9月サノフィ・アベンティス社の完全子会社となる。

 

参考までに、海外市場向けフィラリア予防・駆除薬

メリアル・ジャパンが販売している日本市場向け『カルドメック』、海外市場向け『ハートガードプラス(HeartGardPlus)』ともに通販で購入することが可能です。

海外用 フィラリア予防薬のハートガードブラス

ハートガードプラス フィラリア予防薬

カルドメックと同じフィラリア予防薬体重別参考価格一覧
体重 製品名 1箱(6コ) 2箱(12コ) 3箱(18コ)
12kg未満 ハートガードプラス(HeartGardPlus)12kg未満 ¥2824($25.65) ¥5395($49.00) ¥7707($70.00)
12kg~23kg ハートガードプラス(HeartGardPlus)12kg~23kg用 ¥3748($34.04) ¥6804($61.80) ¥9469($86.00)
23kg~46kg ハートガードプラス(HeartGardPlus)23kg~46kg用 ¥3028($27.50) ¥5963($54.16) ¥8368($76.00)

*円表示価格は$円レートによって変動します

カルドメック チュアブルP272 フィラリア予防薬
子犬への投薬は必ず医師の診断の元に行う必要があります。また、前年度フィラリア駆除&予防薬の投薬忘れがあり、フィラリア感染の疑いがある場合は、投薬前にフィラリア感染しているかどうかの検査が必要です。その為、フィラリア予防薬は、要指示薬に指定されています。

動物医薬品の通販について

大前提として、犬の健康状態について何かしらの不安がある時は、医薬品は動物病院で診察を受けた上で購入するのが安全です。

ただ、個人的には、犬の医薬品や医療について、手に入る情報が少なすぎると感じています。特定の動物病院・獣医師というフィルターを通して得る情報は、客観的ではない場合や充分な情報量でない場合もあります。

人の薬を選ぶ時を考えてみると、『どのような薬かはよく分からないけど、予防になるから』といった理由だけで、薬を摂取することは少なくなってきています。しかし、犬の薬については処方された薬の名前もわからないということも少なからずあります。

動物医薬品を取り扱うサイトには薬の詳しい情報や、実際に購入して使用した方達のレビューも掲載されているので、ためになる場合も多いにあります。動物医薬品を実際に通販で購入するかは別として、知っておいて損はないかなと思います。

参考:フィラリア薬の比較サイト

フィラリア予防薬どれがいい

『ハートガードプラス(HeartGardPlus)』『レボリューション(Revolution)』『インターセプタースペクトラム(Interceptor Spectrum) 』をはじめとした、定評のあるフィラリア駆除&予防薬を比較しているサイトがあります。ペット医薬品専門店なので、とてもわかりやすいです。どんな薬を犬にあげているのか、知る手掛かりにもなります。

 


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