ビタミンCたっぷりの赤パプリカ[犬の手作りごはん]
生後6ヶ月を迎えたばかりのゴールデン・レトリーバー セナ。最近はドッグフードにお野菜などをトッピングしてあげるようになりました。トッピングは、キャベツ・かぼちゃ・大根・レタス・豆腐など。
今回は、パプリカをあげてみることにしました。
今日は、ドッグフードにお野菜のパプリカをトッピングです。パプリカは犬にあげても大丈夫な食材。パプリカには 甘みがしっかりあるので、好きで食べてくれる犬も多いそうです。
パプリカを犬にあげるときは、火を通します。
今回はパプリカを蒸し茹でしました。レンジでチンでもパプリカを加熱できますが、鍋で蒸すように茹でました。
パプリカを、蒸すように茹でます
茹でる時の欠点は、茹で汁に野菜の栄養がでてしまうこと・・・。茹で汁を一緒に犬にあげる場合は茹でても良いのですが、いまのところセナには茹で汁をあげていないので、野菜を茹でる際の水分は少なめにしました。
写真は少し水をいれすぎたかな。もう少しパプリカが見えるくらいの湯量がベストに感じています。栄養をお野菜に閉じ込めるため、蒸した後水分がなくなるまで完全に煮詰めるので湯量が多いと時間がかかってしまいます。
完成!
蒸し茹でしたのち、水分を完全に飛ばしました
もう一つ簡単なパプリカの火の通し方
ブロッコリーに火を通す時に、カットしたパプリカを上に乗せてしまうだけ。自宅ではブロッコリーも蒸し茹でしますので、こうしてパプリカを一緒に乗せてしまえば一石二鳥です。
蒸し茹でするための専用器具もキッチングッズで販売されていますが、そう言ったものは使わずに画像のようにパプリカに火を通してしまいます。
次は、気になるパプリカの栄養素。
今回調理したパプリカは、人の食卓にもサラダのトッピングとして使います。食事の用意は、毎日のことですからできるだけ人も犬も同時にしたいな〜そこで、パプリカは犬にとってどうなのだろう?と思ったのです。
犬然り、飼い主然り、気になるパプリカの栄養価。
緑ピーマンは苦味があって時には食べにくさも感じますが、パプリカは緑ピーマンが熟したお野菜なので、苦味がなく甘みがあり同じピーマンと思えないほどの美味しさです。
今回選んだ赤パプリカは、黄色・オレンジパプリカと比較しても最も甘みが強いです。
▼緑ピーマンとパプリカの栄養価の違い
緑ピーマンよりもパプリカは、ビタミンの栄養価が2〜3倍にもなります。特に多く含まれているビタミンは、ビタミンA、C、Eです。中でも、赤パプリカはβカロテンが多く、油調理をするとβカロテンの吸収率がアップします。
ビタミンCは、一般的に熱で失われやすい栄養素ですが、パプリカのビタミンCは熱に強いのが特徴です。パプリカのビタミンC含有量は、レモンの4~5倍、トマトの10倍あるといわれています。
パプリカを選ぶ時は、色の濃いパプリカを選ぶようにしています。黄色よりも赤色・オレンジ色パプリカの方が、総合的な栄養価は高いようです。
赤やオレンジは色の濃さからも栄養の高さが伺えますよね。
ドッグフードにトッピングをして、出しましたが美味しそうに食べてくれました!パプリカだけをおやつにあげようとしても、『早くちょうだい!』と嬉しそうに食べます。
はじめてのパプリカ
生後6ヶ月ゴールデン・レトリーバーセナ
セナもパプリカを気に入ってくれたようです。少し気になったのは、パプリカの皮が形を残して犬のうんちに出てきてしまったことです。完全に消化が出来なかったみたい。下痢や軟便にはならなかったため、パプリカはセナにとって食べられる食材のようです。
パプリカを充分に消化吸収させるためには、次はより細かく切ったり、フードプロッセッサーを使ってあげたいと思います。
夏真っ盛り、紫外線・夏バテ対策にもビタミンCや抗酸化成分の多いパプリカは、人にも犬にも栄養満点です!
【追記】2017年4月、セナ2歳4ヶ月でドライドッグフードから完全手作り食に移行しました。パプリカは、今でも手作り食に使っている食材の1つです。
今はパプリカの消化にも慣れ、そのままウンチに出てくることもありません。犬が食べられる食材・食べられない食材を知るために、『愛犬のための症状・目的別 "栄養事典"』という書籍を読みはじめました。
犬の手作り食を推奨・須崎動物病院院長の本