ペット保険の審査結果。保障外の疾病について[いぬとねこの保険]
「いぬとねこの保険」申し込みから1週間程度で届いた書類。
加入通知かと思いきや、到着した書類は「保険契約のお引き受け条件に関するお知らせ」でした。
保険契約のお引き受け条件に関するお知らせ
条件付きでペット保険契約を引き受けますよ、というお知らせです。
「「いぬとねこの保険」申込手続きと告知事項について[大型犬のペット保険選び]」の記事にも書きましたが、セナは皮膚炎治療で繰り返し病院にかかっておりますのでその点は告知しています。
皮膚疾患が保険対象外になる事は了承済みだったわけです。
しかし、「いぬとねこの保険」の加入審査の結果では、特定傷病除外特約が適用される疾患は皮膚疾患だけではありませんでした。
「いぬとねこの保険」審査結果
条件(保障対象外となる傷病名)
- 皮膚疾患およびこれを原因として発生した傷病
- 胃腸疾患およびこれを原因として発生した傷病
胃腸疾患までもが保障対象外と審査されたわけです。
告知事項の中で6ヶ月以内の動物病院の通院履歴を申告する欄がありました。「いぬとねこの保険」の申告日から遡って1ヶ月以内にお腹を壊した際に検便をしてもらいに動物病院に行ったので、その旨を書きました。検便は異常なし、その時に持参した便をみて自力で治るではないかということで薬は念のために処方された鎮痙剤だけでした。
恐らくこの告知事項が特定傷病除外条件の根拠になったと思うのですが、「いぬとねこの保険」に聞いてみることにしました。
胃腸疾患の除外について「いぬとねこの保険」に聞きました
「いぬとねこの保険」のカスタマーセンターに電話をして、保障対象外となる傷病に胃腸疾患が入っていることについて伺いました。
正直、ペット保険の審査内容については聞いても納得のいく回答は返ってこないだろうと期待はしていませんでした。
( 質問 ) 保障対象外となる傷病に胃腸疾患およびこれを原因として発生した傷病が入っているのはなぜでしょうか
告知事項の内容に検便がありましたので、詳しく確認するために動物病院の先生にお電話をして状況をお聞きしました。
お腹がゆるいということで来院され、お薬を処方しました。とお聞きしています。
確かにその通りです。
ただ、その当時の下痢については治っている旨と、既往症として判断されたのか?についてお聞きしました。
今回の審査では、既往症として判断したわけではありません。獣医師の先生に確認をとったのは6ヶ月以内の治療についてのみで、それ以前の治療については特段確認をしておりません。
ただ、告知日と動物病院の診察日が近いというのも一因にあり、胃腸疾患を保障対象外とさせていただきました。
ちょっと意外な回答でした。
胃腸疾患が既往症として判断されたなら、厳しい審査だなと思ったんです。
確かにセナはお腹が強くありません。
かといって、動物病院に胃腸疾患でかかるのは酷い下痢・嘔吐を伴う時で、告知日前から1年遡ってお腹を壊ししての通院は年3回程度です。
毎日お腹がゆるくて、形のある便がほとんど出ないというレベルだったら既往症となっても仕方ないかなと思うのですが、そこまでではない。だから既往症として判断されたかどうか知りたかったんです。
すると、既往症としては判断してないという回答。
意外でした。
意外でしたが、既往症として判断していなくて通院歴があるだけで保障対象外になってしまうんですね。
さあ、どうしよう?
審査状況はわかりました。
さあ、どうしよう。
この時点で胃腸疾患が既往症と判断されているならば「いぬとねこの保険」では審査結果が覆ることはなく、この審査結果を受け入れて加入するか否かを決めるほかありません。
しかし、カスタマーセンターの方によると、既往症とは判断がなされていない為、期間をおいて再度審査を出した場合に胃腸疾患が保障対象外とみなされない可能性もあるそうです。
具体的には、今回は既往症という判断ではないので、仮に6ヶ月以内に下痢などの胃腸疾患で動物病院にかからなかった時点で改めて「いぬとねこの保険」の加入審査を提出する。
その場合には、『胃腸疾患が特定傷病除外に該当しない可能性が高い』のだそうです。
ところで特定傷病除外条件がついた「胃腸疾患およびこれを原因として発生した傷病」とは、具体的にどのような疾患を指すのでしょうか。
併せて「いぬとねこの保険」のカスタマーセンターに聞きました。
「胃腸疾患およびこれを原因として発生した傷病」とは
胃腸疾患というと、胃炎・腸炎・胃潰瘍などの基本的疾患はすぐに思い浮かびます。
ほかには、胃ガン・大腸ガンなどの胃腸の悪性腫瘍も補償対象外になってしまいます。
では、大型犬によくある胃捻転は?
胃拡張・胃捻転も補償対象外になります。
突発性の高いとされる胃捻転も対象外なんです。
例えば、誤飲をして内視鏡や開腹手術によって胃腸から異物を取り除く必要がある時。これは、胃腸疾患とは捉えないので補償対象です。
また、胃腸と直結する臓器であっても食道疾患や肛門疾患は補償対象です。
「いぬとねこの保険」の審査結果を受けて
皮膚疾患だけでなく胃腸疾患の特定傷病除外条件を承諾して申し込むかは、比較的短期間で決めなければいけません。(告知事項の有効期限があるため)
カスタマーセンターの方がおっしゃったように6ヶ月以内に胃腸疾患で動物病院にかからなければ胃腸疾患が補償対象になる可能性があるといっても(再審査をすることで)、病院にかかるかどうかこればかりは、正直わからないです。
ここ1年を振り返ると半年に1回は下痢・嘔吐で通院しているわけですから、また通院する可能性が高いと考えるのが妥当なのかもしれません。「いぬとねこの保険」申込後に今月も胃腸の異常がないか調べてもらうために動物病院にかかっています。
犬の6ヶ月は、人の6ヶ月よりもずっと長いです。
一方で、皮膚疾患に起因する疾患も保障対象外の上に、胃ガン・大腸ガン・胃捻転などの胃腸疾患も保障対象外ならば今すぐ急いでペット保険に入ることもないのでは。という考えも浮かびました。
胃腸疾患の除外条件に承諾して加入するなら保障プランの変更も考えています。プラチナプランの90%で申し込みましたが、保障割合が70%もしくは50%にして加入するのも一案かなと思います。
ペット保険選びは、可能性の問題なので明確な答えや正解があるわけではなく、こうしてあれこれ考えてみるものの悩ましいですね。
とにかく、今回の告知事項での申し込み期日はすぐそこまで迫っていますので、このままの条件でペット保険に加入するか今は加入を見送るか決断をしなければいけない状況です。