胃腸が弱っている時の消化サポートごはん
[犬の手作りごはん]
ゴールデン・レトリーバーセナ5歳の手作りごはん。
5月に入ってからまたお腹の調子が不安定な日が多いセナ。
下痢をしてしまった時はチキンスープなどのごくシンプルなご飯にするのですが、ずっとそのご飯を続けていると栄養不良にもなる可能性もありますし、回復に必要な栄養素までも欠乏してしまうので、下痢から回復した後は出来るだけ通常のご飯に近い形で消化サポートできるものを取り入れるようにしています。
今回は消化力が落ちている時に胃腸の消化をサポートをする手作りごはんについて書きたいと思います。
漢方指導のご飯
セナ4歳の時に初めて漢方薬を飲み始めて食事の指導もしてもらっています。
ベースの食事指導はこちらです。
漢方医指導の下痢を治し体調を整える食事[犬の漢方] 漢方医指導の下痢を治し体調を整える食事[犬の漢方] 前回の記事では漢方クリニックでの問診・触診そして処方された漢方薬について書きましたが、今回は漢方医の先生に指導してもらった食事内容についてまとめまし ...
漢方医指導の下痢を治し体調を整える薬膳ごはん【大型犬の手作りごはん】
この記事で書いている手作りごはんの内容は、漢方医からの指示やアドバイスに加えて、色々と自分で調べて胃腸や消化に良い食材を取り入れた食事となります。
漢方の先生からはお腹の調子が悪い時は「ご飯を半分もしくは3分の1にしてください」と大抵の時は指示があります。下痢の時は食事量を減らしたり1食抜かしたりするのですが、下痢や軟便を繰り返し長引いてくるとご飯を減らしてもよくなりにくい上に、体重が減るばかりなんです。
これでは弱っていく一方なので、胃腸の弱っている機能をハーブ等で補いながらご飯の量をもっとあげられないか?と考えたのが消化サポートの食事です。
こちらが消化サポートの食事で使っている主な食材一覧です。
タンパク質
- 鶏むね肉
- うずらの卵
メインの野菜果物
- 大根おろし
- にんじん
- りんご
- バナナ
- かぼちゃ
サブの野菜果物
- ブロッコリー
- キウイ
- もずく
- オクラ
など季節に合わせて
免疫アップ手作りブロススープ
- きのこ類
- セロリ
- その時々の野菜
- 手羽先などボーン類
腸内サポート
- プロバイオティクス
消化サポート
- スーパーエンザイム(消化酵素)
- パセリ
解毒サポートハーブ
- ジンジャー
- パクチー
- しそ
抗菌・解毒サポート
- マヌカハニー
内臓機能サポート
- ウコン
下血下痢粘液止めサポート
- よもぎ
- クローブ
- グルタミン
お腹の張り(駆風)サポート
- バジル
- フェンネル
ミネラルサポート
- アルファルファ
- 昆布粉
滋養強壮
- ノニ(ヤエヤマアオキ)
調子を見て加えるサプリ
- 魚油
- ビタミンE
- ビタミンB
- ビタミンC
食材の主な用途に分類分けして書きましたが、一つの食材でも様々な効果があるのでもちろんラベル以外の効果期待もあります(例えばジンジャーは解毒のほか殺菌効果、胃の働きを高める効果があるとされています)
セナは1日3食で毎食入れるものだったり1日で1回入れるものだったり、そのあたりは食材によって様々です。
ウコンやハーブ類はあげすぎるとかえって負担や刺激になるものでもあるので、少量あげるようにしています。
この食事の位置付けは下痢はしていないものの、消化力が落ちていて軟便が多い時という位置付けで、下痢の時はもっともっとシンプルな食事をあげています。
下痢になりそうという時も使う食材を減らしてシンプルにして、野菜の多くはスープに煮出して煮汁から栄養を取れるようにしています。
各々のハーブの特徴についてはいづれ詳しく書きたいなと思っています。
犬にパクチーって最初はあげてもいいんだ?と驚きでしたが
「愛犬のためのホリスティック食材事典」
を見て消化促進に良いハーブで
胃腸が弱っている子に毎日少しずつあげると良いそうなので取り入れるようになりました。
ゴールデン・レトリーバーセナ5歳6ヶ月。
1歳の頃からお腹はずーっと弱く本当によくお腹を壊すので消化サポートは課題として常に抱えているものになりますが、今は食欲は問題なくあります。
昔はそんなに食欲旺盛ではなく、ドッグフード時代もフード残したり、夏は手作りごはんでさえも残すこともありました。
4歳の時に漢方を取り入れるようになってからお腹が不調の時でも食欲旺盛です。(もちろん下痢をしている時は食欲はありませんが、下痢が止まれば一気に食欲回復です)
今後セナの状態や年齢であげた方がいい食材は変わってくるでしょうし、今あげていてもやめる食材も出てくると思いますが、今回はセナ5歳5ヶ月の現在の状態での消化サポートの食事について書きました。