ゴールデン・レトリーバー セナ
8歳6ヶ月 2023年6月
成長記録
ゴールデン・レトリーバー セナ日常の様子(成長記録)です。月別でまとめています。
セナ日常の様子 2023年6月
Date:2023年6月13日(火)
ゴールデン・レトリーバーセナ8歳5ヶ月、体重27.0kg。
4月にも27.0kgまで落ちており、その後28.0kg強まで戻せていましたがまた体重減少し、27.0kgまで落ちてしまいました。
散歩行きたくない?
6/9(金)に梅雨入りしたセナ地方。
その日、「散歩行こっかー!」といっても全然行こうとしない、動かない。
あれ?お昼ごはん少し遅かったからかな。
まだお腹休めている途中休憩かな。
体重もだいぶ減ってるし、力でないのかな。
お腹減って散歩どころじゃないのかな...。
そんなことを考えつつ。
それでも散歩行きたくないってあまりなかったので、うーんどうしたんだろうという感じ。
お腹の調子が良くなくても、食欲と散歩に行く元気はある。
これが大事なことだし今までのセナはそうだったから違和感。
体調がお腹だけじゃなくて全体的によくないのかもと、気がかり。
指間炎の悪化
また指間炎が原因の可能性も。
ここ最近、後足の指間炎が悪化していて痛いようで、触られるのも嫌ということが多くありました。
ただ、家でもびっこなどは引いてません。
これまでお散歩に行かなかった原因が指間炎だったであろう時は、家の中でもビッコをひいていて歩くのも痛そうだったので、今回は指間炎だけが原因じゃないのかもしれません。
春から梅雨と台風の季節へ
結局丸一日散歩に行かなかった金曜日の翌日、10日(土)朝から下痢。
前日散歩いかなかったのはやっぱり指間炎だけじゃなく調子悪かったからなのかな。
お腹の調子については追って書いていきますが、まだほぼ毎日下痢をしている状態です。
それでも夜中や午前中に下痢をすることは少なくなっていたので、先週末10日(土)は午前中に3回下痢をして最後には血まで出して、更に夜にも下痢。と、明らかに状態が悪い日でした。
前日に梅雨入りをしていた上、発生した台風が沖縄の南の海上にいました。
梅雨入り当日の金曜日の夜は湿度も今年一番高くて、除湿機を稼働させても65%程度までしか下がりませんでした。
春の下痢が回復しないうちに、梅雨が始まり、台風が発生し、身体にはだいぶ堪えそうです。
Date:2023年6月14日(水)
ゴールデン・レトリーバーセナ8歳5ヶ月、体重27.0kg。
春から戻らないお腹
去年の7歳夏、秋、冬と多少のアップダウンはありながらも7歳にしてお腹の調子がこれまでにないほど安定していました。7歳の7月にはじめた鍼治療のおかげもあり、下痢になってもこれまでよりも回復までにかかる時間が短かったです。
他には昨年はノミダニ駆虫薬を使わずに過ごせて、薬剤を極力減らせたことも少なからず体調に良い影響を与えたと思います。
しかし8歳のこの春、もうすぐ夏になろうとしていますが、お腹の調子がまだ戻っていません。
3月終わりから調子を崩し始め、アップダウンしながらどんどん右肩下がりになり、5月はほぼ1ヶ月下痢。
8歳の春は鍼治療を受けるようになってから初めての春。
7歳夏、秋、冬そのままの勢いでそのまま乗り越えられるかなと期待もしていました。
でも、やっぱり春は別でした。
ディアバスター効かず
5月に処方してもらった新しい漢方2種類を試すも両方とも下痢改善には至らず。
むしろ特に2つ目の新しい漢方は更に悪化したようにも感じるほどでした。
それで体重27.0kgまで落ち、なんとか下痢を止めねばと5月上旬にも使ったディアバスターをもう一度使うことにしました。
5月上旬の時はディアバスター服用7日目で一度は止まった下痢も、今回は7日目にして結構な下痢(6/4)。
この時今のセナにディアバスターじゃないんだなと思い、そこでやめることに。
セナは"ディアバスターが効くのは4〜5日目"が目安ですが、今回は5月上旬に効果があるまで7日間かかったので更に数日飲ませてみましたが
7日間も飲んで効かなければ、効かないです。
今になって5月上旬の時もディアバスターが7日目になって効いたんじゃなくて、他の要因で一瞬止まっただけなのかも、と思ってきました。
ディアバスターは整腸剤との併用で3日以内で改善する子が9.5割だそうです。
➤【動物用下痢止め】ディアバスター
➤【動物用整腸剤】ビオイムバスター
つまりセナは残りの0.5割に入るってことで、それ自体は今更驚くこともありませんが
セナはいかに腸へのアプローチだけじゃダメかってこと。
腸に働きかけることももちろんとても大事だけど、腸だけに働きかけても治らないことが多いのがセナの下痢。
反応が鈍い
6/9(金)の夕方、雨がまだ降っていないので散歩に行こうとセナを誘っても行かなかったわけですが、「その日行きたくない」というのは体調が万全ではないなか、それくらいのことはあるかなと思っていました。
でも、その翌日の土曜も日曜もなんとなくセナの反応が鈍い気がしました。
ごはんの時だけはすぐに反応するけど、とにかく動く気がないというか、この日曜日病院にかかるために「車に乗って行こうね」と支度を開始しても何だか冴えない動き方。
動物病院だから楽しいことじゃない、それがわかっているからかなと思っても普段はセナは動物病院でも「行くよ!」と言ったらぱっと動く方。
散歩同様、あんまりこういったことはこれまでありませんでした。
雨が降ったり止んだりというのもあったと思いますし、本能的に動くよりは食べることを優先し体力温存しているのかもしれません。
ただ、それでも何だかこの反応の鈍さは気がかりです。
台風の影響は一体いつから?
先週末の金曜日、セナ地方は梅雨入りをした日でもあり、台風がまだ沖縄の方にいたその日に午前中に3回も下痢をして最後は血まで出した。
と昨日の成長記録で書きました。
以前「台風・雨・低気圧と犬の体調不良。メカニズムと対策方法[犬の下痢]」の記事で、台風や雨の時になぜ体調を崩したり下痢をしたりするのか、その理由を調べてまとめました。
そして今回の台風で疑問に思ったことがありました。
それは
「台風が遠くにいても自律神経は影響を受けるのか?」
ということです。
これについて調べてみてます。
「台風が遠くにいても自律神経は影響を受けるのか?」について調べたところ、日本から遠くの海域、フィリピン沖などで台風が発生した時点でも気圧の変動を受けることがわかりました。僅かな気圧の変動がさざなみのように押し寄せることで、自律神経・気圧センサーが敏感な場合は影響を受けると最近わかったようです。
2023年6月を振り返って
6月の振り返り
台風が2つもやってきた6月上旬は、下痢が続いていただけではなく、心なしか動きたくないような元気がないような、今までにないような反応の鈍さをみせたセナでしたが
6月中旬からお腹も元気も少しずつ上向きになり、散歩もお出かけも楽しめるようになりました!
6月末時点では下痢の頻度も低くはないものの"毎回のように"の状態からは一旦抜け出すことができています。
具体的には、1日を通して良いうんちをする日・1日1回は良いうんちをするけど2回は形がない下痢・1日通して下痢、そんな日が入れ替わりに来るような状況です。
下痢をする頻度は一般的に考えれば決して少なくはありませんが、1日1回でも良いうんちができる日が週の半分くらいはあり、この春からのセナの調子を考えればそれでも上々な傾向です。
何よりもお出かけの元気が戻ってきたことが嬉しく、水遊びや運動など楽しいことをしながら少しずつ少しずつ回復を目指していきたいと思います。
去年の今頃、何していたかな〜と思って見返したら去年の6月はもう水遊びに出かけていました。
1年前も、7歳なんだな〜としみじみ思うことが多くありましたが、この歳の1年1年は大きいなと思います。
8歳の今と比べると、7歳がすごく若く見える。
犬の1年は、人の1年とは本当に違いますね。
1年が違うということは、1日が違うということ。
大型犬は時の流れがなおさら早い。
お腹や皮膚炎、呼吸だったりいつもどこかに何かを抱えていることが多いセナで、小さい頃からパーフェクトに元気な状況というのは少ないです。
これから更にシニアになれば、◎がつく日はもっと減ってくるかもしれません。
だからこそ体調と相談しながら、楽しめる時に楽しむ!
楽しめる範囲で楽しむ!
水遊びはセナの一番大好きなことだから、無理させないようにしながら、今年もセナと楽しめれば嬉しいです。
6月のまとめ(もしくは7月の成長記録)に、気になっていた多飲多尿や、血液検査の結果、調子の上向きに寄与したと思われる漢方などについて追って書いていきたいと思います。
まずは、概況です。
多飲多尿と血液検査
6月はじめの週末のことでした。
6/3(土)〜6/4(日)に水を明らかにガブガブ飲んでいて「なんかおかしい」と感じるほどでした。
セナは脱水には気をつけているようにと言われているし水を飲むことはいいことだけど、急に水飲む量こんなに増えるかな?と。
寝るときに置いている飲み水が朝に空っぽ。こんなことは初めてでした。
おしっこの量もそれに伴い増えているから体内に水を溜め込んでいるわけではなさそうだけど、「多飲多尿」という言葉が当てはまるような症状でした。
セナの多飲多尿を見てすぐに頭によぎったのが腎臓機能の低下の可能性でした。
獣医師に相談するのはもちろんのこと、一時的な症状の可能性もあるのでその場合の原因の推測をしつつ、まず自宅で対処できることを考えてみました。
多飲多尿の症状自体は数日で収まりましたが、その後受けた血液検査では腎臓関連の数値が高めに出ました。
➤詳しい記事:「水ガブ飲み・多飲多尿」の症状と対策。血液検査の結果【8歳5ヶ月】 ゴールデン・レトリーバーセナ8歳5ヶ月に起こった多飲多尿に関する振り返り記事です。 どんな症状だったのか、原因は何が考えられるのか、血液検査の結果などについて記録しました。 はじめての多飲多尿 明らか ...
「水ガブ飲み・多飲多尿」の症状と対策。血液検査の結果【8歳5ヶ月】
水の症状と五苓散
多飲多尿とほぼ同じ日に痰の絡みも久しぶりに気になりました。
丁度台風も再接近した週末でした。
6月最初の週末の状況と、セナの状態をまとめるとこうです。
- 多飲多尿
- 痰の絡み
- 下痢
- 台風
- 梅雨
これらの要素を考えた時に全部「水」が関与しているからそこにアプローチしてみようと思い、久しぶりに五苓散をあげてみることにしました。
5月に処方された漢方2種類を試して悪化した可能性もあるので、また漢方というのはやや躊躇う部分がありましたが、ここまで続いている下痢が何もしないで治る可能性は少ないだろうと。
ディアバスターも全く効きませんでしたし。
そして、五苓散は過去に何度も飲んたことがあり、時にはあまり効かないことはあってもそれによって悪くなったとは感じなかったこと、セナは自律神経とともに「代謝や水の流れの悪化」によっての症状が出ることが多いこと、温性の漢方であることなどから服用させることに決めました。
五苓散の処方目安の1つに「口渇・尿量減少・下痢」というものがあり、セナは尿量減少以外は当てはまります。
五苓散を飲んだ結果
こうして6/5(月)から8日間、五苓散を服用。
6/9(金)にはセナ地方も梅雨入り。
五苓散を服用している間、大きく改善はしませんでしたが、ほーんの少し良くなったかな程度。
五苓散は急性症状によく効くとされていますし、ここ最近のセナへの五苓散の効き方を見ていると「きっと五苓散だけだとこうだろうな」そんな予想もしていたので、そこに驚きはありませんでした。
分類としては温性の漢方なので身体を冷やすことはないものの、胃腸への働きや温める力のサポートには他の漢方が必要だろう、というのが分かった感じでした。
梅雨に対処する漢方へ
五苓散のあとは「平胃散+理中丸」へと変えました。
これは余分な水を排出するだけでなくお腹も温めることができる組み合わせで、梅雨の下痢にこの組み合わせがピッタリ当てはまる場合もあるそう。
理中丸はこれまで使ってきた漢方の1つで平胃散もセナにOKの漢方。組み合わせとしては初めてですが、体質の方向性もあっているので試してみることにしました。
春よりはよく、五苓散よりもいいかな、とう感じで下痢の頻度は少なくなりました。でも天候の影響はやはり大きいのかすっきりと回復まではいかずに7月に突入。
7月の急性体調不良の直前まで1ヶ月服用しました。
「平胃散+理中丸」だけではすっきりとはお腹の調子が回復はしませんでしたが、そこは春や梅雨がもたらす身体への負担の方が大きいのだと思います。それを考えるとこの春あげてきた漢方の中では良かった漢方の組み合わせかなと思い、また来年の梅雨時期のお腹の不調にこの組み合わせをあげてもいいかなと思ってます。
手作りごはんにビーフを
多飲多尿・体重減少対策として食事量を増やすにあたって、夜ご飯にはビーフをプラスしました。
効率的なカロリー摂取、セナの滋養強壮のためです。
去年の手術後にも回復のために赤身ビーフを毎日あげました。ビーフは滋養強壮によいだけでなく胃腸を強くする食材でもあります。
赤身ビーフは薬膳的にもかなり優秀、そして何よりもセナに合うお肉です。
ただ腸内環境のことを考えて、鶏胸肉+ビーフという組み合わせにしています。
鶏肉だけだと量を食べないと必要なカロリーが取れず反対に消化の負担になるうることや栄養が偏るため、今は消化を考えた上でカロリー摂取と栄養バランスのために朝は卵と、昼は豚肉と、そして夜は牛肉と組み合わせています。
消化負担を軽くするために「1日に使うお肉の種類は出来るだけ絞った方がいい」という考えもあり、特にセナごはんでは"調子がいい時"と"下痢の最初の対処"で実施することが多いです。反対に今の段階ではそれを実施せずに、鶏肉+αのタンパク源で栄養やカロリーを補うようにしています。ただ、1回の食事に入れるタンパク源は2種類までにするようにしています。
ビーフをあげる目的はあるにせよ、一番大好きなお肉だからセナもすごく嬉しそうだし
「ごはん食べれて嬉しい」
という満足気な表情をしてくれて、空腹や飢餓感も満たされ気持ちも違うのではないかなと思います。
今月の体調・食事・服薬の概要
2023年6月 | セナ8歳6ヶ月 |
---|---|
体重 | 27.0kg〜27.5kg |
食事 | 2歳4ヶ月(2017年4月中旬)、ドライフード(オリジン)から完全手作り食(生肉主体)へ移行完了 2021/9/13より全ての生肉一旦中止 |
食事 肉類・アレルギーなど | 馬肉中止(お尻ひきずりをする?) 7月・8月は豚肉メイン+牛肉 9月20日より急に涼しく(久しぶりのラムハツ) 1月中旬より豚肉メインから鶏肉メインへ 4月より 豚肉を少しずつ多くしているがお腹が緩いことも多いので鶏肉の2割程度 |
お腹の調子 | 4月初週 下痢嘔吐 4月・5月 下痢が多い |
今月の薬ほかサプリ | 2019/2/16-心臓の漢方継続 2023/5 2023/6/1-ロイテリ菌開始 2023/5 四逆散・腎固 効かず 2023/6 五苓散から平胃散+理中丸 |
鍼治療 | 7歳6ヶ月から開始 |
肛門のかゆみ状態 | 6月 お尻引きずり数回 馬肉? 8月9月 お尻引きずりなし 10月 お尻引きずりあり 11月~3月 お尻引きずりなし |
股の痒み状態 | 5/15 ケトコナゾール開始 8/17 抗真菌薬12日間塗布(2日目から痒み落ち着く、赤みも落ち着いていった) 9/15 痒み再発 10月 よくなったり悪くなったり 11月 消毒+抗真菌薬で落ち着きを見せる 12月中旬 ぶり返しが見られる 1月後半 落ち着いている 2月 カサブタが取れてかなり気にするけどレスキューで対応 3月〜股落ち着き肌が回復してきた 気になったら即レスキューで久しぶりに数ヶ月に渡り悪化してない 6月 やや気にし始め |
指間炎の状態 | 11月 悪化 四肢全て 左前足びっこ (四肢全て毎日消毒) 12月 少し落ち着く 2月 右後足→左後足 悪化 びっこ 3月 指間炎悪化 ほぼ四肢全部 4月中旬 やや落ち着く(抗真菌薬塗布2週間) 5月1周目まで 比較的落ち着いた状態が続く |
耳のかゆみ状態 | 3月下旬ウェルメイト 5月6月は薬なし 7月両耳外耳炎 ウェルメイト1ターム 8月両耳外耳炎 ウェルメイト1ターム 9月・10月 ウェルメイトなし 11月 両耳外耳炎 ウェルメイト 12月 左耳 ウェルメイト 1月2月3月 落ち着いている 4月 右耳炎症 6月 左耳 ウェルメイト |
他の皮膚炎 | 4月左膝噛み壊し 首元皮膚角化炎症(抗真菌薬塗布2週間) |
目の状態 | ずっと続いていた黄色い目やにが 2022/7月半ばより減少 8月9月共に一ヶ月通して黄目やにほぼなし! ~12月 2023年4月までなし。黒い目やには出る。 |
呼吸器の状態 | 23年2月 呼吸異常が長く強く出る・嘔吐を伴う |
皮膚炎の内服薬 | 1歳9ヶ月(2016/9)から服用を続けていた痒みを断ち切るためのお薬アポキル錠/アポクエル(Apoquel)16mgは、2020年9月サイトポイント注射開始に伴い頓服使用へ |
アポキル錠の服用状況 | 今月のアポキル服用:なし サイトポイント(5歳8ヶ月開始):月1回継続 |