歯の破折根管治療 犬の手術

【病院到着〜手術】歯の破折による根管治療手術を受けました。

歯科の破折治療根管手術当日、公園に立ち寄り

歯が欠けてしまったことによる(破折)、根管治療手術記録の続きです。

前回の記録「【前日〜手術当日準備】歯の破折による根管治療手術を受けました。

歯科の破折治療根管手術当日のセナの様子(朝)
【前日〜手術当日準備】歯の破折による根管治療手術を受けました。

ゴールデン・レトリーバーセナ7歳。 歯が欠けてしまったことによる(破折)、根管治療手術を受けてきました。 根管治療手術とは歯の神経を抜く手術です。 歯の根管治療手術の前日から当日の様子です。 歯の破折 ...


公園でほんの少しだけ休憩し、最後の水分補給もして動物病院へ。

時間ぴったり。

よかった。

到着時間は早くても預ける時間が長くなってしまうし、

もちろん遅くても、というところだったから、よかった。

手術を受ける病院は歯の破折治療のために探した病院。

自宅の近くではないため、またこの暑い中ということもあり時間の調整が少し難しかったけど予定通りに進んでくれた。

歯の破折根管治療手術の当日

 
 

病院に到着〜預けるまで

普段それなりに混んでいる病院だから着いてから待つかなと思ったら、

セナが到着したこの時間診察受けている方も診察待ちの方も誰もいない。

珍しい。

すぐに執刀する院長先生が出てきて診察室へ。

まず体重計測。

27.4kg。

手術までに増やすのが目標だったけど、増えてない。

先生が「じゃあ....」

というので

もうセナを預けるんだと、

「あ、タオル、車から取ってきていいですか」と戻ってきたら、もうセナがいない。

その間、1分もなく。

私はセナに最後に安心する言葉をかけて送り出そうと思っていた。

パパに聞いたら、私が診察室を出た後すぐに先生が連れて行ってしまったと。

セナは落ち着いて先生に着いて行ったらしい。

戻ってきた私は、当たり前にセナがいると思ったから

セナがいなくて驚き「え、いっちゃったの?」という言葉をパパに発し

それを聞いた看護師さんが

セナを連れ戻してくれた。

いいです大丈夫です、と言ったのだけど。

だってセナが興奮してしまうから。

結局セナは

「連れて行かれそうになったよ!ぼく戻る!!」

といってるように超興奮して戻ってきてしまった。

全力で私たちのところに戻ろうと。

その後、興奮したまま半ば強引的に奥へ連れていかれてしまった病院の受付で、手術の同意書にサインをし

「手術が終わって麻酔から覚めたら連絡しますね」

と伝えられ

興奮させちゃってその後大丈夫だったかな...と呆然とした気持ちのまま

病院を後にする。

毎日のように手術をしているこちらの先生。

動物病院や獣医師にとっては日常でも、私たちやセナにとっては日常ではないし、命を預ける行為。

どんなに全力でやっても必ず一定の命のリスクがある行為。

さらにセナは全身麻酔のリスクが高いと言われている。

最後に興奮させてしまったことを悔いる気持ちと

やっぱり最後に伝えられてよかったような気がする気持ちと

いったいセナには何がよかったんだろうかと思う気持ちなどがぐるぐるする。

今回の歯の破折箇所の神経を抜く手術は決して簡単な手術ではないため

技術のある先生に依頼することにした。

この手術はうまくいかないと予後が悪くなるのだ。

セナは説明すればわかる、伝えればわかる、予定を伝えるのはいつものこと。

それが私たちのコミュニケーション。

今日まで歯の治療のことを伝えてきたけど

最後にこれから病院で過ごす時間を不安に思わないようにもう一度伝えようと思っていた。

直前には何と伝えたら一番セナが安心して臨めるのか

手術が決まってから考え続けていた。

セナをいつも見ていると思うのは、状況や予定がわからないことの方が不安だということ。

興奮している中で私の言葉が届いたか、、、

落ち着いてから

歯が治るって、ママが迎えに来るって

言っていたって思ってくれていると思いたい。

手術中の待機時間

こちらの動物病院には手術の待合室はない。

自宅に帰ろうと思えば帰れることもできるけど

セナのそばに出来るだけいたい。

まずは動物病院の隣のカフェへ。

興奮したから喉乾いちゃったかな、大丈夫かな。

今頃ケージでどうしてるかな。

ベストな対応だったとは思えないけど

今からは、セナのためにももう思い直さないと!と

頑張って気持ちの切り替え。

セナがいつも身につけている迷子札のネックレス。

ゴールデン・レトリーバーセナがいつもつけているネックレス

これは大事なネックレスってセナにも伝えてあるから

直前に取りたくなくて前日にグルーミングをした時に外しておいた。

「大丈夫、大丈夫。すぐに終わるからね。今日、痛いの治るからね。」と

心の中で何度も唱える。

セナのネックレスを握りしめながら。

きっとセナに伝わる。

行き場所もないのでカフェを点々とし。

おしゃれなカフェも

美味しいカフェも

新しいカフェも

いつもようにセナと一緒に行っていたら

それだけですごく嬉しいのに、

この日はどのカフェにも心は動かない。

セナが来てから一度も行っていない人しか入れないとあるカフェ

行きたいと思っていたはず。

でも、ただの場所でしかなかった。

もう手術始まったかな....

そろそろ終わるかな....

そんなことをパパと話しながら待つ時間。

どれくらい時間が経っただろうか。

もう何時間も経過した。

そろそろ手術が終わる時間が近づいてきた。

「今日いつもより空いてたから早く始まったりしたかな」

「だったらもう終わってるよね」

「でもまだ電話来ないね」

「時間通りだったのかな」

病院から、やっと電話。

「手術が終わって麻酔から目が覚めました」

「安定してますか?」

「はい、大丈夫です」

よかった。

うん、よかった。

セナ、よく頑張ったね。

 
 

病院へお迎え

約束のお迎えの時間目指して、動物病院へ。

動物病院に着くとまずは院長先生からの説明。

3本の神経を抜いてしっかり詰め物もできました。と。

注意点や検査結果などを聞いて。

そしてセナとの再会。

病院の奥から力のある様子で早足で戻ってくるセナ。

よく頑張ったねー!!!

と声をかけて。

元気なセナに会えて本当に嬉しかった。

複雑な手術だけあって

全身麻酔時間は2時間50分超にも及んだ。

先生も

長い手術だったと。

あとにも先にも、長かったと。

こんなに長い時間の全身麻酔に耐えて

本当によく頑張ったよ、セナ。

つづく


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