ゴールデン・レトリーバー子犬のための具体的なハウス準備
最も初めに考える大事な子犬グッズの一つが、ハウス。ブリーダーさんやペットショップから引き取ったばかりの子犬は、不安でいっぱい。環境の変化で不安や体調の変化を起こしてしまいやすいので、わんちゃんが安心してくつろげるハウスを用意してあげることが、迎える準備として最も大事です。
生後60日などの子犬で家族にお迎えしたとしても、あっという間にゴールデン・レトリーバーは大きくなってしまいます。できるだけ買い替えずに、良いものを長く使っていきたいと思い、基本的には子犬のときから成犬用サイズのものを選ぶ様にしていました。
店舗型ペットショップでは、大型犬用グッズの取り扱いが非常に少ないのでほぼ全部と言って良いくらい通販で大型犬グッズを揃えました。
では、どのようなハウスをゴールデン・レトリーバーの子犬に用意してあげたらよいでしょうか。
どんなサークル・ケージなどのハウスがあるのか、一挙にみれます
犬のハウスは主に4種類
-
上部が開いているサークル型
-
トレー付きのワイヤーケージ型
-
バリケン・キャリーケージ型
-
ソフトクレート型
ゴールデン・レトリーバー セナは、子犬の時からサークル型とソフトクレート型を組み合わせてハウスを使っています。
犬のハウスの種類を一つずつ確認していきたいと思います。1つ目はサークル型です。
小型犬〜大型犬まで、基本的にハウスの選び方は同じです。
床と天井がなく、囲われている形がサークル型。木製タイプのサークルをセナに、選びました。
▼セナに選んだ木製サークル
インテリアに馴染むサークルが欲しくて辿り着いたのが木製のサークル。この大きなサークルの存在感が少しでも感じないように、と色はアイボリーを選択。
ウッドサークルの詳細と、ウッドサークルを1年使った感想のまとめ記事は↓こちら
ハウスには、サークルとバリケンなどの両方を用意するように推奨されることの方が多いですね。
▼サークルのみのハウスがオススメされない主な理由
なぜ、サークルのみのハウスでは、足りないのでしょうか。
第1には、犬がクレートやケージなどの囲いのあるハウスに慣れていないと、移動の時に抵抗をしてしまう可能性が高くなります。動物病院に行く時や、車に乗る時、長距離移動する時に犬をケージ入れる必要があることを考えると、サークル型だけでなく、クレート・ケージとの併用が良いと考えられています。
また、東日本大震災等のように大規模災害があった時に、ケージ型のハウスに全く入ったことのない犬はとてもストレスを抱えてしまいます。全くクレートトレーニングを受けたことのない犬は、バリケンやケージに入りたがらない。入っても、非常にストレスを感じてしまった。などの報告があった様です。
近年は災害が多くなっていますので、万が一のためにも、移動でき・四方が囲われているバリケン・ケージ・クレートなどに慣らしておくのが犬の安全につながると考えられています。
子犬の手が届けば、逃げるのは簡単!
高さは飛び越えられないものを選んで
2つ目のハウスの種類は、ワイヤーケージ型です。
ペットショップやブリーダーで販売していることが多いのは、ワイヤーケージです。ゴールデン・レトリーバー セナが生まれたブリーダー、プレジールケンネルでもワイヤーケージを使用していました。
トイレトレーが付いていることも多いため、トイレをケージ内でしてしまっても、片付けが楽なのがメリットの1つです。トイレをハウス以外ですることを覚えさせるためにはトイレは別に用意する必要があります。
▼トレー付きワイヤーケージ・大型犬サイズ
種類 | 大きさ | 犬種目安 |
---|---|---|
トムクレイト 6000 |
約76.5×124.5×84(H)cm | 超大型犬 |
トムクレイト 5000 |
約71.5×109.5×79(H)cm | 大型犬 |
トムクレイト 4000 |
約58.5×95.5×65(H)cm | 中型犬〜大型犬 |
トムクレイト 3000 |
約50×80.5×56(H)cm | 中型犬 |
超大型犬サイズ(6000サイズ)で19,000円程度の価格ですから、大型犬用ワイヤーケージではお手頃価格といえるでしょう。
▼ブリーダーで選ばれるプロ業務用ワイヤーケージ
セナのお里であるゴールデン・レトリーバーのブリーダーでも使用しており、子犬お迎えのときに便利ですよ、と勧められたワイヤーケージ。
頑丈さを重視するなら、断然プロ用。
広い面に扉があるタイプ サイドオープン型LL
プロ用ワイヤーケージには、スチール製とステンレス製があり、お値段は倍位違います。ステンレス製の方が、スチール製に比べて錆びにくいという特徴があります。
スチール(steel):鋼。鉄を主成分とした合金。
ステンレス(stainless steel):鉄にクロムを加えた錆びにくい合金。
Lサイズ:55cm×74cm×H65cm
Lサイズは中型犬成犬サイズ
LLサイズ:63.5cm×91.5cm×H74cm[大型犬成犬サイズ]
LLが一般的に大型犬成犬に使われるハウスサイズ
材質 | 開きタイプ | 参考価格 |
---|---|---|
スチール | フロントオープン型LL |
¥26000 |
サイドオープン型LL |
¥26000 | |
ステンレス | フロントオープンLL |
¥106000 |
サイドオープンLL |
¥106000 |
通常は広い面か狭い面のどちらかしかケージが開かない様になっていますが、Wドアタイプというのもあります。ただし、サイズは3Lのみ。LLサイズより一回り大きなサイズです。
3LサイズWドア:66cm×105cm×H98cm
超大型犬向きのケージサイズ・両面扉開きタイプ
材質 | 開きタイプ | 実勢価格 | 在庫 |
---|---|---|---|
スチール | ダブルドアタイプ3L |
¥37000 | ◯ |
足元のスノコ、受皿ともに取り出し可能。犬がケージに入ったままで、受皿がスムーズに取り出せるので、もしパピーちゃんがハウスの中で粗相をしてしまってもお掃除がしやすそうです。
販売元は、業務用品を取り扱っている会社。ブリーダーさんやペットホテルなどのお仕事にされている方たちに選ばれているケージは、安心感がありますし、細かいところに配慮がされているケージだなと感じます。
3つ目のハウスの種類は、バリケンネルです。
ワイヤーケージと同じくらいハウスとして頻繁に使われているのが、バリケンネルです。海外・国内ともに飛行機に犬を乗せる場合には、バリケンネルが必要です。
▼人気のバリケンネル1[ペットメイト]◎海外空輸対応
アメリカのペットメイト社のバリケンネル。海外空輸対応バリケンネル。
サイズによって日本で購入できるバリケンネルのカラーが異なります。
サイズ | 体重/犬種目安 | バリケン外寸 | 参考価格(税込) |
---|---|---|---|
カラーバリケンウルトラML |
~22.5kg/ウェスティー・コーギー・柴犬・シェルティ・ボーダーコリー | W57×D81×H61 | 13035円 |
カラーバリケンウルトラL |
~31.5kg/ゴールデンレトリバー・ラブラドールレトリバー・ダルメシアン | W63×D91×H69 | 14850円 |
カラーバリケンウルトラXL |
~40.5kg/ゴールデンレトリバー・フラットコーデット | W68.5×D101.5×H76 | 16902円 |
バリケンネル ジャイアント |
~56.25kg/グレートデーン・バーニーズ・スタンダードプードル | W81.5×D122.0×H89 | 42984円 |
国際航空輸送で最も実績のあるペットキャリー。通気穴は、IATA(国際航空輸送協会)と、USDA(米国農務省)の基準に準じています。
IATA基準とは・・・国際航空運送協会が国際線で貨物などを運搬する際に、梱包形態や輸送状況を定めた一定の基準のこと
▼人気のバリケンネル2[リッチェル]◎海外空輸対応
リッチェルは日本のプラスチックメーカー。こちらも海外空輸対応バリケンネル。IATA基準を満たしています。
Lサイズ: 46.5×66.5×51H(cm)
中型犬成犬向きサイズ・体重20kgが上限
リッチェルLサイズの概要 | |
---|---|
バリケン外寸 | 46.5×66.5×51H(cm) |
対象 | 中型犬 体重20kg以下 |
参考価格(税込) | ¥12960(税込) |
カラー | ブラウン |
ピンク | |
販売店 | ブラウン:楽天市場店 |
ブラウン:Amazon販売店 |
XLサイズ:62×87×65H(cm) [大型犬成犬サイズ]
大型犬成犬向きサイズ・体重40kgが上限
リッチェルXLサイズの概要 | |
---|---|
バリケン外寸 | 62×87×65H(cm) |
対象 | 大型犬 体重40kg以下 |
参考価格 | ¥23760(税込) |
カラー | ブラウン |
ピンク | |
販売店 | ブラウン:楽天市場店 |
ブラウン:Amazon販売店 |
両側に持ち手がついていたり、キャスター付き、シートベルトを固定するフック付きなどと細かい配慮がされているバリケンネルです。
▼人気のバリケンネル3[アイリスオーヤマ]◎海外空輸対応
アイリスオーヤマから、海外空輸対応のバリケンネル。
リッチェルとアイリスオーヤマのバリケンネルの仕様は、比較的似ています。
中型犬サイズ:W47×D67×H51.0cm
大型犬サイズ:W62×D87×H65.5cm
飛行機移動が予想される場合は、いつも使っているケージで犬が安心して移動できる様に日頃から配慮してあげると良いですね。
4つ目のハウスの種類は、ソフトクレート型です。
ソフトクレートは、日本では少数派ですが大型犬には比較的選ばれているハウスです。特にインドアでもアウトドアでも使いやすいソフトクレートは、犬と一緒にお出かけを視野に入れた方に選ばれている様です。
▼セナに選んだソフトクレート[ファーストラックス]
ファーストラックスのソフクレートn2です。ゴールデン・レトリーバー セナには、ソフクレートのXLサイズを使っています。
山中湖のWoof(ワフ)に宿泊した時
ハウスとして、ソフクレートを持参
山中湖ドッグリゾートWoofに宿泊した時の記事はこちら
犬種目安 | クレートの大きさ | 価格 | 最安値1 | 最安値2 |
---|---|---|---|---|
中型犬 | Lサイズ:53×76×58cm | ¥13800 | Amazon販売店 |
楽天市場店 |
大型犬 | XLサイズ:61×90×68cm | ¥17250 | Amazon販売店 |
楽天市場販売店 |
大型犬〜超大型犬 | XXLサイズ:72×107×79cm | ¥19000 | Amazon販売店 |
楽天市場店 |
ソフクレートをたたむとこんなに小さくなります
▼1500件超のレビュー 評価★★★★4つ
日本では屋外用とだけと表記されている販売サイトもあるようです。しかし、日本よりずっとソフトクレート使用者の多い海外では Indoor/Outdoor と明記があります。
また、強化メッシュではありますが、犬が本気でひっかけば破れてしまうことがあります。その点、バリケンネルはプラスチックですので、より頑丈なものを・・・という場合はバリケンネルなどが良いでしょう。
側面がメッシュ・開口部が上と横2つありますので、通気性が良いのが特徴です。折りたためて持ち運びできること、底部に防水加工されていることなどを考えて選びました。完全に閉じることができるので、アウトドアでは虫などから守ることができます。
見た目のデザインも、ザ・ケージという感じがしなくて好きです。大型犬ハウスはお値段が張るものが多いですが、定価よりも低く販売されていることが多いです。現時点では、セナに選んだソフトクレートタイプは10,000円以下で購入できます。
子犬の頃は、おしっこもうんちも頻繁です。サークルの中にトイレを設置して、ハウスと自由に行き来できるようにすると、トイレを早く覚えることができま。
▼子犬の時は、ハウス掃除が少し大変・・・
ワイヤーケージタイプ内では粗相をしてしまっても、主にトレイを掃除すれば良いのですが、他のハウスタイプは掃除が少々大変かもしれません。どうしてもハウス内でトイレをしてしまうと、子犬までおしっこ・うんちで汚れてしまうことになります。
▼目的別でハウスを選んでもGOOD◎
- 飛行機での移動がある:エアトラベルキャリー大型犬用
- キャンプ、アウトドア、旅行に行きたい:ソフ クレート 大型犬用
- 掃除の実用性重視:ワイヤーケージ大型犬用
一緒におでかけしたいか、旅行をしたいかなど、どんな風に犬と過ごしたいかで選ぶケージも変わってきますね。
自宅では、ゴールデン・レトリーバーの子犬を迎えるにあたって、まずはクレートとサークルを隣接させたハウスを用意しました。
大型犬子犬のために、準備したハウスグッズ一覧
準備した項目 | 具体的なグッズ |
---|---|
木製のサークル | 大型犬木製インテリアサークル |
ソフトタイプのハウス | ソフ クレートn2 XLサイズ |
メッシュタイプのトイレトレー | ボンビしつけるトレー XL |
大型犬子犬用の食器 | Sainome (Mサイズダブル・ブラック) |
トイレシート | デオシート 超吸収・強力消臭パワー ワイドタイプ |
▼120cm四方のサークルを選択。理想は180cm。
120センチ四方のサークルは、トイレなどを入れずに子犬の居場所として使用するなら、充分な広さだと思います。セナに選んだ木製サークルはパーツを足して、180センチの幅にすることもできるので、子犬の成長に合わせて臨機応変に対応できるのが良い点です。

from 木製サークル
スペースが許せば、180センチ幅のサークルの方が、トイレとクレート(ハウス)を離すことができ、犬にとってはより快適でトイレの覚えも早くなると思います。サークルが狭いと、子犬の頃は自分でしたおしっこ・ウンチを踏んでしまう確率が高いので、掃除が大変という点もあります。
-
ゴールデン・レトリーバー セナ1歳の時、サークルの様子はこちら↓
参考:ハウスの選び方
この記事を読んだ人に読まれています