犬の手作りごはん [セナごはん]実際の手作り食

手作りごはんを残さず食べてもらうために、変えたこと[大型犬の手作りごはん]

手作りごはんを残さず食べてもらうために、変えたこと[大型犬の手作りごはん]

ゴールデン・レトリーバー セナ2歳の食事をドッグフードから手作りごはんへ、完全に切り替えてから半年が経ちました。

メインのお肉としてあげてきた鶏肉から馬肉へと変えたのが2017年6月末のこと。馬肉にしたのは、暑い夏と皮膚炎のことを考えた結果です。(2歳6ヶ月の成長記録)

夏の間は、鶏肉から馬肉へ

犬の手作りごはんセナごはん

鶏肉から馬肉に変えたのはよいものの、馬肉は比較的あっさりしているお肉。その上、鶏肉は表面を殺菌するために焼いていましたが、馬肉は表面を焼かずにあげていたことも関係してか、手作りごはんを食べてくれない日が出てきました。

夏という季節もあいまって、なかなか食が進まないセナ。

こんな風に、手作りごはん残していました。目の前にご飯をおいてみても、見向きもしません・・・

犬の手作りごはん残す

写真の様に全く口をつけない時もあって「何か変えてあげる必要があるんだろうな」と思いどんなご飯なら食べてくれるか?をセナ2歳の夏、試していました。

そこで、トライしたことをまとめたのが今回の記事です。

 
 

手作りごはんトライ1 お肉の表面を焼く

7月のある日。

まずは、馬肉の表面を焼いて香りをだすことにしました。夕食のときのセナの様子。

犬の手作り食セナごはん

焼いたお肉の香りが気になるみたい。

犬の手作り食セナごはん

『このご飯美味しそうだね!』

 

そんな声が聞こえてきそうなセナの表情。

まずは、馬肉の表面焼いてあげることで、食欲がそそられ食べやすくなったようです。

お肉を焼く様にすると以前よりは食いつきが良くなったのですが、それでも食べない日やお野菜をほとんど残してしまう時がありました。

 

手作りごはんトライ2 お野菜を大きめに切ってみる

お野菜はあまり大きいと消化に負担になるため、刻んであげていました。細かすぎて食べにくいのかも?と思い、大きめに切ってみることにしました。

お肉を焼いて、お野菜を大きめカットしました

犬の手作りごはん食べたない時

が、相変わらず食べません

 

お肉は表面を焼くことでほぼ食べてくれる様になったのですが、お肉しか食べないのもこれまた問題。

犬の手作りごはん食べたない時の対処法

お野菜の大きさの問題ではなさそうです。

だったらと、消化に負担のないように、お野菜は細かくカットに戻しました。

 

 
 

手作りごはんトライ3 食べ応えのあるお肉に変える

馬肉に変えてからあげていたのは馬肉ミンチを使いやすいように角切り成形した、ディアラの馬肉。これまで旅行の時などにあげることが多かった馬肉なので、使う分だけ測って解凍できる角切りタイプの馬肉を使ってました。

8月、お肉も少し残すようになりました

犬の手作りごはん食べたない時の対処法

お肉を残すってことは・・・

 

お肉も残しているのを見て、食べている間にほろっとなってしまうミンチ肉が食べにくいのかもしれない。と思うようになりました。

馬肉は馬肉でも、角切りミンチではなく切り落としタイプのお肉を探して、注文。

切り落とし 馬肉 が到着

手作りごはん切り落とし馬肉

切り落としタイプで手作りごはんを作る

切り落とし馬肉犬の手作りごはん

切り落としタイプにしたら、美味しそうに食べてくれました!お肉への食いつきが全然違います。ミンチ肉より切り落とし肉が食べやすい上に、お肉らしい食べ応えもあって良さそうです。

いくつかの理由で切り落とし肉に変えた方が良いかも。というのは、少し前から考えていましたが、冷凍庫のスペース問題とお肉の購入先を選ぶので切り替えるのに少々時間がかかってしまってました。

お肉への食欲は、切り落とし馬肉にすることで解決しました。

角切りミンチは旅行の際に便利なのでこれからも使っていくと思いますが、普段のメインお肉は馬肉切り落としタイプへ。

使う分だけ解凍できる角切りは何かと便利:ディアラの生馬肉

今年の夏旅行先でも角切り馬肉を持参しいつもと同じ手作りごはんを作りました。セナ2歳夏旅行:プールに、海に、美味しい食事!三浦海岸アレーナに宿泊。[犬連れ旅行]

お肉を変えたことで、お野菜も以前よりは食べてくれる様になったものの、まだお野菜を残しがちです。

お野菜のカットの大きさが問題ではないことはトライ2でわかったので、次は苦手だと思うお野菜をしばらく抜きました。そして、野菜とお肉を炒めることにしました。

 

手作りごはんトライ4 お野菜はお肉と炒めて食べやすく

セナが苦手そうな野菜をしばらく抜いて様子を見ると同時に、お野菜をお肉と炒めることにしました。

野菜にお肉の香りが移る様にさっと炒める

大型犬の手作りごはん

馬肉の一部をお野菜と炒めました。お野菜は、加熱が必要なものはあらかじめ火を通しているので、ここではさっとお肉とからめるだけです。

半分は生肉のまま、半分はお肉と野菜炒め。残しがち食材は抜いており、この時手作りごはんに使ったのはセナが比較的食べてくれる野菜です。

  • ブロッコリー
  • 赤パプリカ
  • オクラ
  • 大根おろし

お野菜が少なめになった為、毎食入れているグリーントライプと野草と果物の発酵パウダーを多めに入れて野菜不足をカバーしました。

肉野菜炒めハーフごはん、完成!

大型犬の手作りごはんセナごはん

・・・結果は、美味しそうに食べてくれました!

ぺろっと平らげました。

お野菜のそのままの味というか、青臭い感じが苦手だったのかもしれません。この後、少しずつお野菜の種類を戻していきました。

そうすると、お肉と炒めるとほとんどのお野菜を好き嫌いなく食べてくれることが判明。それならと、今は大半のお野菜はお肉と一緒に炒めてからあげています。

他に手作りごはんをあげる上で、気をつけたことが2つあります。

1.お野菜ゾーンとお肉ゾーンを分ける。混ぜない

これまで、食事をする前に全て混ぜてからあげていたのですが、混ぜるのをやめました。元々お肉も野菜も残さず食べて欲しいがために混ぜていたのですが、この夏はお野菜とお肉が混ざっていると、お野菜だけでなくせっかくのお肉まで残すこと多くなりました。

その為、お皿の中でお肉だけゾーンとお野菜入りゾーンと分けてみました。

そうしたら、意外にも、別々に食べる。

お肉食べて、お野菜食べて、としていました。これには少し驚きましたが、セナ流美味しく食べる方法なのかな。

2.スープや水分のひたひたご飯をやめる

犬の手作りごはんでは、野菜を煮込んだスープなどをひたひたにかけたり、ご飯と煮込んでおじや状にする。という作り方は、水分をしっかりとってもらうためにおすすめされることが多い方法です。

犬の手作りごはんで知られる須崎動物病院院長の書籍には『水分たっぷりおじや』が基本なこともあり、セナごはんも水分多めを心がけていました。

これも犬の好みによると思いますが、セナはあまり水分多めのヒタヒタのごはんは好みではない様です。そこで、今までご飯に入れる水分量を少し減らす様にしました。

ほんのちょっとのことですが、こんなことにも気をつけると、更に食べやすそうでした。

以上が、手作りごはんを完食してもらうために、より美味しく食べてもらうためにトライしたことです。

  1. お肉の表面を焼く
  2. 野菜を大きめにカットする(セナには効果なし)
  3. お肉を食べ応えのある切り落とし肉に変える
  4. お野菜をお肉と一緒に炒める
  5. 食材を混ぜないであげる
  6. 水分量を調整する

夏の間は少し苦労した手作りごはんでしたが、結果食べてくれる様になり、色々と試してみて良かったです。

セナも当初はフレッシュなお野菜を美味しそうに食べていましたが、慣れはじめた頃から好みが出てきたように思えます。そういえば、手作り食推奨の獣医師に『野菜きちんと食べる?』と聞かれたことを思い出しました。お野菜の味が苦手な犬、案外いるのかな。

犬と野菜

よく耳にするフレーズ『出されたものを食べずに我慢すれば、おいしいものが出てくると犬は学習する』一理あるでしょうから、ご飯を食べなかったからといって、その代わりにセナが好む何かあげることはしていませんでした。

1食くらい抜いても大丈夫、むしろ胃腸を休めるのに丁度いいだろうと思い、食べない時はそのまま下げて終わりにしていました。

犬がごはんを食べない理由は、色々あるでしょうし、その1つは好みが影響しているのかもしれません。好みもその子の個性ともいえます。

 

セナが手作りごはんを残しがちになったのは、単純にセナのお肉の好みが大きく影響しているのかな、とも思いました。

でも、個性や好みだけで済ませると少し危険そうです。

もし色々変えても食べない、あまりにも食欲不振が続く様なら体調不良が隠れている可能性もあります。そうでないことを確認するためにも次の食事は食べやすい様に何か改善してみよう。

それが、自分の心持ちでした。

 

◇手作りごはんに活用している補助食材◇

sennagohan_mon

  1. グリーントライプ
  2. 33種類野草と醗酵フルーツパウダー
  3. ゴートミルク

犬の身体に必要なものを手軽にあげることが出来るためとても便利で、欠かせない手作りごはんの食材です。

犬の手作りごはんに使うグリーントライプ

特に (1)グリーントライプ (2)33種の野草と醗酵フルーツパウダーはお腹の調子を安定させるために、とても良く、手作り食移行段階でこれら2つを入れるようになってから下痢・軟便になることが減り、ウンチが格段に良くなりました。

これらがあって、完全手作り食へ踏み切れたといっても良いくらいです。

 

 
 

◇手作りごはんに加えているサプリメント◇

ゴールデン・レトリーバーセナ2歳8ヶ月

2017年7〜9月 大型犬の手作りごはん記録

ゴールデン・レトリーバー セナ

体重:28kg

現在の年齢:2歳9ヶ月

手作りごはん開始年齢:2歳4ヶ月

お腹の調子:手作りごはん開始から、よい状態が続いています

目標:指間炎を治して、病気になりにくい丈夫な身体を作ること

食事の回数:1日3回

ベースのお肉量:1回あたり馬肉 250g 夜はプラスして生骨

 

2017年4月・5月は、1回あたりの食事量が300gでしたが、食欲が落ちていたこの夏から250gに変えました。

夏が過ぎた2017年9月末から鶏肉をメイン肉にしています。現在もお野菜はお肉と一緒に炒めてからあげています。鶏肉ですと、馬肉より細かいことを気にせずとも、お野菜もぺろっと食べてくれます。

食欲は戻っていて、今はもっと食べたい!という感じ。体重は変わらず28kg台で、冬に向けて少しごはんを増やしてあげようかなと考えています。


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