ゴールデン・レトリーバー セナ
9歳5ヶ月 2024年5月
成長記録
ゴールデン・レトリーバー セナ日常の様子(成長記録)です。月別でまとめています。
セナ日常の様子 2024年5月
ゴールデン・レトリーバーセナ9歳3ヶ月、体重32.0kg。
先月は春の割に体調良好で過ごせて嬉しかった4月。
5月は4月よりも体調を崩すことは多く、皮膚炎も悪化しましたが、それでも引き続き春の割に頑張ってくれています。
5月はじめの体調不良
4月の最後の数日、暑さで身体が影響を受けたのかやや調子が落ちました。
そこから5月に入り今度は暑い日からの急な冷え込み、朝の最低気温10度と冬のような朝だと感じた5/2(木)の翌日に下痢嘔吐。
5/3(金)の昼に嘔吐が始まり続いて下痢、夕方にまた嘔吐。
夜になりそろそろ嘔吐が収まっているかも...とするとご飯はどうしよう、と。もちろん普通の食事は食べられないけど水分補給のためにごくごく軽い回復食にしようか、食欲はあるのかな?と食事のお肉をほんの少し出してみると食べたい気持ちはあるみたいで食べたものの、その5分後に嘔吐。固形物を胃が受け付けていませんでした。
なかなかない「食べたものをすぐに吐く」状態。食べて消化できないとかではなくて嘔吐してしまったので胃が固形物を全く受け付けていないことがわかり、でも水は吐かないで飲めていたのでそこからチキンスープ作り。更に時間を置いて固形物一切なしのスープを出してみるも、飲まず。まだ気持ち悪さがあるよう。結局絶食となり、この日は朝にとった食事を最後に就寝。
下痢は寝る前にしたのが最後で、翌朝はとりあえずお腹も嘔吐も止まっており食欲もあるのでほーんの少しの回復食で様子見。
よかった、固形物食べれた...。吐かなかったことに安堵しつつ、回復食を少しずつあげて回復へ。
5月中旬の体調不良
5/3に下痢嘔吐してから1週間。やっと回復してきたと思っていた頃、また朝が冬のような寒さだった5/10(金)に下痢嘔吐。朝の気温は8度。
朝のうんちが粘膜に覆われていて気になっていたら、朝ご飯の後にまた粘膜便。
恐らく調子の悪さから昼間のいつも寝ている時間に寝れず、お股を痒がったりソワソワ。
昼過ぎに嘔吐・下痢。
この日の嘔吐は昼過ぎから始まって、夜19時半までに3回。それぞれ2回-3回。
下痢は5回くらい。
1週間前の5/3の嘔吐の時もそうだったように、嘔吐がなかなかおさまらない。
以前は調子が悪い時でも半日や1日通して何度も嘔吐ということはほぼなかったのですが、頻度は多くないものの8歳〜9歳にかけて嘔吐がこれまでより断続的に長い時間続くことがあります。
この日は5/3よりも辛そうで、何も口にしたがらない。
水を飲む。
この水を飲む行為が、8歳夏の急性体調不良を彷彿させ、また水を吐くんじゃないかととても心配で。
嘔吐して30分後に水飲んで、2時間後に吐く、吐いてまた水飲む。1年前の経験から水を下げようかかなり迷いました。
嘔吐だけではなくて下痢もしているから脱水になりやすく水分補給はできればしたい...。飲んですぐ水を反射的にバシャーって嘔吐しているわけじゃないから、下げないでしばらく様子見。
あの時は水を飲んでから5分もしないうちに嘔吐したので、それに近い兆候が見えたらすぐに下げようと。点滴しにいくのは負担と天秤にかけるとまだ早い。そんなことを考えながら。
こういう時は経口補水液とかポカリとかの方が吸収しやすいため望ましいとはいえ、セナは経口補水液やポカリを薄めたものが好きではありません。受け付けないものを出しても仕方なく、ポカリなどでは飲むこと自体をやめてしまうので、まずは水が飲めるならそれで、と。
嘔吐の間隔は2時間〜3時間、夜19時半の嘔吐が最後で、嘔吐の後に飲んだ水も吐くことなく胃が受け付けてくれたよう。よかった。
夜の時点で下痢はまだ止まらず、翌朝4時を最後に止まりました。
嘔吐は夜19時半から止まったままだったので、朝から回復食開始。最初は固形物なしのスープから始めて徐々にあげていきその後は回復へ。
寒暖差
こうして5月の大きな体調不良2回は、ともに寒暖差の大きい日、急に冷え込んだ時をきっかけに起きました。
セナの体調とは切り離せない寒暖差。身体に影響が出やすい気温差の目安は7℃以上という研究結果があり、気温差が大きければ大きいほど影響が大きく、体温を調節する自律神経が乱れてしまう結果、自律神経が司る内臓をはじめとした身体の各所に影響が出てくるというわけです。
気温差と一言でいっても、前日からの気温差、昼夜の気温差、週単位での気温差などがありますが、この中でも最も身体に負担が大きいのが「前日から一気に気温が下がった時」だそう。セナで考えてみてもまさにそうで、急に暑くなった時の体調不良はじわじわと身体に影響を与えていく感じですが、急に寒くなった時は今回のようにガクッと急に体調を崩す傾向にある気がします。
皮膚の痒み
冬に落ち着いていた皮膚の痒み。
同じケアを続けていても、こうして春になると痒みが増します。
4月末から続くお股の痒み・指間炎も、ケアは続けているものの悪化傾向。
5月に入り膝周辺の痒み、腕の肘の内側の痒みも増えてきてます。
肘膝の痒みに関して、春に増えているので痒みの可能性が高いかなと思うものの、痒みだけでなくなんとなくだるいや鈍痛などの痛みの可能性もあると考えつつ。(激しい痛みがあればまたセナの行動も違ってくるのでそうではない場合の痛みやだるさ)
換毛
5/16頃、やっと換毛開始。
今年9歳の春は「換毛まだなのかなー?」と思いながらグルーミングしていました。特に例年より気温の高い春だったので換毛早いんじゃないかなと思っていました。
昨年8歳の春の換毛はいつだったんだろうと思って見返してみたら、4月でした(8歳4かヶ月の成長記録)。昨年も春が早いなと思ったのですが、今年はそれを上回る気温の高さだったので今年の方が換毛が遅かったことを少し疑問に思いつつ。
冬毛の量に関係するのか、それともまた違う理由なのか。(9歳冬はこれまでで一番たっぷりの冬毛でした)
咳とゼーゼー呼吸
4月から咳(咳払い)やゼーゼーが増えてきましたが、5月も続きました。
この4月・5月は例年の春よりも暑かったので散歩コースも気温に応じて短くしているものの、それでも散歩の終盤になるとゼーゼーしてしまいます。既に真夏並み・もしくは真夏同等に短い散歩の距離。筋力維持やセナの「歩きたい・お散歩したい」の気持ちを満たしてあげたく、散歩は大事な楽しみでリフレッシュの時間なのでその時歩ける距離を出来るだけ減らさないようにもしていきたい。
呼吸音のゼーゼーは、息をする時にどこか気道が狭くなっている証拠。年齢起因は否めないかもしれませんが仕方ないと放っておくことはできません。苦しい思いはさせたくないので、今ケア方法を探っているところです。
医師に念のため肺や呼吸音を確認してもらっても通常時の呼吸音・心音に異常はありません。
痰が絡む症状は4月より頻度は微減程度
これまで例えば家族が帰宅した時など興奮すると(特に調子が下がっている時は)咳払いとゼーゼーをすることがありましたが、散歩終盤で毎回のように起こるようになったのはこの9歳の春が初めてです。
鍼治療と肺と大腸
5月下旬に鍼治療を受け、その後数日〜1週間は散歩終盤のゼーゼー呼吸音がほぼ聞こえませんでした。
この時の治療では腰周辺にある大腸兪(だいちょうゆ)のツボが今までで一番痛がりました。これまでに何度も施術したことのあるツボですが、ここまで痛がったのは初めてでドクターも鍼を変えてみたり、周囲からのアプローチに変えたりしました。
この日はお腹を壊してはおらずやっと回復してきた頃、5月上旬〜中旬の下痢嘔吐からの疲れもあったのでしょう。
更には
大腸兪のツボはその名前や位置からも主には大腸に関連するツボであるほか、大腸と肺は中医学では表裏の関係にあり繋がりが深いと考えるそうなので、もしかしたら肺・呼吸器系のゼーゼーともなんらかの症状の繋がりがあった可能性も。
ちなみに、今回の大腸兪(だいちょうゆ)のツボの痛みについて考えられる要因は 主に①大腸の疲れ②肺の疲れ ③以前より体が回ってきたから。これまでで一番反応したからといって最も状態が悪いわけではないそうです。
お腹の調子だけでいえば、今回より調子が悪い時に鍼治療を受けたことも何度もあったので不思議だったのですが、身体はほぐれてくると痛みも感じやすくなる、と。確かに、例えば人の肩こりもそうで、かちんこちんの時は痛みも感じないのに少しほぐれてくると痛かったりするのと同じ感じなんだろうなと思います。
まずは一歩前進!この時少しでも呼吸が楽になったであろうということと、改善する可能性がある事実が嬉しかったです。
諦めないで引き続き改善を目指していきます。
参考
「肺」は、大腸と関係が深く、便秘や下痢などの排便の異常と「肺」の関係を考えます。 「肺」を治すことにより排便異常を治療したり、逆に、便通をよくすることで「肺」の病変を治したりすることがあります。(花月クリニック)
2024年5月を振り返って
5月は前月4月よりも体調を崩すことが多くその度にまた長引く体調不良の始まりがやってきてしまうのか、といつもの春を憂い、いやそうならないように早く回復させるんだという気持ちでいました。
春などの長引きやすい体調不良時のセナの体力・体調ゲージのイメージはこんな感じ。
最初の体調不良は戻るのも比較的早いが、季節の変わり目などでは回復しきらないうちにまた体調が崩れてしまう、ということが起こる。まだ体力が戻り切らないところで再度体調が崩れるので、全体の体力は更に下がる。すると体調や体力の戻るのにも時間がかかる。ついには体力が少なくなると、戻る体力がなくなってきて悪循環に入り右肩下がりで長期の体調不良に陥る。
春はただでさえ体力を使う季節なので、体力温存、無理しない程度での発散運動を心がけ。
5月も終わり思うことは、無事1ヶ月が終わってくれたということ。
5月上旬〜中旬は体調不良だけでなくバタバタと身内の諸々・生活に大きな変化もあったりと季節の変わり目だけでない疲れやすい要素もあり、その中でよく乗り越えてくれた5月でした。
特に今月は生活の変化があったからこそ、いつも以上に強く思うことが多かったことが
毎日美味しくごはんを食べて、散歩して、元気な時を見計らってお出かけして、セナが楽しく安心して笑顔でいてくれるなら今はそれ以上のものはないということ。反対に言えばそれは絶対に守り抜きたいということでもありました。
今月の体調・食事・服薬の概要
2024年5月 | セナ9歳5ヶ月 |
---|---|
体重 | 31.5kg |
食事 | 2歳4ヶ月(2017年4月中旬)、ドライフード(オリジン)から完全手作り食(生肉主体)へ移行完了 2021/9/13より全ての生肉一旦中止 |
食事 肉類・アレルギーなど | 2023年 1月中旬より豚肉メインから鶏肉メインへ 4月より 豚肉を少しずつ多くしているがお腹が緩いことも多いので鶏肉の2割程度 7月下旬より 朝鶏肉・昼夜豚肉メインへ 2024年 引き続き朝鶏肉・昼夜豚肉メイン |
お腹の調子 | 2024年 1月中旬 急な冷え込み・強風の翌日下痢嘔吐 2月 急な気温の後下痢嘔吐 3月 気温上昇・寒暖差により下痢嘔吐が増える 4月 今のところ安定 5月 下痢嘔吐で大きく崩した日が2回 |
今月の薬ほかサプリ | 2023/5 四逆散・腎固 効かず 2023/6~7上旬 五苓散から平胃散+理中丸へ 2024/1 耳血腫治療・予防のためのサプリ開始 |
鍼治療 | 7歳6ヶ月から開始 8歳8ヶ月から通院頻度変更 |
肛門のかゆみ状態 | 22年11月~23年7月 お尻引きずりなし 23年8月 お尻引きずり頻回 24年3月 お尻引きずりあり |
股の痒み状態 | 2023年10月〜2024年1月 月に1回〜2回程度急に気にする 消毒液・部分シャンプーなどで長期的な悪化は避けられている 2024年3月末 お股の痒みが増える 4月 痒みが出やすい状態 |
指間炎の状態 | 2024年 1月 昨年晩秋の頃から落ち着き気にすることはかなり減った 落ち着いている間も毎日消毒液で洗浄でキープ 3月末 やや気にすることが増える。なめ壊しまではいかない 4月 久しぶりに指間炎から体液 5月 指間炎悪化 |
耳の状態 | 2024年 1月 右耳耳血腫初めて(外耳炎なし) 2月 右耳耳血腫2回目 3月 右耳の一部のみ外耳炎のような炎症が起きやすい状態に思える 4月 中旬〜下旬 右耳の炎症気味が落ち着いてきた |
他の皮膚炎 | 5月 肘・膝を気にして舐めるカチカチ噛む |
目の状態 | ずっと続いていた黄色い目やにが 2022/7月半ばより減少 8月9月共に一ヶ月通して黄目やにほぼなし! ~12月 2024年3月までなし。黒い目やには出るが通常範囲。 |
呼吸器の状態 | 2023年 2月 呼吸異常が長く強く出る・嘔吐を伴う 10月上旬 呼吸異常が少し出る 痰は少し毎日ではない 2024年 3月末〜 気温上昇とともに痰が絡むことが増えてきた/ほぼ毎日 4月-5月 散歩終盤の呼吸音ゼーゼーが出るように |
皮膚炎の内服薬 | 1歳9ヶ月(2016/9)から服用を続けていた痒みを断ち切るためのお薬アポキル錠/アポクエル(Apoquel)16mgは、2020年9月サイトポイント注射開始に伴い頓服使用へ |
アポキル錠の服用状況 | 今月のアポキル服用:なし サイトポイント(5歳8ヶ月開始):月1回継続 |