【簡単】犬臭・おしっこ臭を消す!
消臭スプレーの作り方
犬を家族にすると気になってくるのが、その臭い。特に子犬の頃はおしっこ・うんちのトイレの失敗も多いので、臭いが気になるものです。成犬になっても、トイレトレーからのおしっこ臭などで悩まされることもあります。
市販でも様々な犬用消臭スプレーが出ていますが、気になるのは消臭スプレーの安全性。
犬ですから舐めてしまうこともあります。
市販の消臭スプレーは舐めても大丈夫なのでしょうか?
中には塩素系の材料を使っている商品もあり、舐めてしまったら怖いですよね。
自分で作れば、消臭スプレーに使う材料そのものを吟味できます。
しかし、難しいことは一切ありません。
家庭で手作りできる安全な犬の消臭スプレーで使う基本の材料はエコ洗剤ともいわれる「クエン酸」と「重曹」だけです。
クエン酸も重曹も食品グレードを使用することで、ワンちゃんがもし舐めてしまっても大丈夫な消臭スプレーを作ることができるんです!
愛犬に安全な消臭スプレーを作ろう!
消臭スプレー作りに必要なのはクエン酸と重曹だけ!
と書きましたが、ではどんな臭いの時にクエン酸を使うのでしょうか?
重曹を使うのはどのような臭いに対してなのでしょうか?
まずは、クエン酸と重曹のエコ洗剤の違いを知っておくと今後も楽に消臭スプレーの使い分けができると思います。
目次
「クエン酸」と「重曹」は犬のどんな臭いに有効なの?
クエン酸と重曹は、それぞれ得意とする消臭分野が異なります。
安全な消臭スプレーの基本材料
クエン酸と重曹
クエン酸と重曹の使い分け
クエン酸 | 重曹 | |
---|---|---|
性質 | 酸性 | 弱アルカリ性 |
得意な消臭対象 | おしっこ臭・アンモニア臭(アルカリ性) | 犬動物臭・皮脂(弱酸性) |
安全性 | 食用グレードのクエン酸を使うこと | 食用グレードの重曹を使うこと |
代替品 | 酢 | --- |
クエン酸は酸性であり重曹はアルカリ性という大きな違いから、得意な消臭が異なります。
使い分け
・犬の臭い全般には重曹
・犬のおしっこ臭にはクエン酸
犬臭さや犬の皮脂など犬の臭い全般には重曹が活躍します。
おしっこ臭はクエン酸。おしっこ以外は、重曹を使う!と覚えると簡単です。
では、消臭スプレーの材料と作り方を具体的に確認していきましょう。
まずはクエン酸を使った消臭スプレーからです。
【クエン酸】犬のおしっこ臭を消す!
手作り消臭スプレーの作り方
クエン酸を使った消臭スプレーがあれば、おしっこを失敗してしまった部分の拭き取りなどに大変重宝します。トイレトレーニングが完成するまで、そして介護が必要になったワンちゃんが快適に過ごせる様に安全なクエン酸消臭スプレーを作っていきましょう。
クエン酸消臭スプレーの作り方
おしっこ臭を消す、消臭スプレーの材料
- 水 500ml
- クエン酸 大さじ1
※クエン酸は、酢大さじ1でも代用可能
クエン酸は酸性なので、おしっこの成分であるアンモニア(アルカリ性)を中和し臭いを消し去ることができます。同じく酢の成分酢酸も酸性で、おしっこを中和することが可能です。クエン酸でもお酢でも良いのですが、お酢は成分が揮発するのでツーンとした臭いが人によっては少々きつく感じるかもしれません。
あとはお好みでエッセンシャルオイルをたらすと爽やかになります。
おすすめのエッセンシャルオイル・ペパーミント
・ひば
・ティートリー
・ラベンダー
・オレンジ
用量:500mlに対して2~3滴
精油を入れる場合は、ワンちゃんが嫌がらない香りを選んであげてください。
舐めても安心食品グレードのクエン酸
クエン酸は100円均一やスーパーなどで手軽に手に入りますが、犬がもし舐めてしまっても大丈夫なように食品グレードのクエン酸を選ぶのがおすすめです。
クエン酸は掃除や洗濯の柔軟剤代わりだけでなく、疲れた時に摂取することもできます(※注:人)。実は優れもののクエン酸。おすすめの食品グレードクエン酸はさらっとしており粒が小さめのため、水でも溶けやすくクエン酸水を作りやすいです。
では、次は、重曹で作る消臭スプレーです。
【重曹】犬全般臭に!手作り消臭スプレーの簡単レシピ
クエン酸はおしっこなどのアンモニア臭の消臭が得意でした。アルカリ性の重曹が得意なのは、皮脂よごれ(酸性)。たとえばお部屋が犬臭いかも、そんな風に思う時のあの臭いには重曹を使いましょう。
犬の臭いを消す、消臭スプレーの材料
- ぬるま湯:500ml
- 重曹:大さじ1
ぬるま湯などで重曹をしっかり溶かします。
クエン酸同様好みでエッセンシャルオイルを数滴加えても。
舐めても安心食品グレードの重曹
重曹も100円均一などで簡単に手に入りますが、ワンちゃんが舐めてしまった場合の安全面を考えて食品グレードがおすすめです。
メモ
食品グレードの重曹であれば、掃除だけでなく料理もこれ1袋で使用できます。重曹は、ベーキングパウダーの代用で使うこともあります(重曹は多いと苦くなるので分量には注意しないといけませんが) 。パンケーキや揚げ物のときに少しプラスすると、ジューシーに仕上がりやすいです。
このように重曹やクエン酸は犬の消臭だけでなく、人間のトイレ掃除や普段の掃除にも幅広く使うことができます。食品グレードであってもお値段が大きく異なりませんので、ワンちゃんの安全面を考慮して是非食品グレードを選んであげてください。
手作り消臭スプレーの注意点
手作り消臭スプレーは、安全な材料で簡単に作れるのが良いですよね。
愛犬がいるご家庭のための消臭スプレー作りでは、注意点が2つほどあります。
1つ目は作る際の注意点。
注意すべきこと 1
クエン酸での消臭スプレー作りにおける注意点は、しっかり溶かすこと。
基本的なことなのですが、しっかり溶けていないとスプレーボトルが詰まってしまいすぐに壊れてしまいます。
水で溶けにくい場合はぬるま湯などを使用しましょう。
2つ目の注意点は、保存期間です。
注意すべきこと 2
簡単に家庭で手作りできる消臭スプレーですが、保存料が入っていないので長期間の保存はおすすめできません。
絶対ではないのですが、消臭スプレーの使用期限は約2週間程度です。
手作り消臭スプレーが腐る。というのは意外に感じるかもしれませんが、例えば手作り化粧水などを考えてみると『冷蔵庫に保存して1週間程度で使い切る』ことが推奨されます。
お肌につけない分手作りスプレーの腐敗が進んでいるかどうか敏感になりにくいのですが、手作りスプレーの類は消臭スプレーであっても化粧水であっても長期保存のきかないものだと思っていた方が良いでしょう。
スプレーをした床などを愛犬が舐める可能性、床に直接横になっている時に接触する可能性もありますので、保存期間には気を配りたいところです。
腐りにくくするために、浄水器の水ではなく水道水を使いましょう
市販でおすすめの消臭スプレー
自宅で作れる手作りの消臭スプレーは簡単につくれて、安全性も高い。経済的にも嬉しい。
ただ時には、より強力な消臭剤が欲しいと思うこともあります。
例えば、特にお留守番中に犬がしたおしっこやウンチ、お腹を壊している時のウンチの臭いにはもっと消臭効果が欲しいなぁと思ってました。
そこで手に取ったのが、スプレー後に犬が舐めても大丈夫というオレンジエックスです。(※原液ではなく)
わんちゃんの気になる臭いの
消臭に天然オレンジオイル
セナのお里のブリーダーさんでもおすすめされました。
ブリーダーさんの犬舎でも実際にケージ掃除や、部屋の消臭に使っているそうです。
オレンジエックスはスプレーボトルで薄めて使うので思いの外長持ちしています。
オレンジエックス情報
アンモニア臭への消臭効果も認められておりファンも多いオレンジエックス。
オレンジの香りがほんのり残るのがまた気持ちがいいです。
普段は手作り消臭スプレーで充分です。
時には市販の消臭スプレーに頼りながら、上手にいいとこ取りしていけたらなと思います。
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