ドッグフードの変遷記録 犬の下痢・軟便

【ヒルズを3種類試した結果】犬の下痢・軟便を治したのは「ヒルズのw/dドッグフード」でした

【ヒルズを3種類試した結果】
犬の下痢・軟便を治したのは
「ヒルズのw/dドッグフード」でした

ゴールデン・レトリーバーセナ生後5ヶ月

ゴールデン・レトリーバー セナが生後5ヶ月の子犬の頃、下痢が続いていました。検便をしても問題ないく、原因が分からず続く下痢と軟便にとても困っていました。動物病院の医師は抗生物質からの影響を否定しましたが、タイミング的にも下痢の原因は散歩中に他犬にマズルを噛まれた後の抗生物質投与によって腸内環境が乱れてしまったからだろうと推測していました。

結局、それまで通っていた動物病院の治療ではセナの下痢が治りきることはなく動物病院を変えることにしました。まだ生後5ヶ月の子犬です。勿論子犬でも、若い子でも、シニア犬でも下痢が治らないのは放っておくことができないことですが、特に子犬の下痢は成長そのものに関わる可能性もあるので悠長に構えていられませんでした。

この下痢を治すために、新しい動物病院で動物病院の療法食であるヒルズドッグフードを3種類試すことになりました。結論を先に書くと、タイトルにもあるように「ヒルズのw/dドッグフード」で下痢が止まってくれたわけですが、どのヒルズドッグフードを食べてどういう反応をしたのか、なぜ「ヒルズのw/dドッグフード」で下痢が止まったのかなどについて動物病院の担当従医師の意見と自分の考察からまとめました。

 

ヒルズのドッグフードと一言にいっても種類が豊富にあります。

そこで、まずはヒルズのドッグフードについてみていきたいと思います。

 
 

ヒルズドッグフードの3シリーズ

全3シリーズ

ヒルズのドッグフード

ヒルズのドッグフードは、3シリーズあります。

  1. サイエンスダイエット
  2. サイエンスダイエット・プロ
  3. プリスクリプション・ダイエット【試したのはこのシリーズ】

このうち今回下痢治療のためにセナに食べさせたのは「プリスクリプション・ダイエットシリーズ」です。(1)(2)のサイエンスダイエット・サイエンスダイエットプロは一般的なドッグフードですが、(3)「プリスクリプション・ダイエットシリーズ」は療法食とも呼ばれるフードで各病気や疾病に合わせて展開されているのが特徴です。

ヒルズの療法食

ヒルズのドッグフードwdとrd

ヒルズのプリスクリプション・ダイエット(療法食)は症状に合わせて17種類のラインナップがあり、例えば、がん治療・ストルバイト尿石・腎臓病・肝臓・糖尿病といったようにそれぞれの疾病に合わせたドッグフードがあります。

ヒルズドッグフード療法食一覧

 

下痢を治すために食べたヒルズ療法食3種類

17種類ものドッグフードの種類がある中、セナの下痢を治すために試すことになったフードの種類は、i/d(アイディー)、r/d(アールディ)、w/d(ダブリューディー)の3種類です。

  1. セナが最初の動物病院で処方されたヒルズ療法食:プリスクリプション・ダイエット 療法食 i/d 缶【消化器病用】
  2. 動物病院を変えて高食物繊維で下痢がよくなるよといわれたヒルズ療法食:r/d(アールディー)ドライフード【体重減量用】
  3. 下痢にはr/dよりもw/dがいいと勧めれらたヒルズ療法食:w/d(ダブリューディー)ドライフード【肥満・糖尿病・消化器病用】

i/d(アイディー)、r/d(アールディ)の順に試し、『下痢にはこれが一番いい』と最終的に勧められたのがw/d(ダブリューディー)でした。

最初に勧められたヒルズ療法食i/d缶

ヒルズのプリスクリプションダイエット 療法食 id 缶

動物病院を変える前に勧められたのがi/d缶。ヒルズ療法食の中で消化器症状というとまず第一候補がこのi/d缶です。

i/d缶は消化器負担をやわらげるために低脂肪になっています。

プリスクリプション・ダイエット 療法食 i/d 缶
一時的にヒルズの療法食(id)へ変えます。下痢止めでも治らない下痢・軟便の治療。

 

2番目に勧められたヒルズ療法食r/dドッグフード

ヒルズプリスクリプション RDドッグフード

動物病院を変えてから勧められたのは消化器症状用のi/d缶ではなくヒルズドッグフードのr/d(アールディ)でした。

現在のニュートロドッグフードに加えたら見事に下痢・軟便が良くなりました。

驚くくらい、見事に!

r/d(アールディー)ドライフード
下痢を治すために動物病院を変える。ヒルズ療法食の種類をr/dに変えて、異なるアプローチ。

それまで悩んでいた下痢が、良いウンチになるなんて感動。良いウンチは健康の基本なのでどうしても治してあげたかった。だから良いウンチをみたときは本当に喜びました。

このままr/d(アールディ)シリーズをドッグフードに加えてあげ続ければいいのか?と思うところですが、そうではなく最終的に勧められたのはw/d(ダブリューディー)ドッグフードでした。

最後に勧められたヒルズ療法食w/dドッグフード

下痢治療のためのヒルズw/dドッグフード

動物病院の院長先生がr/dではなくw/dの療法食を勧めた理由は「高繊維だから」でした。高繊維でウンチを固めると。ヒルズの別療法食ドッグフードw/d をいつものドッグフードに混ぜるようにアドバイスされました。

これが、最終的にw/dドッグフードに行き着いた経緯です。

 

半年近くw/d(ダブリューディー)ドッグフードを下痢などの時にいつものドッグフードに混ぜる方法であげました。気づいた方もいらっしゃると思いますが、ドッグフードw/dにも体重管理と書かれています。r/dとw/dは栄養素がどう異なるのか確認しておきましょう。

 
 

「ヒルズr/dドライフード」と「w/dドライフード」の栄養価比較

セナの下痢を止めたヒルズのr/dドッグフードとw/dドッグフード。栄養的にはどのような特徴を持ったドッグフードなのでしょうか。以下に栄養素を比較しました。

ヒルズr/dドライフード ヒルズw/dドライフード
栄養素 保証分析値 栄養素 保証分析値
粗蛋白質 28.0%以上 粗蛋白質 15.0%以上
粗脂肪 9.0%以上 12.5%以下 粗脂肪 7.0%以上 10.0%以下
粗繊維 16.0%以下 粗繊維 20.0%以下
粗灰分 7.0%以下 粗灰分 6.0%以下
水分 0.50%以上 水分 10.5%以下
カルシウム 0.60%以上 カルシウム 0.40%以上
リン 0.50%以上 リン 0.35%以上
カルチニン 200mg/kg以上  カルチニン 200mg/kg以上
ビタミンE 400IU/kg以上
ビタミンC 85mg/kg以上
カロリー 313kcal/100g カロリー 295kcal/100g

意外や意外、カロリーが低いのはr/dではなくw/dのほうでした。タンパク質もw/dのほうが低い。w/dは体重管理だけでなく、糖尿病・消化器病に対応するために低タンパクなどの特徴があるようです。

r/dと比べたw/dの特徴

  • 低脂肪
  • 低カロリー
  • 低タンパク
  • 高繊維

これらの特徴を見て思うのは、r/dは特に消化器症状などの疾患はないけど体重減量したい犬向けのドッグフード。w/dは体重管理もしたいけど消化器症状も治療したい犬向けのドッグフード。といったところでしょうか。

この後にセナにあげている通常のドッグフードとw/dドッグフードの栄養素比較もしました。

この時、r/d・w/dドッグフードによって見事下痢が止まったことで大喜びしたわけですが、栄養素比較の中でヒルズのr/dドッグフードやw/dドッグフードをあげる際には注意したほうがいい場合があると気づきました。

 

「ニュートロナチュラルチョイス・ラム&玄米」
「w/dドライフード」の栄養価比較

栄養価比較表

生後5ヶ月のゴールデン・レトリーバーセナが食べているのは、ニュートロナチュラルチョイスのラム&玄米の子犬用です。(少し前までチキン&玄米を食べていましたが、ラムに変えました。)

こちらが、「ニュートロナチュラルチョイス・ラム&玄米」と「w/dドライフード」の栄養価比較表です。

ニュートロ ラム&玄米 ヒルズw/dドライフード
栄養素  保証分析値 栄養素   保証分析値
粗蛋白質 27.0%以上  粗蛋白質  15.0%以上
粗脂肪 16.0%以上  粗脂肪  7.0% ~ 10.0%
粗繊維 3.0%以下  粗繊維  20.0%以下
粗灰分 10.0%以下  粗灰分  6.0%以下
水分 10.0%以下  水分  10.5%以下
カルシウム 1.0%以上  カルシウム  0.4%以上
リン 0.90%以上  リン  0.35%以上
カルニチン ---  カルニチン  200(mg/kg 以上)
カロリー 370kcal/100g  カロリー  296kcal/100g

ヒルズw/dドッグフードの特徴は、このように通常のドッグフードと比較してみると明らかに『繊維量が多く』『たんぱく質や脂肪分が低い』ことがわかります

たんぱく質量・脂肪量の違い

たんぱく質量を見てみると、ニュートロラム子犬用が27.0%以上含有されているのに対して、ヒルズw/dは15.0%以上という低いたんぱく質含有量が特徴的です。w/dドッグフードの目的である、体重減量・糖尿病・消化器用の用途を満たす為にたんぱく質含有量が低くなっています。

更に脂肪量もニュートロラム子犬用が16.0%以上であるのに対して、ヒルズw/dは7.0%〜10.0%と低くなっています。

たんぱく質量・脂肪量が少ないためカロリーも低くなっています。

食物繊維量の違い

今回、犬の下痢・軟便を治すために重要な役割をしたと考えられる食物繊維。

セナの通常食ドッグフード、ニュートロラム&玄米子犬用の粗繊維含有量は約3.0%。それに対して、ヒルズドライフードw/dの繊維含有量は約20.0%にもなります。r/dで16%です。

約20.0%の繊維含有量ってすごく高いですよね。

獣医師によるとr/d・w/dドッグフードが下痢を治すのに良いのは

『高食物繊維のドッグフードの為、腸内に長く留まり水分を吸収できるから』

だそう。

ドッグフードに含まれる食物繊維が余分な水分をしっかりと吸収し、正常なスピードでの大腸通過を促すおかげで、便に固さがでて健康な状態へと回復させることができる様です。下痢の原因はその時々で異なりますが、今回の下痢には食物繊維が良い効果を発揮してくれました。

抗生物質投与から1ヶ月程度ずっとお腹を壊していたセナ。そして、ヒルズのr/d・w/dにたどり着いてやっと下痢から回復しました。もう本当に嬉しかった。最後に実際のw/dドッグフードのあげ方とr/d・w/dドッグフードをあげる上で知っておきたい注意点について書きたいと思います。

 

犬の下痢軟便を治したヒルズw/dドッグフード「実際のあげ方と注意点」

実際のあげ方

ヒルズ wd ドッグフード

動物病院の医師から『w/d(ダブリューディ)は食物繊維が多いから、下痢治るよ!』と言われていましたが、実際に通常のドッグフードと栄養価を比べてみて、w/d(ダブリューディ)が高食物繊維のドッグフードであることがよく分かりました。

下痢対策としてヒルズw/dのドッグフードを常備し、お腹の調子が良くないとき・軟便気味になったときにだけ、w/d(ダブリューディ)をいつものドッグフードに加えます。そうすると下痢になる程お腹をくだすことが少なくなりました。セナの場合、このようにドッグフードをヒルズw/dに切り替えたのではなく、いつも食べているニュートロドッグフードに加える形で取り入れました。

量はカレースプーン1杯程度のw/d(ダブリューディ)を、通常のドッグフードに混ぜています。この時セナの体重20kg程度。小さい子はもっと少なくていいはずです。感じとしてはいつものドッグフードにパラパラと↓散らばる程度の量です。

いつものドッグフードにヒルズw/dを加えるだけ

ヒルズのドッグフード・ダブリューディー

このように、通常ドッグフードにヒルズw/dドッグフードをお腹がゆるい時だけ加える方法をとり、1歳に近づく頃までヒルズw/dドッグフードを全量通常のドッグフードと置き換えることは、ほとんどありませんでした。1歳頃になると皮膚炎の治療もありお腹を壊すことが増えてきて、ヒルズw/dを全量置き換えしたこともあります。

下痢の症状がひどい時はウェットタイプも一つの選択肢

ヒルズの療法食にはウェットタイプもあります。軟便・下痢のときに大事なことの1つは消化に負担をかけないことです。ドライフードよりも水分の多いウェットタイプの方が消化に優しいです。

下痢処方、ヒルズのウェットフードw/d

注意点

犬が下痢や軟便になった時に自宅でできる対処方法をどうしたらいいかわからない。と思うことが多かったので、『下痢にはこれ!』というドッグフードに出会えてほっと一安心。

ただ注意したいこともあります。

w/dやr/dは共に高繊維、更にw/dは低タンパク・低脂肪などの特徴があります。今回動物病院で通常のドッグフードにカレースプーン1杯分だけw/dを混ぜるようにといわれていましたが、全量をw/dに変えたら成長期の子犬は間違いなく栄養不足になるでしょう。だからこそ、カレースプーン1杯分だけでよかった、と思いました。

またr/dシリーズは、満腹感を感じながら2ヶ月で体重減量ができるとされているドッグフードでもあります。うすでに成犬であり体重減量も行いたいという場合はr/dを継続してあげるのも一つの方法かもしれませんが、特に痩せる必要のない犬・成長期の犬にあげ続けると痩せてしまう可能性があります。

たんぱく質も脂肪分も身体を作り上げる大事な栄養素です。タンパク質は筋肉や細胞などに必要なのはすぐに理解できると思いますが、脂肪分もホルモンが正常に動くために使われていたりと適切で良質な脂肪を取ることが成長や健康にはとても大事なことです。

子犬や成長期の犬にw/dやr/dドッグフードを完全にいつもの食事と置き換えてしまうと栄養不足を起こす可能性があり、栄養不足は様々な病気を引き起こすのでその点注意した上で利用するように気をつけてあげたいところです。

動物病院ではヒルズドッグフードを扱っているところがほとんどなので、否定する先生はかなり少数派です。ただ、その後セナの成長過程において出会った獣医師の方・手作り食を支持する先生方・犬の成長に必要な栄養を勉強してきた知識を総動員すると以上のことを注意した方が良いだろうと個人的には考えています。

 

 
 

【追記】その後のドッグフード

四季の蔵 伊豆 ドッグラン

セナが1歳を過ぎた頃、皮膚炎治療の一環で受けた食物アレルギー検査にて、米・麦が陽性と判断されたためヒルズw/dドライフードを食べることはなくなりました。ヒルズw/dドライフードだけでなく、通常食べていたニュートロドッグフードも変える必要が出ました。

食物アレルギーの除去食中【1歳5ヶ月】G’s Family ゴールデン・レトリーバー セナ 成長の記録

その後、手作り食に移行するまでの間、食べていたドッグフードはオリジンです。皮膚炎治療のこともあり、ドライフードを止めるに至りましたが、原材料の品質とこだわり、食べっぷり、セナの身体、被毛、体調など勘案するとドライフードの中で最も選んで良かったと思えるのがオリジンです。

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