苦くて飲めないお薬に服薬ゼリーを使ってみました
ゴールデン・レトリーバーセナ4歳10ヶ月、下痢に処方された漢方薬「五苓散(ごれいさん)」。
これまで飲んでいた漢方薬は全て錠剤だったのでご飯と一緒に食べてくれたのですが、今回は何と顆粒!
五苓散には顆粒だけでなく錠剤もあるので、処方された時に顆粒と気づけばよかった・・・
これどうやって飲ませよう??
漢方薬の袋を開けた途端、うわっとしたニオイが鼻につく感じ。このお薬は飲みにくそう味もまずそうだな・・・とわかるようなニオイです。
今はお腹に優しいスープ状のご飯。そのままご飯に入れてみたものの、スープ全体がこの漢方全体に広がってしまう。
セナもお腹減っているからためらいながらも最初は食べてくれましたが、流石に「ん?」と止まるようになって食べなくなってしまいました。
そりゃそうよね・・・
と納得してしまうと同時にどうしようと。
その時思いついたのが人でお薬が飲むのが苦手な人向けに販売されている「服薬ゼリー」でした。
服薬ゼリーってどう?
犬用ってあるかな?と検索してみるものの、犬用の服薬ゼリーは販売されていませんでした。
それなら人用の服薬ゼリーを探してみようとまずはwebで検索。
すると、服薬ゼリーを犬に使っているという口コミがちらほら!
おくすり飲めたねピーチ味老犬の投薬に、このゼリー状オブラートが欠かせぬものとなっています、すぐ吐き出されとても苦労して、どうしたものかと悩んでいたので、まじで救世主のような商品です、本来は子供用なので甘い味がついています、いろいろな味を飽きないようにヘビロテしているものの一つです。ピーチ味もおいしいみたいですよ^^
これはいけるかもー!
と希望の光。
早速ゼリーをゲットしました。
服薬ゼリー龍角散シリーズが良さそう
先ほどの「おくすり飲めたね」も龍角散が出しているのですが、複数メーカーが出している服薬ゼリーの中で龍角散のものが良さそうだなという印象でした。
味は、いちご・ぶどう・チョコレート・ピーチ・レモンとなっており、犬が食べれるのはいちご・ピーチ・レモン。
味というより 再現しただけの"風味"かもしれないのですが、念のためぶどう・チョコレートは除いて選んだ方が良いでしょう
一番食べやすいそうなピーチを選びました。
服薬ゼリーの原材料
服薬ゼリーの原材料も気になるところ。
合成着色料や保存料は使用なしと明記あります。
原材料名の最初に記載がある「エリストリール」は天然成分の甘味料です。ほとんど甘味料ばかりですね。
糖分が多いのかな?と思いましたがカロリーは1袋200gで46kcalと少なめ。
そして試した結果・・・
服薬ゼリーで粉薬をあげられるか?
服薬ゼリーの「おくすり飲めたね」を開けてみると思ったよりさらっとした感じのゼリー感。
「おくすり飲めたね」を開封すると最初は水分が出てくるのでそれは捨てます
さあ、ここに先ほどの顆粒の五苓散を混ぜてみると・・・
うん、これはゼリーの量が明らかに少ないな。
ゼリーを足してみることに。
粉薬をご使用の場合は、本品と混ぜ合わせず包むようにしてご使用ください。
と書かれているので
粉薬の量によっては、ゼリーもそれなりの量をあげることになるようです。
実際に包むのは結構難しくて、ゼリーをすくおうと思うと薬と混ざってしまうという感じになってしまいましたが、一応食べてくれました(汗)
龍角散からさらに粉薬に使いやすいタイプの服薬ゼリーが発売されているのですが、味付けがチョコレートとコーヒーなので残念ながら犬には使用できません
苦い薬に服薬ゼリーのまとめ
五苓散をあげていた日数は比較的短かったため、服薬ゼリーでなんとか乗り越えました。
苦い粉薬を上げる他の方法としては、薬用カプセルに入れて飲ませるというのもよかったかもな。と後から思いました。
このカプセルの原材料はゼラチンです
服薬ゼリーで粉薬を包むのは結構難しかったですが、錠剤にはもっと簡単に使えそうです。
粉薬には次はカプセルを使ってみたいなと思います。
食事が食べれる時はお薬を飲ませるのは比較的容易ですが「犬が飲みたがらない薬をどうやって飲ませるか」というのは、今後病気や年齢が理由で食事が取れないとなった時に直面する問題だと思います。
最終的にはシリンジであげたりすると思うのですが、シリンジで直接あげるのもワンちゃんが嫌がってしまったりして結構難しいんですよね。
