【犬の新薬アポキル錠 – 3 】アポキル錠の服用方法と実際の処方費用まとめ[犬の皮膚炎]



犬のアトピー性皮膚炎のかゆみ止め新薬、アポキル錠を試すことになりました。

2016年9月上旬、ゴールデン・レトリーバー セナの指間炎をはじめとする皮膚炎のかゆみ止めとして、動物病院で処方されたのが新薬アポキル錠でした。新薬アポキル錠は、2016年7月に日本で販売開始されたばかりの、犬用アトピー性皮膚炎・アレルギー性皮膚炎の緩和薬です。

犬のアトピー性皮膚炎に、かゆみ止めのアポキル錠

アポキル錠犬のアトピー性皮膚炎

環境アレルギーともいわれ、根本の原因を特定できないために、その原因を取り除くことの難しいことの多い、犬のアトピー性皮膚炎。

  • ゴールデン・レトリーバー セナ 犬の皮膚炎治療に関する記事一覧はこちら

今回の記事では、アポキル錠の実際の服用方法について、アポキル錠を実際に動物病院で処方してもらった、そのアポキル錠の処方箋費用についてまとめています。

本記事のアポキル錠テーマ
  • アポキル錠の服用方法について
  • アポキル錠、動物病院での実際の処方箋費用について

本記事では、仮にアポキル錠を1ヶ月飲み続けた場合・・・初月と2ヶ月目以降の動物病院でかかる医療費の試算も行っています。

 

アポキル錠に関する他の記事
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  • 【指間炎before&after写真あり】アポキル錠を1週間服用後、指間炎の変化をまとめた記事はこちら

 

犬のアトピー性皮膚炎のかゆみ止め。アポキル錠の服用方法について

アポキル錠をはじめて飲む場合、14日間は1日2回・15日目以降は1日1回が推奨される薬の用量です。(1回の投与量は体重別目安有)

アポキル錠の概要

アポキル錠の用法用量

引用元ゾエティスジャパン
項目 アポキル錠の概要
製品名 体重別3種・アポキル錠 3.6 / アポキル錠5.4 / アポキル錠16
有効成分 オクラシチニブマレイン酸塩
効能・効果 アトピー性皮膚炎に伴う症状及びアレルギー性皮膚炎に伴う掻痒の緩和
用法・用量 オクラシチニブとして体重1kgあたり0.4mgを、1日2回、最長14日間経口投与する。さらに継続する場合には1日1回投与する。
注意点 連続投与期間は1年を超えないこと。

アポキル錠は、犬アトピー性皮膚炎のみならずノミアレルギ-性皮膚炎、食物アレルギー、疥癬などのアレルギー性皮膚炎の痒み緩和に対応します。(Zoetis)


▼アポキル錠は体重別に3種類

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体重別アポキルの投与量は、参考としてアポキル添付文書より転載


▼アポキル錠1日1回分の体重別投与早見表

アポキル錠の投与量は、犬の体重別に細かく規定されています。下記の体重別投与早見表は、1回に与えるアポキルの投与量です。

【アポキル錠1日1回分の体重別投与早見表】
犬の体重 アポキル3.6mg アポキル5.4mg アポキル16mg
3.0kg以上 0.5錠
4.5kg以上 0.5錠
6.0kg以上 1錠
9.0kg以上 1錠
13.5kg以上 0.5錠
20.0kg以上 2錠
27.0kg以上 1錠
40.0kg以上 1.5錠
55.0kg‐80.0kg 2錠

引用 アポキル錠の添付文書
表は1回分のアポキル投与量

アポキル錠の投与規定量は、最初の14日は1日2回投与・それ以降は1日1回の服用です。


▼アポキル錠服用のタイミングは、食前食後いつでもOK

アポキル錠を飲ませるタイミングは、食前食後などの決まりはありません。『担当獣医師からもいつ飲ませても大丈夫です。』と聞いています。

実際にセナにアポキル錠をあげているのは、朝だったり夜だったり、食前だったり食後だったりと様々です。


▼アポキル錠服用タイミングのポイント

アポキル錠は、服用してから40分程度あれば効果が出始めるそうです。ですから、愛犬がいつ最も痒がるのか、寝る時に痒がるのか、朝起きた時にかゆがるのか、昼間のお留守番時に掻きむしってしまうのか・・・その時間に切れないようにした方が、タイミングとしては良さそうです。


▼アポキル錠の効果持続時間は24時間

アポキル錠の効き目は24時間なので、例えば朝7時に毎日飲ませているとその直前に痒がる様子を見せるかもしれません。散歩中は痒がらない子であれば、散歩前に飲ませておくなどしておくと、アポキル錠の効果が切れたかどうかあまり気にしないで済みそうです。


▼アポキル錠の効果は、連用すると切れにくくなる

スポットでアポキル錠を服用させている時や、久しぶりにアポキル錠を飲ませる1日目の服用の時は、やはり大体24時間程度で切れるなと感じています。

ただ、実際に使ってみて思うのが、アポキル錠を連用していると『薬の効果が切れるタイミング』は感じにくくなってきます。獣医師から、続けてアポキル錠を服用した方が効果が高くなると伺っていましたが、その通りだなと実感しているところです。

 

これだけ、犬のアトピー性皮膚炎のかゆみ止めとして注目を集めている新薬アポキル錠ですが、一体どの程度の医療費となるのでしょうか。

犬の皮膚炎にかかる治療費。アポキル錠の費用はどのくらい?

アトピー性皮膚炎の治療は、比較的高額であり、アポキルも例外ではありません。アポキルは、体重別に3種類アポキル錠 3.6 / アポキル錠5.4 / アポキル錠16があります。セナは、2016年9月上旬体重28kgでアポキル16が処方されました。

アポキル錠を処方してもらいました

アポキル錠大型犬

▼アポキル16 動物病院での処方価格
 
診察項目 診察費用
診察料 ¥1080
皮膚スタンプ検査 ¥1080
アポキル錠16 ¥626×7錠=¥4382
ビクタスSMTクリーム5g ¥2160
医療費合計(税込) ¥8702

体重27kg以上の大型犬に処方されるアポキル16は、動物病院で処方してもらうと1錠で626円しました。

アポキル錠を継続して服用させた場合の、1ヶ月の薬代は?
  • 体重27kg以上〜40kg未満の大型犬の場合
  • 最初の14日間、1日2回の服用
  • 15日目以降、1日1回の服用
  • 1回あたりの服用量は、アポキル16を1錠
  • アポキル錠16、1錠の薬代は626円
  • 1ヶ月30日として計算

上記の条件で、アポキル錠1ヶ月の薬代を計算すると・・・

 

アポキル錠の費用

 

▼アポキル16 1ヶ月飲み続けた場合 動物病院でかかる薬代

大型犬に処方されるアポキル16の場合、初月の薬代は、27,544円にものぼります。2ヶ月目以降は、1日1回の服用にしたとして、アポキルだけで月18,780円の薬代です。

内訳(1錠626円で計算) アポキル薬代
(初月内訳1)アポキル16 1日2錠14日間 17,528円
(初月内訳2)アポキル16 1日1錠16日間 10,016円
【初月】30日アポキル薬代 27,544円
【2ヶ月目以降】のアポキル薬代 18,780円

 アポキル錠 1月当たり費用目安

1ヶ月目 ¥27,000

2ヶ月目以降 ¥18,000

 

アポキル錠16以外は、実際動物病院でどの程度の価格で処方されるのかわからないのですが、体重別でアポキル錠 3.6 / アポキル錠5.4 / アポキル錠16とありますから、犬の体重が軽ければ、多少はアポキル薬代も下がります。

アポキルの海外事情(海外ではAPOQUEL:アポクエル)

日本に先立って、海外でアポキル錠ことアポクエル錠が犬のアトピー性皮膚炎のかゆみ止めとして処方されていましたが、日本同様処方開始が待たれていた薬だった様です。

▼海外でのアポキル錠動物病院処方価格は、日本の1/3

アポキル錠は、日本ではかなり高額。”日本で高額”というのを知ったのは、現地で使用している方が動物病院で購入している価格をみるとアポクエル16が1錠1.5$前後だったのです。

海外では、アポクエル16は1錠200円以下で処方してもらえるそうです(特にペット保険など入っておらず実費にて)。日本では、動物病院で購入してアポキル16が1錠626円。なんと日本でのアポキル錠費用は、海外の3倍以上の費用です。


▼(参考)アポキル錠を個人で購入した場合の価格

apoquel

アポキルの種類 20錠入価格 1錠あたりの価格
アポキル錠/アポクエル(Apoquel)16mg 5,637円(US$53.46) 282円
アポキル錠/アポクエル(Apoquel)5.4mg 4,288円(US$40.66) 214円
アポキル錠/アポクエル(Apoquel)3.6mg 3,738円(US$35.45) 187円

動物病院で処方される価格と、こんなにも薬代の価格差があると驚いてしまいますが、上記はアポキル錠(アポクエル錠)個人で直接購入する場合の価格参考値です。アポクエル錠を既に購入している方々のレビューもあります。アポクエル錠(海外)とアポキル錠(日本)は、販売薬名の違いであり、薬は全く同じものだそうです。(価格は実勢為替レートで変動)


▼指間炎、皮膚炎治療のために、アポキル錠服用へ

動物病院で処方してもらい実際にアポキル錠を服用してみることになりました。まずは、アポキル錠を試してかゆみ止め、指間炎改善の効果と副作用の有無をみていきたいと思います。

アポキル錠が、夜中も起きて掻いてしまう、手を舐めてしまう、噛んでしまうセナの助けになってくれると本当に嬉しいです。

 

  • アポキル錠を1週間分服用した結果。アポキル錠の効果、副作用はどうだった?そして、指間炎の状態はどう変化したのか。まとめた記事はこちら↓

【犬の新薬アポキル錠:服用記録】アポキル錠はじめての1週間 ( 指間炎のbefore:after写真掲載 )[犬の皮膚炎]

 


【新薬アポキル錠 / 犬のアトピー性皮膚炎治療薬・参考リンク】
  • アポキル錠の用法用量副作用などの記載あり。アポキル錠の添付文書はこちら
  • ゾエティスジャパン アポキル錠のページはこちら
  • 海外のアポキル錠、APOQUEL(アポクエル)錠はこちら
  • CAD国際調査委員会 犬のアトピー性皮膚炎治療のガイドライン2015(英文)はこちら

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