ゴールデンレトリーバーの年齢換算表
"犬の年齢は犬種によって異なる"
これが最新の犬の年齢換算スタンダードです。
犬を家族にお迎えし、犬が成長するにつれて気になってくる犬の年齢の考え方。
「一体この子は、人で例えたら何歳くらいなのだろう?」という疑問。
人の年齢に換算するというのは、犬の心身の成長と老いを図る上での1つの目安です。
もちろん人の年齢に換算するのは無意味だなんていう意見もあるものの、参考にしたくなることも時にはあるのではないでしょうか。
犬の年齢を人に換算する時「人の1年は犬の7年」といわれていましたが、これは少し前の考え方になっているようです。
犬の体重や犬種によって年齢換算が異なることは近年よく知られるようになってきたことについて、
ゴールデンレトリバー・ラブラドールレトリバー以外の小型犬・中型犬・大型犬のそれぞれの犬種の年齢換算については詳しく「【20犬種別・年齢換算掲載!】最新の方法で愛犬の年齢を計算しよう!」に記載しています。
この記事はゴールデンレトリバー・ラブラドールレトリバーの年齢換算にフォーカスした記事です。
ではまず、これまでのスタンダードな犬の年齢換算表を確認してみましょう。
犬の年齢を人の年齢に換算
【従来タイプの犬年齢換算表】
下記の年齢換算表が長いこと一般的とされてきた犬の年齢換算表です。
小型犬・中型犬・大型犬とざっくりとした分類になっています。
小型犬 中型犬 | 大型犬 | 人への 年齢換算 |
---|---|---|
1ヶ月 | 1歳 | |
2ヶ月 | 3歳 | |
3ヶ月 | 5歳 | |
6ヶ月 | 9歳 | |
1歳 | 12歳 | |
9ヶ月 | 13歳 | |
1歳 | 17歳 | |
2歳 | 19歳 | |
1歳半 | 20歳 | |
2歳 | 23歳 | |
3歳 | 26歳 | |
3歳 | 28歳 | |
4歳 | 32歳 | |
4歳 | 33歳 | |
5歳 | 36歳 | |
6歳 | 5歳 | 40歳 |
7歳 | 44歳 | |
8歳 | 6歳 | 48歳 |
9歳 | 52歳 | |
7歳 | 54歳 | |
10歳 | 56歳 | |
11歳 | 8歳 | 60歳 |
12歳 | 64歳 | |
13歳 | 9歳 | 68歳 |
14歳 | 72歳 | |
15歳 | 10歳 | 76歳 |
16歳 | 80歳 | |
11歳 | 81歳 | |
17歳 | 84歳 | |
12歳 | 86歳 | |
18歳 | 88歳 | |
19歳 | 13歳 | 92歳 |
20歳 | 96歳 |
セナのお里であるブリーダー・プレジールケンネルから最初に頂いた子犬ブックでも上記の獣医師広報板・平成21年度が参考資料として添付されていました。
平成21年というとかなり前ですが、こちらの年齢換算表は今でも使っている事業者も多いようです。
次が、最新の犬種別で考えられた年齢換算表です。
犬種別で計算!
最新の
ゴールデンレトリーバーの年齢換算表
最新の年齢換算表は犬種別年齢換算(BBC)によるものです。
BBCに掲載された最新の年齢換算表は犬種で分類されていますが、ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーは同じ年齢換算表でみることができます。
BBC発表の最新の犬種別年齢換算方法でゴールデン・レトリーバーの年齢を算出してみました。
BBCではどう年齢を計算するかが掲載されているので、その基準に従ってゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーの年齢を計算したのが下記表です。
参考までに、これまで一般的とされてきた犬の年齢換算とも比較してみてます。
犬の年齢 | 【犬種別最新】 BBC 年齢換算 | 【従来型】 獣医師 広報板 |
---|---|---|
1歳 | 10.5歳 | 12歳 |
2歳 | 21歳 | 19歳 |
3歳 | 27歳 | 26歳 |
4歳 | 32歳 | 33歳 |
5歳 | 38歳 | 40歳 |
6歳 | 44歳 | 48歳 |
7歳 | 50歳 | 54歳 |
8歳 | 55歳 | 60歳 |
9歳 | 61歳 | 68歳 |
10歳 | 67歳 | 76歳 |
11歳 | 73歳 | 81歳 |
12歳 | 78歳 | 86歳 |
13歳 | 84歳 | 92歳 |
14歳 | 90歳 | |
15歳 | 96歳 | |
16歳 | 101歳 | |
17歳 | 107歳 | |
18歳 | 113歳 | |
19歳 | 119歳 | |
20歳 | 124歳 |
嬉しいことに、現在日本で参考にされることの多い獣医師広報板の犬の年齢換算表よりも若いです。
例えばゴールデン・レトリーバーが10歳になった時、日本では76歳と捉えられますが、BBCの最新の方法によると67歳です。
1つ留意しておきたいのは、BBC NEWS統計の対象が自国の犬だとすればイギリスでの犬が置かれている住環境や自然環境・食事・運動など様々な要素によって、ここ日本よりも "犬が健康で若くいられている"という可能性です。
仮にそうだったとしてもペット先進国から学ぶことによって、日本においても今以上に犬がより若々しくいられる可能性があるという希望があるともいえます。
「年齢に捉われずにその子をよく見てあげること」これが大事なことではありますが
時には犬を人の年齢に換算して捉えることで、幼犬・成犬・シニア犬という犬のライフステージに沿って日々の食事や運動、生活等を適切に変えてあげられること。これが、犬種別でより詳しく犬の年齢換算を知ることの意味なのかなと思いました。