指間炎治療 犬の皮膚炎治療 犬の被毛

毛の色が赤茶に変色した後、治った記録。

毛の色が赤茶に変色した後、治った記録。

指間炎毛の変色

下痢や血便を繰り返し、IBD(炎症性腸炎)の疑いが強いと診断されたゴールデン・レトリーバーセナ4歳。

1ヶ月半弱もの間抗生物質フラジールを服用したことを以前の記事で書きました。

長く抗生物質を飲んだ後に起こったセナの体調変化。

その1つが毛の変色でした。

先日、この記事を読んだとセナのインスタグラムを通じて連絡下さった方、有難うございました。インスタグラムでは返信が間に合いませんで、この記事をもしかしたらまた見て下さるかもという期待を込めて書かせて頂きました。プライバシーのこともありますのでここでは御礼だけではございますが、細かく記録していたことが他のワンちゃんのためになっていればとても嬉しいです。どうか良くなりますよう。また何かあった際にはいつでもDMやメッセージして下さいね。

 
 

毛の色が赤茶に変わった

こんな風に指間の毛は赤茶色に変わりました。

毛の変色が起こったのは四肢の指間全てです。

指間炎毛の変色

2018年12月31日指間炎の写真

毛の変色は後足より前足の方が強く出ました。

写真は右前手です。

毛の変色の原因は?

指間に限らず犬の毛の変色は、

唾液が原因だとされることが多いと思います。

その理由は、犬の唾液はアルカリ性だからだそう。

(ちなみに人の唾液は弱酸性)

実際に獣医師の方にも「舐めてるとこうやって赤茶色に変色するんだよね」と言われました。

確かに舐めていることで赤茶色に毛が変色している犬も沢山います。

しかし、ちょうど毛の変色が起こりはじめた2018年11月・12月頃は

セナの指間炎はお薬やケアなどでコントロールしている状態で、舐めて舐めて仕方ないという状態ではありませんでした。

全く舐めていないわけではありませんが

夏や秋口の悪化に比べればずっと落ち着いていたんです。

しかも!

指間炎が悪化している時でも、セナの場合は毛の変色はほぼ起こりません

左前足指間炎20180915

2018年9月15日指間炎の写真

こんなに真っ赤に炎症を起こしていても

毛は変色していないのがわかります。

だから「舐めてるとこうやって赤茶色に変色するんだよね」という考えは腑に落ちず、

セナには当てはまらないんだけどな・・・と違和感を抱いていました。

指間炎部分の毛の変色が起こったのは、1歳未満の時以来です。最初に指間炎が発症した時には、毛が赤茶色に変色していました。詳しい記事は「繰り返す犬の皮膚炎『指間炎』。肉球の間が赤い・・・」。しかし、その後指間炎が悪化しかなり苦労した時期もありますが、毛が赤茶色に変色することはありませんでした。

指間だけでなく口元の毛色も変色

指間部分の毛だけでなく

口元の毛も赤茶に変色しました。

犬口元の毛が変色

口元の毛色の変色の原因も

指間部分と毛の変色と同様、唾液が原因というのが一般的な考えのようです。

しかし、セナの場合

指間部分も口元も「急に色が変わった。色がついた。」という印象でした。

唾液が原因だったらなぜ今になって急に色が変わるんだろう?という疑問がありました。

毛の変色の根本的な原因は

毛の変色の直接的な原因は唾液かもしれません。

しかし、毛の変色の根本原因には体内バランスが崩り変わったことにあるのでは?

と感じていました。

毛の変色と同時期にあったことといえば

抗生物質の長期投与と除去食生活です。

毛の変色が治りました

唾液が原因だとしたら赤茶に変わった毛の色はもう戻らないのかな。

と思っていたのですが、毛の変色が起こってから約2ヶ月経過した頃から

徐々に毛の変色が元に戻ってきたんです。

時系列で写真を並べてみました。

毛の変色が起こり始めた頃

指間炎毛の変色

2ヶ月後の状態

指間炎と毛の変色

3ヶ月後の状態

指間炎と毛の変色

全て同じ前右手です。

3ヶ月経った今では四肢ほとんど毛の変色が治りました。

でも、舐めていないわけではないんです。

それでも、毛の変色は起こっていません。

口元の毛色も治りました

口元の毛も赤茶色に変色したと書きましたが、

指間と同様元に戻りました。

口元は反対側の写真ですが、こんな風に治りました。

毛の変色が起こり始めた頃

犬口元の毛が変色

3ヶ月後

口元の毛の変色

 
 

毛の変色についてのまとめ

以上のように

舐めていることが原因といわれた毛の変色も

2ヶ月ほど経つ頃には少しずつ薄くなりはじめ、3ヶ月で毛の変色は治りました

なぜ毛の変色が治ったのか

なぜ毛の変色が治ったのかははっきりとはわかりません。

あくまでも自分の推測にすぎませんが

セナの体内に変化を起こしたと思える大きな原因は2つあります。

  • 抗生物質の長期投与
  • 鹿肉のみだけに絞った除去食生活

この2つが両方とも終了して1ヶ月経ってから毛の変色が改善を見せ始めたこともあり、これらが関係していると推測するのが妥当かなと考えています。

原因は唾液だけではない

獣医師が「毛の変色は舐めているからだろう」といったように

直接的な原因は唾液だったのかもしれません。

ただ、セナの経過を見ていると舐めていることが毛の変色の原因だった可能性は低いです。

今回の毛の変色の原因は

体内の変化によるものだったと思った方が納得できるなと感じています。

きっかけは薬の長期投与だったり食事の変化だったり、

そんなことが原因?って思うようなところに原因があることも。

毛の色が戻ったことは、身体の中のバランスが戻ってきたこととも考えられるのでホッとしました。

毛の色の変化は少しの変化かもしれませんが、大事なサインであることは間違いないようです。

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