続く下痢。漢方クリニックで診てもらった結果[犬の漢方]
ゴールデン・レトリーバーセナ4歳10ヶ月
10月中旬にお腹を壊してからというものの不安定な調子が続いています。
最初の下痢から一旦回復したのち、数日で下痢に逆戻り。
その後再度回復したのち、また数日で下痢・血便に逆戻り・・・
現在お腹を壊し始めてから4週間弱経つわけですが、このサイクルを3回ほど繰り返しています。
そんな治りきらない下痢について漢方クリニックで診てもらいました。
診てもらったのは下痢しはじめの頃です。頻繁に診察をするクリニックではなくその後メールで簡単なサポートを受けています
今回セナの下痢に対しての漢方医の先生の診察内容や処方された漢方薬についてまとめました。
目次
下痢についての診察内容
診察内容
漢方クリニックでの診察は、状況のヒアリングとセナの触診です。ここの漢方クリニックは外科処置は全くないクリニックです。
漢方の先生の診察内容を箇条書きで書くと・・・
- ディアバスターが効かないのはつまり菌の問題じゃないということ
- 昨年と同じような状況
- 下半身に血がいかなくなっているため、血圧が維持できなくなっている
- 内臓の血がいかないので機能低下してしまっている
- 台風が連続できたことによる気圧変動も要因の一つ
このような感じでした。
やはり昨年下痢が続いたのと同じような状態になっているようです。
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漢方クリニックへ。IBD(炎症性腸疾患)の疑いと心臓[犬の漢方]
ディアバスターが効かなかったことについて
今回動物用下痢止めのディアバスターを4日ほど飲んでもほぼ効きませんでした。服用して4日目というところで、再度悪化して下痢・血便までしたので、ほとんど効き目がなかったといって良いと思います。
漢方医の先生によるとディアバスターの主な役目は「整菌作用」だそうで、腸内細菌が主な原因になっている時に効果を発揮しやすいんだそうです。
一方のセナの下痢はというと、
下痢をしている時点で菌のバランスが崩れていはいるんだけど
主な問題は心臓や脳(自律神経)の方だから、だからディアバスター効かなかったんだよ
とのことでした。
服用指示のあった漢方薬
そして、今回セナの下痢に服用するように指示のあった漢方薬は「五苓散(ごれいさん)」と「黄蓮解毒丸(おうれんげどくがん)」でした。
黄蓮解毒丸(おうれんげどくがん)は以前にも飲んだことがありますが、五苓散(ごれいさん)ははじめてです。
黄蓮解毒丸
黄蓮解毒丸に含まれる生薬(100g中)
オウバク末 18g
オウレン末 18g
オウゴン末 37g
サンシシ末 25g
五苓散
五苓散に含まれる生薬(100g中)
タクシャ末 31g
チョレイ 19g
ブクリョウ末 19g
ソウジュツ末 19g
ケイヒ末 12g
他にはこれまで飲み続けていた心臓や自律神経を整える漢方は継続・増量するようにという指示がありました。
なかなか下痢から回復しないため五苓散と一緒に理中丸という漢方を飲むようにと後日指示されました
漢方の診察料金
今回下痢の診察にかかった漢方クリニックの費用はこちら。
再診料 | 1,500円 |
触診 | 1,000円 |
五苓散100g | 2,500円 |
合計(税抜) | 5,000円 |
五苓散以外の漢方は以前に処方してもらっていたものが自宅にあり、それを飲むようにという指示でしたので、今回お薬費用はかかっていません。
漢方クリニックの診察まとめ
セナ3歳の秋に下痢続きだったこともあり、この時期はちょっと体調が心配だな思っていた時期でもありました。
年明けから漢方を飲み続けていることもあり、少しは予防できているんじゃないかと思っていたのですが・・・
秋はちょうど夏の疲れと、季節の変わり目、台風などの気圧変動、ホルモンへの影響等々が重なってセナには辛い時期のようです。
先生に「漢方飲み続けていたのにな・・・」とぽろっと言ったところ
「それ以上に弱っているってことだよね」と言われました。
私 「まだ4歳なんですけどね・・・」
「少し早いよね」
「自律神経の場合はやれることが限られているんだよね」
そんな会話でした。
嬉しくない内容です。
まだ4歳なのに、弱っているって。
あと2ヶ月で5歳だからもうそんな時期なのかな、って少し寂しくなりました。
うん、でも大丈夫。
セナの身体のためにやれることは何だろうって考えていかないと。