犬の健康 犬の皮膚炎治療

陰嚢・陰茎・肛門に炎症を起こしました[犬の皮膚炎]

陰嚢・陰茎・肛門に炎症を起こしました[犬の皮膚炎]

2015年11月、ゴールデン・レトリーバーセナが生後11か月の頃でした。

肉球の間に炎症を起こし、指間炎になりました。

同じ11月に、陰嚢(いんのう)の辺りも炎症を起こしていました。

肉球の間の指間炎と一緒に動物病院で診てもらい、肉球の処方と同じ抗生物質と抗炎症剤を飲むことで一旦治まりました。

犬 陰嚢 炎症
陰嚢の付け根が赤く炎症を起こしています

おタマの部分を睾丸(こうがん)と呼んでいたのですが、睾丸は内部のことで、睾丸の外側(皮膚)部分は陰嚢(いんのう)と呼ぶそうです。動物病院でなんと伝えよう?と少々困っていたのですが、実際に獣医師の方は陰嚢(いんのう)という言葉を使っていました。

指間炎治療に関する記事:繰り返す犬の皮膚炎『指間炎』。肉球の間が赤い・・・

 
 

2016年1月、陰嚢の皮膚炎再発

皮膚炎って本当に繰り返すのですね・・・。

2015年11月には、指間炎とともに処方された抗生物質とステロイド剤で一旦、陰嚢の赤みも治まったものの2016年1月には、陰嚢の辺りがまた赤くなってしまいました。

陰嚢 犬 皮膚炎

2015年11月に炎症を起こした時よりも、更に酷くかぶれています。

陰嚢の他に陰茎も炎症を起こす

2016年1月の時点で、陰嚢(いんのう)に赤くかぶれのような皮膚炎の再発がみられました。その時に、おちんちんまで腫れていて赤くなっていました。

犬 おちんちん 炎症

陰茎(いんけい)とは、おちんちんのことです。

動物病院の方は、(お)ちんちんとそのまま話していました。

さらに、肛門の炎症までも・・・

肛門は、お尻を引きずる仕草を見せました。

陰嚢、陰茎、肛門、これら全て一気に炎症を起こしてしまったんです。

指間炎も、まだ治ってはいません。

動物病院に行き、包皮炎に処方された薬

動物病院で陰嚢・おちんちん・肛門、全部診て頂くことにしました。

バリカンで毛を剃って、抗生物質とステロイド剤の軟膏をもらって、経過観察です。

抗生物質の処方

セフェム系抗生物質ラリキシン錠(セファレキシン)250mg、朝夕1錠ずつ、10日分の処方です。

ラリキシンは、犬の皮膚炎で最初に処方されることの多い薬。

抗生物質ラリキシン 犬

何度か通った中で、別の動物病院でもラリキシンが処方されました。セファレキシンというのは、犬の皮膚炎を治療する最初の段階でよく処方される抗生物質だそうです。

抗生物質ラリキシン錠の添付文書
セファレキシン成分の抗生物質はこちら

軟膏2種類が処方

皮膚炎への軟膏は抗生物質とステロイド軟膏の2種類処方されました。

ゲンタシン軟膏0.1%とマイザークリーム0.05%です。

犬 皮膚炎 軟膏

ゲンタシン軟膏0.1%は抗生物質軟膏。
マイザークリーム0.05%はステロイド剤軟膏です。

皮膚炎を起こしている部分に両方とも塗るのですが、肛門だけはステロイド薬をお塗らないようにと指示がありました。

部位【抗生物質】
ゲンタシン軟膏
0.1%
【ステロイド】
マイザークリーム
0.05%
肛門×
おちんちん
陰嚢

おちんちん・陰嚢には、抗生物質軟膏とステロイド剤軟膏を一緒に塗って良いそうです。

マイザークリーム0.05%のステロイド剤の強さは、5段階のうち上から2番目の強さに分類されます。

  • 抗生物質ゲンタシン軟膏の主成分ゲンタマイシンが含まれる軟膏は、ベトノベートなど
ゲンタシン軟膏・マイザークリームの詳しい情報
  • 抗生物質軟膏 ゲンタシン軟膏0.1% →MSD添付文書
  • マイザークリーム0.05%→田辺三菱製薬添付文書
 
 

皮膚炎、早く治してあげたいです

ゴールデン・レトリーバー セナが生後5ヶ月の頃に、他の犬に噛まれてラリキシンを飲んだことがあります。

ラリキシンを飲んで3日後位に、下痢をしたんです・・・。だから、今回も合わないのではないかと心配です。(その時の記事はこちら)

生後11ヶ月 ゴールデン・レトリーバー セナ
生後11ヶ月 ゴールデン・レトリーバー セナ

軟膏薬の組み合わせが心配

マイザークリームの禁忌に『細菌・真菌・ウイルス皮膚感染症』とあります。

一方、ゲンタシン軟膏は細菌皮膚感染症に効く軟膏です。獣医師に聞いたところ、一緒に塗って大丈夫ということでした。

薬の組みわせについては専門家ではないので、判断ができません。獣医師を信じるしかありませんが、心配であることに変わりはありません。

軟膏薬の塗るタイミング

軟膏は舐めてしまうだろうから、散歩の前に塗るのがおすすめとのこと。

30分も気を紛らわしていれば、その間に浸透するから大丈夫ということでした。1日に1~2回で良いそうです。

エリザベスカラー

軟膏は内服に対して補佐的な薬、という考えの様でした。

エリザベスカラーは、現段階では必要ないでしょう、という判断です。

皮膚炎の原因

皮膚炎の原因は、現時点では不明です。

何が皮膚のかぶれを引き起こしてしまったのか、現時点では分かりませんでした。皮膚炎の原因は分からないことが多いので、治療が長引きやすいのですよね。

症状からみる限り、犬の皮膚炎に多い真菌症・膿皮炎の疑いがあるわけでもなく、何かしらの『かぶれ』でしょう。とのお話です。

尿検査をすることになりました

尿路結石によりおしっこがクリーンでなくなり、雑菌が含まれていると、それがお股や毛に付着して、皮膚炎を起こすこともあるそうです。

尿路結石になる犬は多いとか。そのため、尿検査をして尿路結石の疑いがないか調べることにしました。1週間後にまた動物病院にいく予定です。

1週間後尿検査の結果です

包皮炎は1週間で更に悪化してしまいました「陰茎・陰嚢の皮膚炎悪化。包皮炎に。[犬の皮膚炎]


参考リンク

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