ニュートロナチュラルチョイス・ドッグフード
チキンとラムどちらにする?
違いと共通点まとめ
お迎えした子犬に食べさせるドッグフードは、ブリーダーさんやペットショップで食べていたドッグフードの種類をまずは引き継ぐのが一般的です。生後10ヶ月を迎えたゴールデン・レトリーバー セナも、ブリーダーさんで子犬のころから食べていた「ニュートロナチュラルチョイス」のドッグフードを今も食べています。
元々食べているフードはこれですよといわれたのが「ニュートロナチュラルチョイス・チキン&玄米」の大型犬子犬用。
しかし、子犬の時からお腹の調子を崩しがちでよく下痢をしてウンチの状態が安定しなかったこともあり、ニュートロナチュラルチョイスのチキン&玄米からラム&玄米へ、ドッグフードを変えたことで、下痢やウンチの緩さが改善し、改めてドッグフード選びの大切さを実感しました。
このようなことがきっかけでドッグフードについて詳しく調べるようになったのですが、今回の記事では子犬期に迷ったニュートロ・ナチュラルチョイスの2種類のドッグフード『チキン&玄米』『ラム&玄米』の違いと共通点についてまとめました。
目次
子犬期に実際にあげているドッグフードの種類
生後2ヶ月〜現在(生後10ヶ月)
実際にあげているドッグフード
月齢 | ニュートロナチュラルチョイス ドッグフードの種類 |
---|---|
生後2ヶ月〜 | チキン&玄米の大型犬子犬用 |
生後3ヶ月〜 | チキン&玄米の大型犬子犬用 ラム&玄米の全犬種子犬用 |
生後6ヶ月〜 | ラム&玄米の全犬種子犬用 |
ニュートロナチュラルチョイスのなかで大型犬子犬に合わせた栄養素になっているのがチキン&玄米の大型犬子犬用です。
だから、ニュートロの他の種類よりもこのドッグフードのほうが良いのだろうと思いながらも、お腹が緩い。これでは消化吸収ができていない可能性が高くせっかくの栄養素も身にならないのではと。大型犬子犬用がラムにはなかったたためチキン&玄米から変えるのを迷いましたが、お腹の調子を優先させました。
あとは「チキン&玄米の大型犬子犬用」と「ラム&玄米の全犬種子犬用」の栄養価の違いを調べて補おうと考えました。
本記事で比較対象にしているのは「チキン&玄米の大型犬子犬用」と「ラム&玄米の全犬種子犬用」です。
ニュートロナチュラルチョイス子犬用ドッグフード『チキン&玄米』は全犬種用と大型犬用があります。一方、『ラム&玄米』は大型犬用はなく全犬種用のみです。
ナチュラルニュートロチョイス【チキン&玄米の大型犬子犬用】
ナチュラルニュートロチョイス【ラム&玄米の全犬種子犬用】
ナチュラルニュートロチョイス
『チキン&玄米』『ラム&玄米』
違いと比較
主原料の違い
「チキン&玄米の大型犬子犬用」と「ラム&玄米の全犬種子犬用」の違いにおいて、最も大きな違いなのは主原料が『チキン』なのか『ラム』なのかです。
犬にとってチキンのドッグフードがいいのか、ラムのドッグフードがいいのか、それぞれの特徴をみてみましょう。
チキン主体ドッグフードの特徴 | ラム主体ドッグフードの特徴 |
---|---|
|
|
一般的にラムよりもチキンドッグフードの方が犬の食いつきが良いといわれ、ドッグフードをあまり食べない犬の場合はチキンの方がラムよりも好んで食べてくれることが多いそうです。
一方、ラムはチキンよりも食物アレルギーになりにくいタンパク源だといわれます。胃腸が弱い犬には、ラムの方が消化の負担が少ないためラムを選んであげると良いそうです。
主原料以外の材料
ラム・チキン原材料一覧比較
「チキン&玄米の大型犬子犬用」と「ラム&玄米の全犬種子犬用」について、主原料であるチキン・ラム以外の原材料を比較するために一覧にしました。
ニュートロナチュラルチョイス | |
---|---|
チキン&玄米 | ラム&玄米 |
大型犬用 | 全犬種用 |
チキン生肉 乾燥チキン 玄米 粗挽き米 オートミール 米糠 エンドウタンパク 鶏脂* タンパク加水分解物 ビートパルプ フィッシュオイル* ひまわり油* 大豆油* ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸) ミネラル類(カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、亜鉛、鉄、銅) 酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物) 緑茶抽出物 スペアミント抽出物 | ラム生肉 乾燥ラム肉 玄米 粗挽き米 エンドウタンパク オートミール 鶏脂* 米糠 ビートパルプ タンパク加水分解物 ひまわり油* 大豆油* フィッシュオイル* ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸) ミネラル類(カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、亜鉛、鉄、銅) アミノ酸類(タウリン) 酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物) 緑茶抽出物 スペアミント抽出物 |
「チキン&玄米の大型犬子犬用」と「ラム&玄米の全犬種子犬用」の原材料を詳しくみると、主原料チキン・ラム以外の原材料は基本的にはほぼ同じことがわかります。唯一「ラム&玄米の全犬種子犬用」の方に入っていて、「チキン&玄米の大型犬子犬用」に入っていないのが赤文字にしたアミノ酸類(タウリン)のみ。
ドッグフードの最近の流れとしてグレインフリー(穀物不使用)が広まりつつありますが、ニュートロでは
- 原材料には、アレルゲンになりやすく犬が消化しにくいトウモロコシ・小麦・大麦の穀物などは使用せず玄米を使用
- 炭水化物を腸内環境を整える大切な栄養源として現段階では原材料として使用
との考えを示しています。
当記事の一番最後にも書いていますが、セナは1歳過ぎににアレルギー判明をしたのをきっかけにグレインフリーのオリジンドッグフードに変えました。アレルギー判明がきっかけではあったものの結果的にグレインフリーをあげるようになって良かったと思っています。
グレインフリーについては賛否両論ありますが、炭水化物を抜くということは原材料費高騰に直結しますので、その辺りも業界内の賛否両論に関係しているのだろうなと思います。オリジンドッグフード へ。食物アレルギーの除去食中【1歳5ヶ月】G's Family ゴールデン・レトリーバー セナ 成長の記録
ニュートロナチュラルにもグレインフリー(穀物不使用)ドッグフードがあります。
ニュートロ穀物フリー『ワイルドレシピ』
ニュートロナチュラルチョイスの穀物不使用ドッグフード【ワイルドレシピ】
チキン・サーモン・ラム・鹿肉の4種類から選ぶことが可能です。
ただ、ニュートロナチュラルチョイスのグレインフリー(穀物不使用)ドッグフードは、超小型犬〜小型犬用のみです。
ニュートロにドッグフードの小型犬・大型犬表示は何を意味するのか直接聞いてみました。回答内容は記事後半に書いています。
栄養価の違い
チキン・ラムドッグフード栄養価比較表
ニュートロドッグフード「チキン&玄米の大型犬子犬用」と「ラム&玄米の全犬種子犬用」について主原料とタウリン以外の原材料が全く同じであることがわかりましたが、栄養素はどうなのでしょうか。
「チキン&玄米の大型犬子犬用」と「ラム&玄米の全犬種子犬用」に含まれている各栄養素を詳しく比較したのが下記の表です。
栄養素 | ニュートロナチュラルチョイス | |
---|---|---|
チキン&玄米 大型犬子犬用 | ラム&玄米 全犬種子犬用 | |
タンパク質 | 26.0% 以上 | 27.0% 以上 |
脂質 | 15.0% 以上 | 16.0% 以上 |
粗繊維 | 3.0% 以下 | 3.0% 以下 |
灰分 | 10.0% 以下 | 10.0% 以下 |
水分 | 10.0% 以下 | 10.0% 以下 |
リノール酸 | 3.5% 以上 | 3.5% 以上 |
亜鉛 | 250mg/kg 以上 | 250mg/kg 以上 |
カルシウム | 1.0% 以上 | 1.0% 以上 |
リン | 0.9% 以上 | 0.9% 以上 |
ナイアシン | 250mg/kg 以 | 250mg/kg 以上 |
ビオチン | 2.5mg/kg 以上 | 2.5mg/kg 以上 |
DHA・EPA | 0.1% 以上 | 0.1% 以上 |
グルコサミン | 150mg/kg 以上 | --- |
コンドロイチン | 350mg/kg 以上 | --- |
代謝エネルギー | 約370kcal/100g | 約385kcal/100g |
関節に大事な栄養素の違い
「チキン&玄米の大型犬子犬用」と「ラム&玄米の全犬種子犬用」で明らかに異なっているのは下記の2つの栄養素。
- グルコサミン
- コンドロイチン
この2つ栄養素が「チキン&玄米の大型犬子犬用」には多く含まれているのが特徴です。
大型犬子犬用としているだけあって、大型犬の関節の成長に配慮しています。
ちなみに、同じチキン&玄米の小型犬〜中型犬用には、特にグルコサミンとコンドロイチンは栄養成分として表示されていません。大型犬用フードの特徴といっていいでしょう。
ラム&玄米は、グルコサミンとコンドロイチンの含有量明示がありませんので、あまり含まれていないと考えて良いでしょう。
その他の違い
栄養素だけを比較すると、ほとんど違いがありませんが詳しくみてみると、ラム&玄米の方がチキン&玄米より、タンパク質、脂質、カロリーが少々上回っています。
ドッグフードの粒の大きさ
「チキン&玄米の大型犬子犬用」と「ラム&玄米の全犬種子犬用」は、大型犬用と全犬種用ということからドッグフードの粒の大きさが違います。
大型犬用は粒が大きく、全犬種用は小型犬に合わせて小さい粒です。
それぞれの粒の大きさをみてみましょう。
ニュートロ チキン&玄米【子犬 】【大型犬用】ドッグフードの大きさ
生後3ヶ月のセナ。「チキン&玄米の大型犬子犬用」は粒が大きめです。
ニュートロ ラム&玄米【子犬】【全犬種用】ドッグフードの大きさ
チキン&玄米に比べると、「ラム&玄米の全犬種子犬用」のドッグフードの粒は約1/2~1/3の大きさです。
最初にラム&玄米が届いた時に「粒が小さい・・・!」と思ったのを覚えています。小型犬が食べられる大きさですから小さいですよね。
大型犬は成長するにつれて小粒ドッグフードが食べにくいと感じることもあるそうです。一方で、ドッグフードを食べる時に丸呑みする子は粒が小さい方が多少は消化の負担が減るのかなと思います。
どちらかといえばドッグフードを丸呑みしてしまう子の方が多いと思いますが、中には噛んで食べる子もいるのでそういうワンちゃんにとっては、身体のサイズに合った粒の方がよいのでしょう。
【追記】生後6ヶ月の頃は問題なかった粒の大きさですが、1歳近くになったときには小さい粒が食べにくそうでした。
最後に、ドッグフードの粒の大きさにも関連するニュートロドッグフードの「小型犬用」「大型犬用」の表記について確認しておきましょう。
ニュートロドッグフードの小型犬用・大型犬用とは?
ドッグフード選びに困っていた時、大型犬用ドッグフードの種類が少なく「小型犬用や全犬種用でも問題ないのか」ニュートロナチュラルチョイスに直接問い合わせたことがあります。
ドッグフードブランドによってもちろん異なることですが、ニュートロでは基本的には小型犬用と書いてあるものは『粒が小さいこと』を意味するそうです。
そして大型犬用のドッグフードが小型犬用フードと異なる点は、粒が大きめであることと、関節ケアのグルコサミン・コンドロイチンを多めに含んでいる点だそうです。
アレルギーなどで大型犬用フードが無理な場合は
粒の大きささえ問題なく食べてくれるなら小型犬用と表示されていても大型犬にあげても大丈夫ですよ。
と教えていただきました。
【まとめ】
ニュートロナチュラルチョイス・ドッグフード
チキン&玄米とラム&玄米の違い
ニュートロナチュラルチョイス・ドッグフード「チキン&玄米の大型犬子犬用」と「ラム&玄米の全犬種子犬用」の違いをみてきました。
ナチュラルニュートロチョイス【チキン&玄米の大型犬子犬用】
ナチュラルニュートロチョイス【ラム&玄米の全犬種子犬用】
「チキン&玄米の大型犬子犬用」は、大型犬子犬用だけあって関節ケアのグルコサミン・コンドロイチン含有が多い点がポイントでしたが、その他の原材料や栄養価は「ラム&玄米の全犬種子犬用」と非常に似ていました。
栄養価表示されていない栄養素でいえば、一般的にビタミンAが多く含まれており粘膜・皮膚の健康維持に良いとされているのはチキンの方です。
アレルギーになりにくとされるのはラムの方です。
チキン肉、ラム肉にもそれぞれ良さがあります。犬にドッグフードが合っているかどうか最も大事な点であり、合っているかどうかの大事な判断基準は『ウンチ・おしっこ・皮膚・被毛・目ヤニ・耳垢などの状態』です。
セナのように「チキン&玄米の大型犬子犬用」だと下痢をしやすいなどの理由で「ラム&玄米」に変えるのであれば、特に大型犬の子犬であれば成長期のうちはグルコサミン・コンドロイチンなどの関節ケアのサプリメントをプラスすると良いのかなと思います。
シニアになってくるとグルコサミンを体内で作れる量が減るので、健康な関節を保つためにその時にもまた与えると良さそうです。関節からの関連で、特に大型犬の子犬は成長期の段階にカルシウムを摂取過多になると骨格の形成異常が起こることがあるので、その点は注意が必要です。グルコサミンは多少多くとも特に心配な点はないものの、胃の不快感などを覚える場合がありますので、グルコサミンも適正量を確認した上であげると良いでしょう。
グルコサミン・コンドロイチンは人のサプリメントでも沢山でているので、それらの中から比較的シンプルで良さそうなものを選んであげても良いと思います。ただ、適正量が難しいという場合には下記のような犬用サプリメントで体重と照らし合わせてあげるのが良いでしょう。犬用の関節サプリメントの中でも下記の製品は無添加で余計なものが入っていないのでおすすめです。
【無添加おすすめ】犬の関節トリプルサプリが一つに!「骨げんき」
最後に、犬がドッグフードや食事を楽しみにして美味しく食べてくれること、これも忘れてはいけません。
食いしん坊な子にとっては、食事は最大の楽しみですからね!
【追記】
ニュートロナチュラルチョイスからオリジンに変えました
セナ1歳4ヶ月、食物アレルギー検査で麦・米類にアレルギー反応が出ましたので、穀物不使用のドッグフードへ変えました。
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グレインフリードッグフードの中で安心してあげられるドッグフードを探した結果、たどり着いたのがオリジンでした。
2歳4ヶ月には完全手作り食へ切り替えました。そのため、ドッグフードは全く食べることはなくなりましたが、直前まで食べていたオリジンドッグフードはこれまでセナにあげたドッグフードの中では原材料に信頼を持てるものでした。
オリジンドッグフードの中では、確かにお値段は張りますが、1日◯◯円と考えてみればそれでも安いくらいです。安いドッグフードに良い原材料を使えるわけがない...犬の健康には変えられないと思います。
嬉しいことに、オリジンには大型犬子犬用もあります!
【世界で選ばれるドッグフードブランド】オリジンドッグフードのこだわり
【大型犬子犬用】オリジンドッグフード・パピーラージ
【成犬用】オリジンドッグフード・オリジナル(ベーシック)