犬に栄養満点ヤギミルク(ゴートミルク)を。牛乳と違って、たった30分で消化できる!



ゴールデン・レトリーバー セナの腸内環境を良くすること、栄養補給・免疫力アップを目指して、ヤギミルク(ゴートミルク)をあげはじめました。

お腹に優しくて栄養満点、ヤギミルク

ゴートミルク犬メインバーグ

ヤギミルクは最初からとても夢中に飲み、
お皿を綺麗にぺろぺろと舐め切る程。

ヤギミルクは栄養満点・母乳と似ている成分・牛乳よりもお腹を壊さない・免疫アップによい・消化されやすい・・・と様々な身体に良い特徴があるとされれています。せっかく身体に良いものをあげるのですから、詳しく正しくヤギミルク(ゴートミルク)について知っておきたいと思い、専門的な根拠も交えながら記事にまとめていきます。

いま、セナにあげているのは、アメリカ製ヤギミルク

ヤギミルクは中国製・オランダ製・アメリカ製、が多いです。おすすめのヤギミルクは、オランダ製 orアメリカ製。

  • オランダ産オーガニック認定を受けているヤギミルクはこちら
  • セナが主に飲んでいるアメリカ産ヤギミルクはこちら

セナが飲んでいるアメリカ製・アメリカ産ヤギミルクは、日本では”ペット用ヤギミルク”として販売されています。しかし、同ヤギミルクの原産国アメリカでは特に犬向けではなく、人の飲用用として製造・販売されているため、品質に安心感があり、長く愛されているヤギミルクでもありましたのでセナに選びました。


▼牛乳代わりにヤギミルクという選択

日本でヤギミルクといえば、ゴートチーズやヤギミルクを使った石けん・化粧品などで知られていますが、ミルクとして飲むには少々馴染みが薄いです。諸外国では牛乳の代わりに飲まれることもあり、人にも犬にも栄養満点でお腹に優しいのがヤギミルク(ゴートミルク)なのです。

ゴートミルクと牛乳
from prevention

日本では、ミルクといえば牛乳。牛乳の栄養価は高く、ミルクの香りからも犬に牛乳をあげれば喜んで飲むかもしれません。しかし、多くの犬が牛乳を飲むと、消化が上手くできずにお腹を壊してしまうのです。

そして、牛乳だとお腹を壊すからという理由から、ヤギミルクを知ることになることも多いはず。セナの場合も、乳糖を含んだ免疫ミルクという免疫アップのためのミルクを飲んだら、お腹がゆるくなってしまったので、ヤギミルクにたどり着いたのです。

  • お腹が合えば免疫アップには、免疫ミルクがより期待できそう→人向け免疫ミルク 

    ※免疫ミルクは人用犬用ともに中身は同じだと、動物病院で伺っています

ヤギミルクの良さを知るには、牛乳についてまずは基本的なことを知っておく必要があります。必ずといってよいほど、ヤギミルクと牛乳は比較されているのです。

改めて知る牛乳。お腹を壊しやすいのはなぜ?

様々な乳製品へと形を変えている牛乳

牛乳と乳製品の関係
牛乳と乳製品マップ

ヨーグルトやチーズは、犬の身体にとってもよく、乳製品が好きなわんちゃんも多いのではないでしょうか。セナも乳製品である、チーズが大好きです。原材料はヤクミルクですが、ヤクミルクチーズのヒマチーはセナのお気に入りおやつの1つです。

ヒマラヤチーズスティック ロアジスLサイズ

犬の健康おやつ!人気ヒマラヤチーズスティックはコレ!

ヨーグルトやチーズが大丈夫でも、フレッシュミルクを飲むと人も犬もお腹を壊すことが多いですが、なぜなのでしょうか。

▼牛乳を飲んでお腹を壊す原因は主に2つ

人も犬も牛乳を飲んで下痢をしてしまう場合、考えられる主な原因は(1)牛乳アレルギー (2)乳糖不耐症の2つです。

犬牛乳アレルギー乳糖

( 原因 1 ) 牛乳アレルギー。主な原因はタンパク質のαカゼイン

牛乳のタンパク質の80%をカゼインというタンパク質が占めています。カゼインの内訳は、αカゼイン・βカゼインが半々なのですが、そのうちのαカゼインというタンパク質の種類が、牛乳アレルギーを引き起こす主な原因たんぱく質といわれています。

そして、牛乳アレルギーの症状は即時型だけでなく少し遅れて反応する場合もあり、お腹を壊すなどの胃腸系にアレルギー症状がでることが多いそうです。


( 原因 2 ) 乳糖を分解できない乳糖不耐症

牛乳アレルギーよりも、多くの人や犬に起こっているのが乳糖不耐症(にゅうとうふたいしょう)です。牛乳を飲んでお腹を壊した時には、”乳糖(ラクトーゼ)が分解できないことが原因”といわれることが多く、この症状を乳糖不耐症と呼びます。乳糖は自然由来の糖分であり、乳糖を分解するためには消化酵素(ラクターゼ)が必要です。

小腸で分泌される消化酵素(ラクターゼ)が不足している場合には、乳糖が分解できずに消化不良・下痢などの症状を引き起こしてしまいます。完全な乳糖不耐症ではない限り、毎日少量ずつ習慣的に牛乳を飲むことで徐々に消化酵素(ラクターゼ)が分泌するようになるそうです。

乳糖の分解できないと、下痢の原因に
犬ヤギミルクゴートミルク
牛乳に含まれる乳糖とは?(明治より引用)

牛乳に含まれる炭水化物(糖質)の99.8%が「乳糖」と呼ばれる物質です。砂糖などと違って甘さはありません。エネルギー源としてだけでなく、カルシウムや鉄分の吸収を助け、整腸作用などの働きがあります。

ただ、日本人の成人の約10%は体内の「乳糖分解酵素」(ラクターゼ)の働きの弱い人で、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしたり、下痢をすることも。こんな場合は温めて少しずつ噛むように飲んで、量を増やしていくと乳糖分解酵素が活性化します。

人・犬の母乳にも乳糖は含まれています。乳幼児の消化器官では、乳糖を分解する「乳糖分解酵素」(ラクターゼ)が分泌されていますが、離乳とともにラクターゼの分泌が減少してしまいます。

成犬になるにつれて、乳糖消化酵素が減少

犬乳糖消化酵素

犬も同様、子犬の時はお母さんの母乳に含まれる乳糖を分解するための消化酵素がでているのですが、成長とともに乳糖消化酵素の分泌は減少していきます。


▼では、ヨーグルトやチーズはお腹を壊しにくいのはなぜ?

フレッシュミルクを飲むとお腹を壊す。そんな症状を抱える人も犬であっても、牛乳を原材料とするヨーグルトとチーズではお腹を壊しにくいのはなぜでしょうか。

加工の過程で、成分が変わる!
牛乳とヨーグルトチーズの乳糖

 

ヨーグルトやチーズはお腹に優しい(明治より引用)

人の体は余ったカロリーをカルシウムや鉄分の吸収を助け整腸作用がある「乳糖」ですが、日本人の中にはこの乳糖を分解できず、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロするという「乳糖不耐症」の人がいます。

しかし、ヨーグルトなら乳糖がすでに20〜30%分解されており、乳酸菌が出すラクターゼという酵素が残りの乳糖も体内で分解。乳糖はチーズの製造段階でほとんどホエイに移行します。チーズには乳糖がほとんど含まれません。そのため乳糖不耐症の人でもヨーグルトやチーズなら安心して召し上がれます。

 

ヨーグルトは乳糖が元の2割〜3割程度まで分解されており、チーズにいたっては乳糖がほとんど含まれない。全く乳糖を受け付けない完全な乳糖不耐症でなければ、多少の乳糖を分解することはできますし、ヨーグルトの場合は乳酸菌が乳糖の分解を助けてくれます。ですから、原材料が牛乳でもヨーグルトやチーズは、お腹を壊しにくいのですね。

確かにセナも乳糖の分解は不得意ですが、生乳100%のヨーグルトでもお腹を壊しません。乳糖は少量であれば、消化できるようです。

 

下痢の時の回復食には腸内環境を整えるために
ヨーグルトをあげています


ヨーグルトの箱舐めは、顔が汚れるので最近はおあずけ。


人も犬も牛乳によってお腹を壊してしまう時の原因は主な2つ、『牛乳のたんぱく質(特にαカゼイン)にアレルギー反応を示している』か、『乳糖が分解できていないか』です。

では、牛乳の代わりに選ばれることの多いヤギミルク(ゴートミルク)はどうなのでしょうか。

ゴートミルクって、牛乳より何がいいの?

ヤギミルク犬

ヤギミルクが牛乳よりも消化されやすい理由6つ
  1. ヤギミルクに含まれる乳糖の量は、牛乳の乳糖より少ない
  2. ヤギミルクに含まれる乳糖の大きさは、牛乳よりも小さい
  3. ヤギミルクに含まれる脂肪球の大きさは、牛乳よりも小さめで均一
  4. ヤギミルクに含まれる脂肪の種類は、中鎖脂肪酸が主
  5. 脂肪分解に大きく関わる、含硫アミノ酸のタウリンが多い
  6. ヤギミルク含有の主たんぱく質は、食物アレルギーを引き起こしにくい

 

ヤギミルクが牛乳よいりも消化がよく、お腹に優しいとされる理由をそれぞれみていきましょう。まずは、ヤギミルクの消化の良さについてです。

ヤギミルクが牛乳のようにお腹をゆるくしたり、下痢を引き起こさない理由には、乳糖・脂肪球・タンパク質などが牛乳よりも消化されやすい状態であることがあげられます。

理由1:ヤギミルクに含まれる乳糖は、牛乳の乳糖より少ない

ヤギミルクに含まれる乳糖の量・大きさともに、消化されやすい理由があります。まず、乳糖の量について。

▼ヤギミルクの乳糖は、牛乳よりやや少ない

自然のミルクのほとんどに含まれている乳糖(lactose)は、ヤギミルクにも含まれています。『ヤギミルクに含まれる乳糖は、牛乳よりも少ない』と強調されがちなのですが、実際はヤギミルクの乳糖含有量は牛乳よりも10%程度少ないに留まります。(Global Journal of Animal Scientific Research)

ヤギミルクと牛乳の乳糖含有量の違い

ヤギミルクと牛乳の乳糖についてLactose=乳糖

若干ではありますが、牛乳よりはヤギミルクの方が、乳糖含有が少ないのは事実です。そして、乳糖の消化には量だけでなく大きさも関わっています。

理由2:ヤギミルクに含まれる乳糖は、牛乳よりも小さい

ヤギミルクに含まれている乳糖の大きさは、牛乳よりもやや小さめのため消化酵素が効果的に作用するとされています。

こうしてみると、ヤギミルクと牛乳の乳糖の違いは若干にも感じますが、実際に牛乳の乳糖分解が苦手でもヤギミルクの乳糖は大丈夫。という人・犬が多いのも事実なのです。(Benefits of Goat Milk vs. Cow Milk)

数値上では僅かと思える差が、消化には大きく関わっているのでしょうね。そして、ヤギミルクが消化がよい理由は、乳糖だけではありません。

理由3:ヤギミルクに含まれる脂肪球は、均一で小さめ

ヤギミルクの脂肪が消化されやすい理由として、牛乳よりも脂肪球の大きさが平均的に小さい上に、均一の大きさであることが挙げられます。

ヤギミルク VS 牛乳 脂肪球の大きさ&ばらつき比較

ヤギミルクの脂肪球よりも大きい、牛乳の脂肪球は、一体どの程度の大きさなのでしょうか。

▼牛乳の脂肪球は、平均3μmに均一化され製品へ

牛乳を、製品として販売するためには搾乳から時間が経過しても乳成分が分離しないように、均一化という工程が必要です。均一化工程によって、ばらばらだった脂肪球の大きさが均一化され、平均3μm程度の脂肪球になります。脂肪球が小さければ小さい程コクがなくなるために、あえて脂肪球を大きめに揃えて均一化をはかっている牛乳もあります。(例:森永のおいしい牛乳など)

ヤギミルクの脂肪球は、小さく、そして均一

from Edge wick farm

from Edge wick farm

脂肪球の均一化が必要な牛乳に対して、
ヤギミルクの脂肪球はどうなのでしょうか。


▼ヤギミルクの脂肪球は、天然のままで均一化されている

同じ個体からとれるミルクであっても、牛乳の脂肪球のサイズは、ばらつきが大きいのに対して、ヤギミルクの脂肪球は自然のままで均一化されています。そのため、牛乳は搾乳の翌日には乳成分が分離してしまうのですが、ヤギミルクは搾乳の翌日になっても分離しません。

▼ヤギミルクの脂肪球の大きさは、牛乳の脂肪球よりも小さい

ミルク一般の脂肪球(加工前)の大きさは0.2μm〜20μmと幅があるものですが、ヤギミルクの脂肪球は、牛乳の脂肪球よりも平均的に小さいことがわかっています。

犬のヤギミルクを検索していると『ヤギミルクの脂肪球の大きさは、牛乳の脂肪球の6分の1』と表現をよく目にします。調べたところによると、脂肪球の大きさには、原産地・個体・季節によってもばらつきがあるため一様に『ヤギミルクの脂肪球の大きさは、牛乳の1/6サイズ』とはいえそうにありませんが、場合によっては6分の1程度の差がうまれます。

牛乳 VS ゴートミルク 脂肪球の大きさ比較イメージ
牛乳とヤギミルクの脂肪球の大きさ
from Milk Fat Globules

また、6分の1サイズとはいえないまでも、ヤギミルクは牛乳に比べて小さなサイズの脂肪球の占める割合が多いということが判っています。(Evaluation of size distribution)

乳糖と同様、脂肪球のサイズが小さいということは、それだけ消化がされやすい、体内での消化酵素が作用されやすいことを意味します。

理由4:ヤギミルクに含まれる脂肪の種類は、中鎖脂肪酸が主

牛乳とヤギミルクの脂肪含有量を比較すると、ヤギミルクの方がやや脂肪分が多いか、ほとんど同じというデータです。

ヤギミルクの方が、牛乳よりやや脂肪分が多い
犬にヤギミルク
左から牛乳・羊乳・ヤギ乳200mlあたりの成分比較表  from weedemandreap.com

 

ヤギミルクに含まれる脂肪のほうがやや多いこともあるものの、ヤギミルクの方が、脂肪がつきにくい、エネルギーになりやすいといわれる理由は、ヤギミルクに含まれる脂肪の種類にあります。

▼ヤギミルクの脂肪には、中鎖脂肪酸が多い

ミルクに含まれる脂肪全体に対して、中鎖脂肪酸の含有割合は、牛乳17%に対して、ヤギミルクはその倍にあたる35%もの割合を占めます。

中鎖脂肪酸の特徴
  • 他の脂肪酸よりも、約5倍早く消化される
  • 他の脂肪酸と消化・吸収経路が異なり、早くエネルギー消費される
  • 他の脂肪酸よりも身体に蓄積されにくい

参考:日清 

ヤギミルクに多く含まれている中鎖脂肪酸は、消化が早いという特徴を持っている脂肪酸。ですから、含有脂肪が牛乳より多少多くても、ヤギミルクは消化されやすいのですね。

ヤギミルクの脂肪が消化されやすい理由まとめ

ヤギミルクの脂肪が消化されやすい理由は、3つありました。1つ目の特徴は、脂肪球の大きさが天然のままで均一であること。2つ目の特徴は、脂肪球の大きさが牛乳よりも小さいこと。そして、3つ目の特徴は、他の脂肪酸よりも消化が5倍も早い中鎖脂肪酸の含有量が牛乳の倍であること。

ヤギミルクの脂肪分がお腹に優しいというのも、納得です。

脂分が充分に消化されないと、犬も人も下痢をします。セナも顕著で、脂肪分の多いドッグフードやトリーツをあげてしまうと、軟便になってしまうのです。よくパピー用ドッグフードは油分が多く、軟便になることが多いとも聞きますし、脂肪分をどれだけ分解できているかというのは、消化にとても大事な点の様ですね。

 

ここまでは、ヤギミルクの乳糖と脂肪球が、牛乳に比べてなぜ消化に良いといわれているか、でした。

次は、ヤギミルクに含まれるタウリンについてです。

理由5:脂肪分解に重要な、含硫アミノ酸のタウリンが多い

ヤギミルクのタウリン含有量は、牛乳の約20倍。母乳とほぼ同じ含有量にあたります。母乳よりも高いタウリン含有量を示すデータもあるほどです。(Non-Bovine Milk and Milk Product)

※タウリンは、正式な分類は含硫アミノ酸であり、アミノ酸ではありません。但し、アミノ酸の働きを助けることからアミノ酸の一種と表現されることが多い様です。

タウリンの主な働きは、『肝臓機能の向上』であり、肝臓の代謝・解毒作用の促進、胆汁生成の役割を担います。胆汁は、脂肪を消化するという大事な機能を果たしています。

タウリン1000mg配合!といえば・・・
ヤギミルクタウリン
from 大正製薬

脂肪の消化を行う胆汁、その胆汁生成を促進するタウリンの含有量が牛乳に比較して圧倒的に多いというのも、ヤギミルクの消化の良さを実現している理由の1つなのでしょう。

ゴートミルクの消化は、わずか30分!
ゴートミルク犬
from evergreen

ヤギミルクの乳糖・脂肪球・タウリン高含有などの特徴によって、ヤギミルクは牛乳よりもずっと消化負担がないミルクとなっています。牛乳が体内で消化されるのに、約2時間かかるのに対して、ヤギミルクの消化はわずか30分ともいわれています。

最後に、ヤギミルクのタンパク質が牛乳のタンパク質とは異なっている点をみていきましょう。

理由6:ヤギミルクのたんぱく質は、アレルギーを引き起こしにくい

牛乳でお腹を壊してしまう場合の理由として、乳糖を分解できない乳糖不耐症の他に、特定のタンパク質に反応する牛乳アレルギーがあります。

▼牛乳アレルギーの主原因は、α1カゼインというタンパク質

牛乳アレルギーの主な原因物質は、タンパク質の中でもα1カゼインだと研究が進む中で判ってきたそうです。一般的に食物アレルギーの主な原因は、未消化のタンパク質です。そして、消化されにくく、アレルギー反応を引き起こしやすいタンパク質α1カゼインが、牛乳には多く含まれています。

▼ヤギミルクには、僅か3%しか含有されていないα1カゼイン・タンパク質

そして、この”α1カゼイン”というタンパク質は、ヤギミルクのタンパク質にはたった3%しか含まれていません。

ヤギミルクに含まれる97%タンパク質は、
アレルギーを引き起こしにくい

ヤギミルクはアレルギーになりにくい

牛乳のα1カゼイン含有量は、29%あります。そのため、ヤギミルクを飲んだとしてもアレルギーを引き起こしにくいとされています。

▼牛乳アレルギーでも、93%の子供がヤギミルクを飲めた

人に関する調査ですが、牛乳アレルギーをもつ子どもに、牛乳の代わりにヤギミルクを飲ませた調査があります。結果、93%の子供は何のアレルギー症状も出ずにヤギミルクを飲めたという研究結果があります。(weedemandreap.com)

牛乳アレルギーなのに、ヤギミルクが飲める子供が9割も
犬ヤギミルク
from huffingtonpost

ヤギミルクは、アレルゲンとなりやすいタンパク質の含有が僅かの上に、消化性にも優れているために、牛乳アレルギーを引き起こしにくく、牛乳の代わりの栄養補給に優れているとされています。

▼その上、牛乳よりも栄養の吸収率が良い

そして、牛乳アレルギーを引き起こしにくいだけでなく、牛乳とヤギミルクを5ヶ月間子どもに飲ませた結果、子どもの身長・体重・骨格・血中のビタミン濃度等が勝っていたという実験結果も。

なぜ、牛乳アレルギーを持っていても、ヤギミルクでアレルギー症状が出ないのか。それは、含まれているタンパク質の種類に違いがあったのですね。

では、最後に、『ヤギミルクは母乳に近い』といわれる点に触れておきたいと思います。

ヤギミルクは、母乳に近いといわれる理由

ヤギミルクが母乳に近いといわれる理由には、ここまでの記事の中で出てきたヤギミルクの特徴2つ、(1)タウリン含有量が母乳と近い:牛乳の20倍 (2)主に含まれるタンパク質の種類が母乳と同じ、という点があります。

from D&C
from D&C

そして、タウリン含有量とタンパク質の種類が似ているだけでなく、ヤギミルクの成分構成が母乳と構造的に近いといわれています。

▼ただし、栄養価が全て似ているわけではありません

ヤギミルクは母乳と近いとだけ聞くと、含まれている各栄養素の種類・量がほとんど似ていると考えてしまいがちですが、そうではなく全体的な栄養構成は牛乳とヤギミルクのほうが成分的には似ているといわれています。

その中でも、消化・栄養吸収に重要な部分であるタンパク質の種類や成長に欠かせないタウリン、そして全体的な構造が似ていることから『ヤギミルクは母乳に近い』と表現されるようです。

実際に、ヤギミルクを母乳代わりに飲ませるには、足りない栄養を加える必要があるものの、母乳代わりにするなら牛乳よりはヤギミルクが優秀。というのは間違いなさそうです。

お腹に優しいヤギミルクの特徴まとめ

犬にとってヤギミルクが、なぜ牛乳のようにお腹を壊さずに消化が良いのか、母乳に似ているといわれるのか、などを詳しくみてきました。

ヤギミルクが牛乳よりも消化が良い理由を、最後にもう一度まとめます。

ヤギミルクの消化の良さのポイント
  • 牛乳に含まれる乳糖より、10%少ない量
  • 牛乳より乳糖が小さく消化されやすい
  • ヤギミルクの脂肪球は、牛乳と異なり天然で均一
  • ヤギミルクの脂肪球は、平均的に牛乳より小さい
  • ヤギミルクの脂肪には、他の脂肪酸より約5倍消化が早い中鎖脂肪酸が多く含まれている
  • ヤギミルクには、牛乳の20倍・母乳と同等のタウリン(肝臓機能向上・脂肪分解促進)が含まれている
  • ヤギミルクに含まれる主なタンパク質は、牛乳アレルギーを引き起こしにくい
  • ヤギミルクの消化は、たった30分 (牛乳の消化は、120分!)
ゴートミルクと牛乳
from prevention

これらのヤギミルクの特徴が全部あわさって、ヤギミルクは牛乳よりもはるかに消化が良く・栄養吸収が良く・免疫向上に良い、といわれていることが分かりました。ヤギミルクの良さは、乳糖の量だけ、脂肪球の大きさに限ったことではないのですね。

牛乳とヤギミルクについて、日本語の研究結果や情報は少なく、英語圏のものを主に参考にしました。諸外国では『Cow milk VS Goat milk』という議論が盛んであるということを実感し、新しい発見という感じで面白くもありました。研究論文も、沢山ありました。そして、Cow milk VS Goat milkに、さらにSheep milk(羊乳)が加わることも多かったです。

Goat milk For dog health G's Family

日本語のヤギミルク情報は、書いてある文言までもがどこもかしこも似通っているので、一体どこの情報なの?と疑問に感じたことが、ヤギミルクについて記事にまとめることにした1つきっかけとなったのですが、調べていくほどに、ヤギミルクって凄いなぁ!身体に優しいのだなぁ、セナに選んで良かったなぁという思いが募っていきました。

何よりも喜んで飲んでくれる犬が多い、ヤギミルク犬ゴートミルク

食の細い犬や、痩せ気味の犬、太りにくい犬、年齢を重ねなかなか食事量をとれない犬、そしてセナのようにお腹が弱い犬、量さえ気をつければダイエット中のわんちゃんでもエネルギーになるのが早いヤギミルクなら飲ませやすい、ヤギミルクは様々なタイプの犬にとって、消化の良い栄養源といえそうです。

ヤギミルクを飲むセナ

犬にヤギミルク

高品質で安全なゴートミルク(ヤギミルク)
  • オランダ製オーガニック認定をうけているヤギミルクはこちら
  • セナが飲んでいるアメリカ製ヤギミルクはこちら

アレルギー改善としての免疫向上には免疫ミルクの方が良さそうなのですが、セナは免疫ミルクは上手に消化できない様なので、ヤギミルクで栄養補給をして免疫アップ・身体を強くさせてあげたいと思います。

  • 犬のお腹が大丈夫であれば、免疫アップのためには『免疫ミルク』がより期待できそうです→人向け免疫ミルク 

    ※免疫ミルクは人用犬用ともに中身は同じだと、動物病院で伺っています

 


セナが使っている大型犬向け食器に関する記事はこちら

大型犬用フードボウルの選び方とおすすめの食器


参考文献

この記事を読んだ人に読まれています

6 thoughts on “犬に栄養満点ヤギミルク(ゴートミルク)を。牛乳と違って、たった30分で消化できる!”

  1. おはようございますm(_ _)m
    こちらではご無沙汰しています。

    犬の体内環境を整える乳酸菌入りおやつ「ワンクッキー」という物があるみたいです。今ならキャンペーンやってるみたいなので、ちょっと検索してみてはどうでしょうか?
    セナくんの皮膚炎が早く良くなりますよう願っております。

    1. ありがとうございます(^^)

      早速ワンクッキー検索してみましたら、びおらいふが出しているBiProGE乳酸菌入りのクッキーがヒットしました。原材料が明記されており、安心してあげられそうな上に、カボチャ味・紫いも味などのフレーバーも魅力的な犬おやつですね。しかも、保存料など一切無添加で、セナが麦系が食べられれば試してみたいのですが、、、。びおらいふ、土由来の植物性乳酸菌って初めて聞きました。おかげさまで、セナの皮膚炎は一進一退の中でも少しずつ良くなっている気がしています。少しずつ、ですね。

  2. こんばんは〜。
    Annieはオランダ産のゴートミルクを飲んでいますが、ホント大好きみたいです。
    栄養価が高くアレルギーを引き起こしにくいというのは魅力ですよね。
    言葉を話せないワンコたちには人間が安全で確かなものを与えることが大事だよな〜とつくづく思います。
    毎日何を食べて飲んでいるか…身体や心を作る上でも大事ですよね〜(≧∇≦)

    1. ペット用・犬用のフードは安全性や原材料など調べてみないとわからない部分も多く、そして、調べてみればみるほど良いものだった!ということの方が少ないので、栄養価が高い上に消化が良いヤギミルクはとても有難く感じています。

      Annieちゃんも、ゴートミルクが大好きなのですか♡パピーちゃんの頃から、ゴートミルクを飲んでいれば、より丈夫な身体になりそうですね ^_-*

      1. こんばんは。セナくん、エリザベスカラー外して寝れて良かったですね!これからずっと外して生活出来ればいいのですが…。

        最近僕がInstagramで交流させてもらっている「pastapapa1002」さんが経営されているお店「わんのはな」は、オーガニック専門店らしいです。
        検索してみてはいかがでしょうか?
        通販でもいいし、東京からだとそんなに遠くはない(以前静岡に住んでいた僕の感覚ですが)ので、直接お話しを聞いてから購入も出来るのではないでしょうか?

        1. ありがとうございます!

          教えていただいたサイトを検索してみました。とても盛りだくさんの内容だったので、後ほどゆっくりみてみますね。

          エリザベスカラーがないと噛んだり舐めてしまうことを完全には避けられないのですが、それでもエリザベスカラーを外して元気に遊んでいるセナをみていると嬉しいです。いつか、エリザベスカラーなしで毎日を送れるように、諦めずに頑張っていきたいです。

Comments are closed.