抗生物質フラジールの処方
( 2 )体調変化まとめ
[犬のIBD]
前回の記事「抗生物質フラジールの処方( 1 )クロストリジウム菌」で
連日嘔吐と血便に抗生物質フラジールが処方されたことを書きました。
直近の処方内容
ゴールデン・レトリーバーセナ
体重27.5kg
処方内容:フラジール250mg 1回1錠1日2回
処方期間:1週間半
まず、抗生物質フラジールを服用していた1週間半のお腹の調子はというと
下痢もせず好調そのものでした。
フラジールを飲み終わる頃にまた診察に来てくださいといわれたので、動物病院へ。
動物病院での診察
この時下痢はしていませんでしたが、
また同じ抗生物質フラジール250mgが処方されました。
1回1錠1日2回2週間分です。
1週間半飲んだ後に、更に2週間・・・。
処方内容
ゴールデン・レトリーバーセナ
体重28.5kg
処方内容:フラジール250mg 1回1錠1日2回
処方期間:2週間
下痢が治ってから1週間半も経過しているのに
こんなに長期間に及んで抗生物質を飲む必要があるのだろうかという疑問をいただきつつも、
獣医師の中では治療プランがあると説明されたので、
従うことにしたんです。
獣医師による治療プラン
- 最初に処方したのは、胃薬・抗生物質・整腸剤(1週間半)
- まずは胃薬をやめる→抗生物質・整腸剤の処方(2週間)
- 抗生物質の量を減らす→抗生物質の減薬・整腸剤の処方(2週間)
- 整腸剤だけにする
このように徐々に薬を減らしていくというプランでした。
フラジール服用中の体調
こうして抗生物質フラジールを合計で5週間半、1ヶ月半弱もの間飲み続けました。
抗生物質フラジール服用中は下痢がありませんでした。
抗生物質フラジール服用による明らかな副作用は認められませんでした。
その後、抗生物質をやめて整腸剤だけにしました。
抗生物質フラジールをやめたあと
抗生物質をやめて整腸剤だけにしたのですが、フラジールを飲まなくなって9日後に嘔吐。
そして、下痢、血便。
戻りました。
あくまで、獣医師はIBD(炎症性腸疾患)を疑っているので、想定通りということのようですが・・・
もちろんIBD(炎症性腸疾患)の可能性もありますが
抗生物質を1ヶ月以上も飲んでいたので
薬に腸が慣れてしまったのでは?
善玉菌まで死んで下痢に至ったのでは。
という考えが浮かびました。
確かに、抗生物質フラジールを飲んでいる間は下痢をしませんでしたが
抗生物質フラジールを服用する前よりも症状が悪くなっているという感じなんです。
長期抗生物質服用時に感じた体調変化
抗生物質フラジールを服用している間に、こんな体調変化も感じていました。
- 両耳の痒みと耳垢
- 口元と指間部分の毛の変色
抗生物質フラジールの服用と関係があると断言はできませんし、前述の通り明らかな副作用はありませんでした。
しかし、この2つの体調変化が抗生物質フラジールを服用している間に起きたことも事実です。
これまでに起きなかったことなので、抗生物質の服用が関係している可能性が大きいと思っています。
抗生物質フラジールの服用とその後
仮にIBD(炎症性腸疾患)だったとしても
まだ症状がそこまで進行していないと思われるセナに1ヶ月半近くもの抗生物質の服用が必要だったのかは疑問が残ります。
3歳10ヶ月時点(2018年10月)の嘔吐下痢がいつもよりひどかったことと、頻度が多くなっていたこともあり他の病気が隠れていたらと心配になり病院にかかりましたが動物病院にかからない方がよかったんじゃないかとさえ思ってしまいました。
他の病気がないことがわかったのはよかったのですが過剰治療だったかもという気持ちもあります。
ただ病院に行くことが遅れれば
場合によっては手遅れになることもあるので病院にかかるかどうかの判断は、いつもとても難しいなと思います。
前述のようにフラジールをやめて1週間半後にまた下痢嘔吐と体調を崩したのですが、どうにかその時はプスコパンの服用や回復食などで持ちこたえさせました。
それが3歳12ヶ月時点(2018年12月)のこと。
不安定ながらも抗生物質を飲まないでなんとか過ごしてきました。
しかし、年が明けて2019年1月にまた悪化(嘔吐・下痢・血便)へと至るのです。
その様子は成長記録にも書いています。
IBDの疑い[2019年1月]G's Family ゴールデン・レトリーバー セナ 成長の記録【 4歳 1ヶ月 】