犬の手作りごはん 非常食・保存食

【テラカニス・フードレビュー】犬の手作りごはん派の非常食・保存食、手作りごはんの移行にも!

「テラカニス」ドイツ生まれの高品質ドッグフード

ゴールデン・レトリーバーセナの非常食フードにと、ドイツ生まれのトラディショナル肉屋が作るこだわりのドッグフード「テラカニス」を試しました。

現在セナの食事は手作り食のため、非常食は普段の食材ストックでは賄うことができません。

また非常食の他に、万が一入院などで手作り食をあげられない時の代替になるフードも探していました。

【まるで自宅のキッチンで調理した様なフードを愛犬に】というのがテラカニスの想い。

そんなフードあったら魅力的!

非常時などで手作りごはんをあげられない時も手作り食に近いものをあげたいなと、テラカニスを手に取りました。

「テラカニス」には内容別に大きく分けると以下の3タイプのラインナップがあります。

  • 肉缶
  • 野菜缶
  • 完全食缶

既に犬の手作り食を始めている方だけでなく、手作り食をこれから始めたいけど何をあげたらいいかわからないという場合にも良さそうです。

「テラカニス」のそれぞれの缶の中身やセナの実食レビューの前に...

「テラカニス」がどんなドッグフードなのか、実は品質の点からドッグフードの中ではかなりレアな存在であることを書き留めておきたいと思います。

(この点はフード選びの上で大事な点でもあり、ここを抜かしては「テラカニス」を語れない!)

一般的にいわれる"ヒューマングレードのドッグフード"ではないのが「テラカニス」です

手作り食に近いフードを「ドイツ生まれのテラカニス」

ドッグフード缶「テラカニス」とは

 
 

「テラカニス」の特徴

「テラカニス」ドイツ生まれのヒューマングレードドッグフード「グレインフリー」

「テラカニス(TerraCanis)」はドイツのお肉屋さんが作った犬のためのデリカテッセ

そう、まるで商店街で作りたてのお惣菜を買ってきてあげているような感覚をもてる、食材と製造過程についてこだわりぬいた犬のためのフードなんだとか。

「テラカニス」の始まり

フレンチブルドッグのイメージ画像

「テラカニス」の始まりはドイツバイエルンの3代続く伝統的なブッチャー。店主の愛犬が体調を崩しなかなか快方にむかわない、フードも食べたがらないという中で、自分の店舗で扱っている人間用のお肉をあげたのが始まり。

人間用のお肉や野菜をあげたらみるみる愛犬の体調が良くなり、近所から犬の手作りごはんのオーダーを受けるようになると瞬く間にその評判が広がっていき、2005年に「テラカニス」が創設

ブッチャー店主の自分の愛犬だけでなく、多くの犬たちに新鮮な肉と野菜を食べさせたいという思いと肉へのこだわり、そして「テラカニス」を作るためには厳選された専門家や獣医師が携わっています。

思いとエキスパートの知見が詰まったフードが「テラカニス」というわけです。

「テラカニス」の生産責任者

「テラカニス」のマスターブッチャー

「テラカニス」ドイツ生まれのヒューマングレードドッグフードのマスターブッチャー

上記画像のお二人は、肉のエキスパートでもあり実際の「テラカニス」生産責任者でもあります。「テラカニス」の出発点となったブッチャーはドイツミュンヘンでいくつもの賞を受賞している歴史ある人用肉屋

「テラカニス」生産責任者には店主のもとで修行した2人の従業員が従事しており、店主のこだわりと考えは脈々と受け継がれている模様。「テラカニス」のもとになったブッチャーの店主は年齢的な事情もあり表向きは引退しましたが、今でもアドバイザーとして関わっているそう。

ドッグフードにおいてこうして生産責任者が明確にされているということ自体とても珍しく、ただの役職としてではなく彼らの肉へのこだわりと愛情と経験が詰まっていると思わせてくれます。

ドイツで初めてを成し遂げる

犬のための生食

「テラカニス」はドイツで初めて人の食品メーカーでペットフードを作る認可を得た会社です。

確かに、ドッグフードのメーカーを思い浮かべてみるとペットフードに特化した会社ばかりです。更にはペットフード会社は数あれど、まだまだ改善の余地があるペットフード基準にのっとったペットフードやペット用品の会社がほとんど。

何が言いたいかというと、人が口にする食材を扱う会社が同じ管理レベルの製造工場でドッグフードを作ることは非常に稀な事なんです。

いくらヒューマングレードと謳っていても実際的にはペットフードの基準を満たしていれば作れてしまうため、仮に食材はヒューマングレードであっても出来上がったドッグフードがヒューマングレードなのかはまた別の話というわけです。

その一方で、「テラカニス」は製造工程も含め、人用の食品基準で犬用フードを作るという、当たり前でありながら実現されてこなかったことをドッグフード業界で始めました。

目指したのはヒューマンクオリティ

人と犬

「テラカニス」が実現しているのは、ヒューマングレードではなくヒューマンクオリティ。

一般的にドッグフード業界のヒューマングレードというと、副産物ではない食材・人が食べられる食材の部位を使っているという意味合いですが、実際のところ人が食べられる食材の品質か、人が食べられるグレードで作っているか?というと疑問が残ります。

ヒューマングレードのドッグフードの場合、原料となる食材の部位は確かに人が食する部位かもしれないですが、原料の品質や製造過程において人が食べられる基準を満たしていない場合もあります

なぜなら多くのペットフードメーカーは、人の食品工場の基準ではなくペット用の食品工場の基準に従っているからです。

しかし、「テラカニス」は人が食べられるではなく"人が食べる食材"を、"人の食品の基準をクリアした製造工程"で作っています

これが「テラカニス」が実現している、ヒューマングレードの先を行く品質を基準にした「ヒューマンクオリティ」です。

ヒューマンクオリティについては「テラカニス」の公式HPの言葉が最もわかりやすいので下記に引用しておきます。

人も食べれるヒューマンクオリティの「テラカニス」ドッグフード

こんな風に人がドッグフード缶を食べても大丈夫といえるのがテラカニス。 これってちょっと衝撃ですよね?
でも、なんで衝撃を受けるのでしょう?
衝撃を受けるということは、「ドッグフードは人が食べられないものを使っているかもしれない」ことが当たり前になっているということを意味するのではないでしょうか。

〜本来人間と同品質とは、「人が食べる」品質を指します〜

それは鮮度や品質等の安全基準をクリアし人間用の肉や加工物に適した全ての食肉処理されたものを指します

この基準は非常に厳しい衛生規制があります。

例えば肉の細菌数が限界値を超えた場合、人間の食用としては使用されず廃棄しなければなりません

そうなると、もともとは食肉であっても我々人間の食用には適しません。Terra Canisの原料はオープンで原材料や使用部位を透明化し、第3カテゴリー原料(人間が食べる部位を取った後の残りや廃棄部位)や、新鮮ではなく食用に適さない原料を使用しません。

Terra Canisは食肉の食品会社ですので人間の食用品質の原料のみを保管し製造します

そのため、原料だけでなく製造工程も人が食べる商品と同じクオリティを保っているのです。きれいなお肉がその場でミンチされ野菜もその場でカット、新鮮なまま缶に入れ減圧、加熱するシンプルな製法です。ですから製造工場は腐敗臭など全くせず、まるで家庭でクッキングしているようなごちそうが次々と生まれます。

そもそもこの製品はペットフードメーカーがペットフードの基準で製品を作ったのではなく製造後、製品ラベルを貼った時に初めてパートナーのための食事になります。

最後の一文がとても重要です。

手作り食と一緒の考えですね。

テラカニスのこだわりは非常に共感できます。こんなフードがもっと増えたらいいのに!

ここからは、テラカニスの実際のフード缶に話を移しましょう。

「テラカニス」ドッグフードの種類

記事冒頭に「テラカニス」フード缶大きく分けると以下の3タイプのラインナップがあると書きました。

  • 肉缶
  • 野菜缶
  • 完全食缶

食材のパターンで分けると上記になるわけですが、

用途で分類すると「テラカニス」フード缶の種類は2つに分けることも可能です。

  1. コンプリート缶➤完全食缶
  2. 手作りごはんサポート缶➤肉缶・野菜缶

コンプリート缶は手作りのおいしさを1缶に詰めたこれだけで食事になるフード缶です。

手作りごはんサポート缶は、お肉だけ・お野菜だけの缶で手作りごはん補助やトッピングとしても使うことができます。

テラカニスのドッグフード缶の種類を確認する上では、「コンプリート缶」と「手作りサポート缶」の用途別でまとめました。

「テラカニス」コンプリート缶3タイプ

「テラカニス」ドイツ生まれのヒューマングレードドッグフード「コンプリート缶」

コンプリート缶はその名前の通り、総合栄養食に位置付けられます。

コンプリート缶は4タイプに分かれていて、基本の「クラシック」、その他に穀物アレルギーの子でも食べられる「グレインフリー缶」と「低アレルギー缶」、そして目的別の「アリベット缶」があります。

テラカニス
コンプリート缶
特徴
クラッシッククラシックは、穀物や擬似穀物類にアレルギーを持たない全ての成犬と標準体重の犬に適しています。
肉類の含有量は各種平均して66%、穀物(玄米)は平均約6.6%と非常に少ないグルテンフリーフードです。
お肉だけでなく野菜・果物・海藻・鉱物土・ローズヒップなど天然原料をプラスし、愛犬の健康に必要な栄養がたっぷりです。
【種類】ビーフ、ラム、ターキー
グレインフリー消化吸収に配慮したグレインフリーは穀物フリー・ラクトフリー(乳製品)です。
全ての成犬はもちろん、特に穀物や乳製品にアレルギー反応を持つ愛犬に適しています。
【種類】鹿肉、ラビット、仔牛、チキン
低アレルギー
(ハイポ)
Dr.Martin(ドイツの小動物の皮膚科医)の研究に基づき食物アレルギーや不耐性などに配慮し、アレルギートラブルを持つ成犬に適しています。
新奇単一タンパク源の筋肉部分のみと1種類に絞った野菜を使用
また亜麻仁油を使用し艶やかな皮膚被毛を維持します。
【種類】カンガルー、馬肉、オーストリッチ(ダチョウ)
アリベット
(お悩み別)
Alivet(アリベット)とは?「ALIMENTUM=ラテン語で“食べ物” VETERINARIUM=“獣医”を意味します。
獣医師ハンナステファンが開発した“目的別のコンプリート食です。
【種類】ローファット(低脂肪)、ローミネラル、ロープロテイン(低タンパク)
フード説明はHPより引用

2021年アリベット缶が新発売、2022年にパピー缶が新しく発売されました。

 
 

「テラカニス」手作りサポート缶2タイプ

「テラカニス」ドイツ生まれのヒューマングレードドッグフード「ピュアミート」「ガーデンベジタブル」

手作りサポート缶は、お肉だけの「ピュアミート」・お野菜だけの「ガーデンベジタブル」の2タイプ。

テラカニス
手作りサポート缶
特徴
ピュアミート新鮮なお肉を97%使用し、愛犬の健康維持の為に天然成分の亜麻仁油・海藻・鉱物土・オーガニック鶏の卵殻が使われています。ミュンヘンの新鮮なお肉屋さんのお肉を使用したピュアミートは主食として、またドライフードのトッピングとして健康な愛犬に適しています。
【種類】チキン、ビーフ、ターキー
ガーデンベジタブルザクザクとした人参、カボチャ、さつまいも、赤りんごや色とりどりの果実をブレンド。免疫維持に必要なビタミンC(バラの花びらやローズヒップ)や、美肌の維持や健康的な新陳代謝に必要なビタミン、ミネラル、アミノ酸(シーバックソーン)が大変豊富な健康的な野菜の缶詰です。ガーデンベジタブルはテラカニスのピュアミート缶と一緒に、またはその他の動物性タンパク質が豊富なウェット缶や新鮮な調理されたお肉と一緒に混ぜて手作りご飯レシピとして健康な愛犬に適しています。
【種類】オレンジフルーツ&ベジタブル、レッドフルーツ&ベジタブル、グリーンフルーツ&ベジタブル

案外お肉だけ・野菜だけの缶を出しているフードメーカーって少ないので貴重な上、テラカニスのこだわりの上に作られているのがまた安心。

総合栄養士食が便利か、お肉だけ・野菜だけの缶が便利かは

愛犬の食事によってもしくはあげる場面によって異なると思いますが、両方のラインナップがあるのが嬉しいです。

最新のテラカニス・ドッグフードラインナップは公式HPを参考に(販売なし)

さて、ここからは「テラカニス」の缶の中身とセナ実食レビューに移りたいと思います。

セナは穀物アレルギーがあるので「テラカニス」コンプリート缶からはグレインフリーを、そしてお肉缶のピュアミート、野菜缶のガーデンベジタブルとそれぞれ試してみました。

まずはコンプリート缶からレビューです!

【セナ実食レビュー】
「テラカニス」中身はどんな感じ?

手作り食の美味しさを妥協なく1缶に!
「コンプリート缶(グレインフリー)」

セナが食べたテラカニスコンプリート缶の1つは「グレインフリーチキン」

実際のコンプリート缶「グレインフリーチキン」がこちら。

テラカニス・グレインフリードッグフード缶チキン
テラカニス・グレインフリードッグフード缶チキン

副産物を使用していない事などが裏面に記載されています。

テラカニス・グレインフリードッグフード缶チキン

テラカニス/コンプリート缶「グレインフリーチキン」の原材料

鶏の心臓(28%), 鶏の胃袋(26%), カボチャ, 鶏のレバー(11%), リンゴ, パースニップ(6%), ブラックベリー(3%), ココナッツ粉, 亜麻仁油, カボチャ種子粉, タンポポ(0.5%), 有機卵殻の粉(0.5%), ミネラルアース, 海藻(0.3%), カモミール, ローズヒップ, アンデス塩

全体の約65%がお肉・約35%が野菜やハーブ

です。

胃袋が入っているのがいいですね!お肉が内臓系で配合されているので内臓補給に丁度よい缶です。

テラカニス/コンプリート缶「グレインフリーチキン」の実際の中身がこちら。

テラカニス・グレインフリードッグフード缶チキン


セナ、実食!

テラカニス・グレインフリードッグフード缶チキンの実食

クンクンしてペロッと平らげました。

内臓が多いので食欲が増すのかも?

次はお肉だけの缶詰「ピュアミート」です。

新鮮なお肉をつめた缶詰「ピュアミート」

セナが食べたテラカニス/ピュアミート缶の1つは「ピュアミートビーフ」

実際の「ピュアミートビーフ缶」がこちら。

新鮮なグレインフリードッグフード、テラカニス「ピュアミートビーフ」

テラカニス/ピュアミート缶「ビーフ」実際の中身。

新鮮なグレインフリードッグフード、テラカニス「ピュアミートビーフ」

テラカニス/ピュアミート缶「ビーフ」の原材料

牛の心臓(58%), 牛の肺(22%), 牛レバー(17%), 亜麻仁油, 有機卵殻の粉, ミネラルアース, 海藻

全体の約97%がお肉

です。

カルシウム補給のために有機卵殻の粉がピュアミート缶/コンプリート缶のほぼ全てに入っています。

ピュアミートビーフ缶に使われている材料は筋肉ではなく内臓です。ビーフ以外のピュアミート缶詰も使われているのは筋肉ではなくて内臓系です。内臓系が不足しがちな時、内臓系をくわえたい時に良さそうです。

新鮮なグレインフリードッグフード、テラカニス「ピュアミートビーフ」

実食の様子、ビーフが大好きなセナは真剣な眼差し!

これまたぺろっと平らげました。

次はお野菜だけの缶詰「ガーデンベジタブル」です。

 
 

新鮮な野菜をつめたガーデンベジタブル缶詰
「オレンジフルーツ&ベジタブル」

テラカニスのお野菜缶「ガーデンベジタブル」は3種類全て試しました。

オレンジフルーツベジタブル

まずは、ガーデンベジタブルの「オレンジフルーツ&ベジタブル」缶です。

「ガーデンベジタブル/オレンジフルーツ&ベジタブル」の実際の缶詰がこちら。

ドッグフード缶詰ドイツ製テラカニス「オレンジフルーツ&ベジタブル」

ガーデンベジタブル「オレンジフルーツ&ベジタブル」原材料

カボチャ(22.5%), ズッキーニ(22.5%), パースニップ(9%), セロリ(9%), サツマイモ(9%), パイナップル(7%), 洋ナシ(7%), イエローメロン(6%), パパイヤ(6%), 海藻, ミネラルアース, カモミール(0.3%), パセリ(0.3%), クレソン(0.2%), タイム(0.2%), チャービル(0.2%)

全体100%がお野菜・ハーブ

です。

テラカニスはドイツの缶詰なので日本ではあまり扱われていない食材も入っています。

手作り食でもこういうハーブを取り入れてみてもいいのかも、とちょっとした勉強に。

日本ではあまり馴染みのない「パースニップ」「イエローメロン」「ミネラルアース」「チャービル」は以下の野菜です。

パースニップ
パースニップ(犬ごはんの食材)

「パースニップ」
西洋野菜で欧米ではよく使われる秋冬が旬の野菜。
人参と同じセリ科。抗酸化作用・抗がん作用が高いといわれてます。

イエローメロン
イエローメロン(犬ごはんの食材)

「イエローメロン」
西洋の果物。日本ではほぼ見かけない。(検索してくるイエローキングはここで指すイエローメロンではない)
ビタミンA含有量が高く、癌予防・心臓発作リスク低下をさせるといわれています。

チャービル
チャービル(犬ごはんの食材)

「チャービル」
セルフィーユ。フレンチパセリとも。
消化促進、新陳代謝促進、デドックス効果などがあるといわれています。

ミネラルアース

ミネラルクレイともいわれ、ミネラルを豊富に含んだ食用泥です。
ヨーロッパでは、天然のミネラル源を摂取するために人用の食用砂や泥があり、テラカニスはそれを微量使用しています。

※ミネラルアースが何なのか調べても分からなかったので、問合せをしたところ上記の回答を頂きました。

「ガーデンベジタブル/オレンジフルーツ&ベジタブル」の実際の中身はこちら。

ドッグフード缶詰ドイツ製テラカニス「オレンジフルーツ&ベジタブル」

お野菜は全ペーストではなくて一部固形になっています。

ドッグフード缶詰ドイツ製テラカニス「オレンジフルーツ&ベジタブル」

セナは以前よりも野菜の消化が良くなったとはいえ、「オレンジフルーツ&ベジタブル」缶は固形のまま出てきて消化が出来ていないこともありました。

その時のお腹の調子によるので消化できていることもあります。

テラカニスのガーデンベジタブル缶の中では「オレンジフルーツ&ベジタブル」が一番消化しにくそうだったかなという印象です

新鮮な野菜をつめたガーデンベジタブル缶詰
「レッドフルーツ&ベジタブル」

次は、ガーデンベジタブル「レッドフルーツ&ベジタブル」缶です。

レッドフルーツ&ベジタブル

実際の「レッドフルーツ&ベジタブル」缶はこちら。

テラカニスの野菜缶「レッドフルーツ&ベジタブル」
テラカニスの野菜缶「レッドフルーツ&ベジタブル」原材料一覧

ガーデンベジタブル「レッドフルーツ&ベジタブル」原材料

カボチャ(18%), 人参(18%), パースニップ(13%),トマト(9%), サツマイモ(9%), ビートルート(9%), 赤リンゴ(9%), ピーチ(7%), イチゴ(5%), 海藻, ローズヒップ(0.4%), ミネラルアース, シーバックソーンベリー(0.2%), ラベンダー, バラの花びら

かぼちゃ・人参など普段あげている食材に近いので、非常食として良いかなという印象。

ガーデンベジタブル「レッドフルーツ&ベジタブル」缶はあけるとこんな感じ。

テラカニスの野菜缶「レッドフルーツ&ベジタブル」実際のレビュー
テラカニスの野菜缶「レッドフルーツ&ベジタブル」セナの実食

普段あげている食材に近いものの、

セナの消化力だと固形人参はそのまま出てきてしまうのが悩ましい点。

でも画像の通り、お野菜だけなのに食べ始めました!

新鮮な野菜をつめたガーデンベジタブル缶詰
「グリーンフルーツ&ベジタブル」

最後は、テラカニスのお野菜缶ガーデンベジタブルの「グリーンフルーツ&ベジタブル」缶です。

グリーンフルーツ&ベジタブル

実際の「グリーンフルーツ&ベジタブル」缶はこちら。

犬の高品質ドッグフード「テラカニス」手作り食(ガーデンベジタブル)
テラカニス「ガーデンベジタブルのグリーンフルーツ」

ガーデンベジタブル「グリーンフルーツ&ベジタブル」原材料

ズッキーニ(18%), セロリ (18%), ブロッコリー(18%), キュウリ(9%), ほうれん草(9%), フェンネル(9%), グリーンアップル(9%), ケール(8%), 海藻, ミネラルアース, タンポポ(0.2%), バジル(0.2%), ワイルドガーリック (0.2%), アーティチョークの葉(0.1%), イラクサ(0.1%), ディル(0.1%), パセリ(0.1%), チャービル(0.1%)

ガーデンベジタブル「グリーンフルーツ&ベジタブル」缶はあけるとこんな感じ。

テラカニス「ガーデンベジタブルのグリーンフルーツ」を実際に食べてみた
犬の高品質ドッグフード「テラカニス」手作り食(ガーデンベジタブル)を実食

固形として入っているのはりんごかな。

お野菜缶の中で最初に試したのがこの「グリーンフルーツ&ベジタブル」だったのですが、開けた瞬間の香りが良くて私も食欲をそそられたのを覚えています。

セナも興味津々の様子。

コンプリート缶グレインフリー、ピュアミート缶ビーフ、ガーデンベジタブル3種類の中身とセナの消化や反応についてレビューしましたが、

最後に「オーシャンセーバー」缶もレビューしておきたいと思います。

サステナブルプロジェクト
「オーシャンセーバー缶」

テラカニスでは「サステーナブルプロジェクト〜Save the planet 地球を救う〜」というプロジェクトを行なっており、対象の商品は現在3種類。

発売された「 Save the planet 地球を救う」では、

3種類の
「持続可能なエネルギー」
「きれいな海」
「森林の再植林」

に関連する特定の環境プロジェクトを長期的にサポートします。

そのプロジェクトの一環として購入 1 缶毎に 10セント( 約15円)がそれぞれのプロジェクトに寄付される仕組みとなっています。

セナに選んだのは「オーシャンセーバー缶」です。

これは総合栄養食のコンプリート缶と同じ位置付けです。

テラカニスドッグフード「オーシャンセーバー」
テラカニスドッグフード「オーシャンセーバー」の原材料

「オーシャンセーバー」原材料

カモの心臓(50%)・人参・ポテト(11%)・カモのレバー(7%)・キュウリ・リンゴ・ビートルート(3.5%)・メロン・ストロベリー・ココナッツ粉・タラの肝油(0.4%)・カキ殻(0.3%)・シーバックソーン(0.2%)・ワイルドローズ(0.2%)・フェンネル・ラベンダー・ラベージ・セージ・サンゴ(0.1%)・海塩(0.1%)・ミネラルクレイ・ビタミンD3・銅・ヨウ素・亜鉛・ビタミンE

全体50%がお肉、残りの50%がお野菜・ハーブ・ビタミン等

です。

総合栄養食「オーシャンセーバー」缶はあけるとこんな感じ。

テラカニスドッグフード「オーシャンセーバー」の実食
テラカニスドッグフード「オーシャンセーバー」の実食
テラカニスドッグフード「オーシャンセーバー」の実食

オーシャンセーバー缶なので海の恵が含まれており、

「テラカニス」の総合栄養食缶詰にはカルシウム補給として通常は卵殻パウダーが入っているのですが、オーシャンセーバー缶ではカキ殻!

わんこにカキ殻!

ドッグフードにカキ殻はじめてみました。

犬の食が進んでいるドイツ産ならではといったところかもしれません。

セナは卵に関してはアレルギー反応を見るために一定期間トライしたりやめたりする食材で、オーシャンセーバーなら卵を避けられると、選びました。

さて、最後に冒頭では紹介しきれなかった「テラカニス」のこだわりについて確認し、総合的な感想を記して記事を締めたいと思います。

まだまだある「テラカニス」のこだわり

缶詰のコーティング

人も食べれるヒューマンクオリティの「テラカニス」ドッグフード

テラカニスの缶の内側のコーティングは100%食品耐性です。

そのため、開封後次の食事までそのままラップで包み冷蔵庫に保管する事ができます。

人の食品でも缶詰を開けて使い切らない場合には、缶詰から他の容器に移し替えた方がいいと一般的に言われます。

これは缶詰の大半はブリキ製で表面にスズメッキが塗られており、缶詰を開封して空気に触れることで酸化が進むからという理由です。

最近は使い残しをそのまま保存できる仕様になっている缶も増えてきましたが、人用の食材でもまだまだ従来の缶詰も多いです。

ドッグフードではというと、人の食材でこの状況ですから内側コーティングまでしっかりされている缶は更に少ないのが現状です。

その点、テラカニスでは一回に使い切らない缶については缶のままで冷蔵庫保存しても安心です。

原材料表記

テラカニスのこだわりは原材料表記にもあります。

例えば、下記は以前セナが食べていたオリジンドッグフードの原材料表記です。

オリジンドッグフードの原材料

これがごく一般的なドッグフードの原材料表記だと思います。

では、テラカニスの原材料表記はどうなっているのか?

多くのドッグフードと異なる点は何か?

それは、原材料のパーセンテージまで表記されていることです。

テラカニス「ガーデンベジタブルのグリーンフルーツ」

例えば、上記画像の缶ですとミネラルアースや海藻など微量原材料については一部表記のないものがありますが、ほとんどの原材料がパーセント表示されています。

パーセント表示があることで

使われている原材料の明瞭さや原材料への自信を感じますし、

何よりも何がどれだけ入っているのかというのは、この食事が愛犬に合っているのかそうでないのかを判断する材料にもなります。

今のところ、ほとんどのドッグフードではパーセンテージまで表記がありません。

「テラカニス」感想まとめ

ゴールデン・レトリーバーセナ5歳0ヶ月
ゴールデン・レトリーバーセナ5歳当時

最初はあまり見かけなかったテラカニスのフード缶もペットショップでの取り扱いがここ最近グッと増えた印象です。

「テラカニス」を知っている方は最近見かけるようになったフードという印象があるかもしれませんが、その通りで日本に上陸したのは2018年と最近のこと。

日本よりもドイツの方が動物愛護や犬の健康への関心は進んでいるといわれています。そのドイツで、ドッグフードのヒューマングレード市場でトップシェアを占めているのが「テラカニス」なんだそうです。

「テラカニス」の歴史は2008年からなので短期間でトップクラスの人気を誇るようになったというわけです。

新鮮なグレインフリードッグフード、テラカニス「ピュアミートビーフ」

「テラカニス」で一番印象に残っているフードはガーデンベジタブル缶です。

『お野菜の香りがすごく良くて美味しそう!』

と初めてあけた時に思いました。

難点は、固形野菜の消化が得意ではないのでそのまま形になって出てきてしまうものもあるということ。

ただ、野菜オンリー缶はテラカニスを除いてほとんど販売されていないことを考えると、テラカニスのこの野菜缶はやはり貴重。

あとはどう使うか、どの場面で使えるかということですね。

新鮮なグレインフリードッグフード、テラカニス「ピュアミートビーフ」

コンプリート缶とピュアミート缶もとても美味しそうに食べていました。

ちょっと気になったのは肉の内蔵比率が多いこと。

内蔵系を食事に足したい時は良いと思うのですが、筋肉より内蔵使用が圧倒的に多い。

仮に非常食でも常食でも、毎食食べるという場面ではもう少し筋肉部分が欲しいかなと思います。

でもドイツでシェアNo.1を獲得しているということは、また犬の食事の考え方が違うのかもしれません。

お肉大好きなのでセナが食べたからといって、それがそのまま花丸ではないのですが、セナはまずいなと思うものは食べません。

例えば、病院でかの有名なヒルズのアレルギーフリーのトリーツなどもらっても最初はおやつだからルンルンするのですが、一旦口に入れたものの「これなに?」という具合にペッと出してしまい食べません。

(好意でくださっているので申し訳なさもありますが....笑)

そういう意味では合格だったでしょう!

いつか、日本でもテラカニスのような品質にこだわったフードができると良いなと思いつつ、万が一の非常食や入院食の備えの1つとして「テラカニス」は備えています。

最後に、テラカニスのこだわりは当たり前でありながらドッグフード業界で実現されてこなかったものです。ドッグフードの難しさは、その品質をあとは信じるしかないというところにあります。

ドイツブッチャー生まれ「テラカニス」


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