アポキル錠の基礎知識と服用記録 指間炎治療 犬の皮膚炎治療

アポキル錠はじめて最初の1週間の変化 ( 指間炎のbefore:after写真あり )[犬の皮膚炎]

アポキル錠はじめて最初の1週間の変化
( 指間炎のbefore:after写真あり )
[犬の皮膚炎]

アポキル最初の1週間でどんな風に皮膚炎が変化したのか

この記事では痒みを断ち切るお薬「アポキル」を初めて服用した1週間でどれだけ炎症に変化があったのか、なかったのか、副作用は感じたのかなどについて実際のところをまとめました

皮膚炎は、指間炎、包皮炎・陰嚢の周りの赤み、が主です。

その中でもゴールデンレトリーバー セナの皮膚炎で最も酷い部分は、指間炎。

肉球の間の皮膚が赤くなってしまい、むず痒いようで放っておけば血が出るまで噛んでしまう程。

細菌検査・アレルギー検査結果に伴う、抗生物質治療・アレルギー除去ドッグフードへの変更などを行いましたが、完治とはいえず指間炎は定期的にぶり返しています。

なかなか完治しないセナの指間炎。完治は難しいといわれる指間炎ですが、こんなにもぶり返すのは、アトピー性皮膚炎では、という結論を獣医師は提示しました。

そしてアポキルの服用に至ったわけです。

セナ1歳8ヶ月指間炎の状態

20150819犬の指間炎

 

これまでのセナの皮膚炎治療記事一覧

生後11ヶ月の時に指間炎が再発その後指間炎などの皮膚炎治療開始のきっかけとなった時の記事「繰り返す犬の皮膚炎『指間炎』。肉球の間が赤い・・・

1歳9ヶ月、アポキル錠はじめての服用へ

2016年9月(セナ1歳9ヶ月)、犬のアトピー性皮膚炎・アレルギー性皮膚炎の痒み止め、引っ掻きを防止するという新薬アポキル錠をはじめて試すことになりました。

処方されたアポキル錠がこちら。セナはアポキル錠16mgです。

アポキル錠犬のアトピー性皮膚炎

 

【飲ませる前に知っておきたい】アポキル錠についての基本情報記事

アポキル錠(アポクエル錠)の基本情報

ゾエティスジャパンのページは獣医師向け、閲覧は個人の判断でお願いします

 

犬のアトピー性皮膚炎の薬、アポキル錠の服用開始

アポキル錠を最初から1日1回で服用

通常、アポキル錠を動物病院で処方してもらう時は最初の服用14日間は1日2回が規定量です。

ですが、セナは薬の副作用を受けやすいと考えられるため、獣医師と話し最初から1日1回の服用にしてもらいました。

また、最初の2週間の服用を規定量の1日2回飲ませなかった理由は「アポキル錠の副作用がどのように出るかわからないから」という点の他に、セナの皮膚炎は全身全体に炎症をおこしているというよりも、主に指間炎や包皮、陰嚢・脇腹と部分的なものであること。

そのため、アポキル錠を1日2錠飲まなくとも効き目がでるかもしれない、という総合的な判断でした。

犬のアトピー性皮膚炎アポキル錠

1回に服用する量は、セナの体重28kgでアポキル16を1錠です。

最初の2週間は1日2回飲んだ方が効き目は良い

アポキル錠最初の服用14日間は1日2回が推奨されていますから「1日1回であればそれだけ効き目も穏やかになるであろう」という部分を獣医師と相談し、納得した上になります。

アトピー皮膚炎アレルギー性皮膚炎の症状のひどい犬は、やはり1日2回を飲むんだ方が良いそうです。

アポキル錠は1回分で24時間効果が持続しますので、1日2回飲むことによって、アポキル錠の効果が切れる時間がなくなります。

アポキル錠1日1回で全く効き目が感じられない場合で、副作用が問題なさそうであれば、1日2回に増やすことも考えようと決めました。

 

アポキル錠のかゆみ止め効果は?

アポキル錠を飲んで、エリザベスカラーを外してお留守番させてみる

さあ、アポキルの効き目はどうでしょうか。

はじめてアポキル錠をセナに飲ませたのは、9月4日(日)の午前中のこと。

チキンに包んだアポキル錠を飲むセナ

犬の皮膚炎 アポキル錠

アポキル錠は、飲んでから40分で効き目が表れるそうです。アポキル錠の効果は、24時間継続するといわれてます。

エリザベスカラーを外すようにトライしてきたのは、1歳8ヶ月(2016年8月下旬)以降。それからというもの、セナだけでお留守番させることは、これまで以上に可能な限り少なくなるように努めてきました。

側にいれば、多少手足を噛むことを避けさせることが出来るからです。

アポキル錠投与初日は、アポキル錠をあげた後効き目が出た頃を見計らって、エリザベスカラーを外したままセナを1人でお留守番させてみました。

アポキル錠飲んだ後のお留守番

アポキル錠の服用記録

どきどきです。

出かけている間、セナ大丈夫かな?手足を噛んでないかな?と心配になりました。お留守番させたのは、ほんの1時間半程度だったと思います。帰ってきて、セナをみてみたら、手は濡れていないし、指間炎の部分もお股の部分も噛んだり、毛を引っ張ったりしていなかった様子。

アポキル錠、かゆみ止めとして効いてる様でした。

セナ、よかったね!よくやった!
本当に嬉しい

アポキル錠の服用記録

 

はじめてアポキル錠をあげた日

アポキル錠をはじめて飲んだ日は、お留守番後エリザベスカラーを外したままで過ごしました。

セナがかゆがったり、皮膚炎の部分を気にする様子を観察しながらケアしていましたが、いつもより手を舐めたり噛んだりしようとすることが少なかったと感じました。

アポキル錠、期待通りかゆみ止めに一定の効果ありました。

同時に、「かゆみがゼロになってはいない」ということも分かりました

ただ、セナが服用しているのは規定の半量(初週として)です。上出来かもしれません。

 

そして、気になっていたアポキル錠の副作用はセナにどうだったのでしょうか。

3日間アポキル錠を服用した結果。アポキル錠の副作用は?

下痢はどう?

3日間アポキル錠を1日1錠あげました。

アポキル錠は、継続服用によって効果が高まる性質もあるそうです。

アポキル錠の副作用として、最も多いのは下痢・嘔吐。

セナはお腹が弱いですしお薬でよく下痢をするので下痢・嘔吐を起こしてしまわないか、アポキル錠服用の初日から気にかけていました。

【アポキル錠服用後の便の変化】

  • アポキル錠1日目の夜:少しうんちが緩い
  • アポキル錠2日目:良いうんち
  • アポキル錠3日目:良いうんち

アポキル錠を飲んだ初日の夜は「うんちが少し緩かった」という多少の変化はありましたが、アポキル錠2日目3日目も同様、軟便になることもなく良いうんちをしました。

初日は、はじめて体内に入ってきた薬に反応した可能性もあります。少々緩い程度だったことを考えると、思い当たる節はないものの、アポキル錠以外の他のことが原因だった可能性もあります。

最も気にしていた下痢になることなく、3日間の服用を終えました。

アポキル錠の短期服用では、副作用はほとんど感じなかったといって良いでしょう

アポキル錠を飲んだ日はとてもよく寝ていました

アポキル錠をはじめて飲んだ3日間、よく寝ているな、という印象をもちました。

これまで痒くて夜も起きることが当たり前だったので、よく寝ているのはいいことなんです。でも、過去の経験からよく寝ているからといって安心できないという面もあります。

1歳になりたての頃、抗生物質を続けて飲んでいた時もよく寝ていました。

その時は「よく寝ているな・・・でも成長して落ち着いたのかな」と思っていました。

抗生物質をやめた時に、やっと、よく寝ていたのは薬のせいだったと気づいたのです。

明らかに、薬を飲んでいないセナはそれまでと比べて元気だったのです

ですから、下痢・嘔吐という副作用がみられなくても、倦怠感や眠気・だるさという、一見分かりにくい副作用も気になります。

アポキル錠を飲んだ日、セナがよく寝ているのは倦怠感・眠気・だるさという類の副作用なのか。もしくは、かゆみが収まっていることによって、ぐっすりと眠れているのか。

これは判断が難しいですが、変わらず散歩も喜んで行きますし疲れやすいようにも見えません。

アポキル錠服用3日目のセナの様子

アポキル錠の服用記録

そして、3日間アポキル錠を服用させたのち、一旦やめてみることにしました。

 

アポキル錠を服用させるかどうか、飼い主が判断

犬の様子を見ながら飼い主に投薬を委ねる

アポキル錠を3日間飲ませて、その後一旦服用をやめたのは自分たちの判断です。

獣医師の判断ではありません。とはいっても、そのように判断して良いと伺っていました。

担当獣医師は、アポキル錠の連続服用を勧めるものの、最終的にアポキル錠をどの程度の期間飲ませるかは、犬がどれくらいかゆがっているのか、その様子を一番知っている飼い主の判断に委ねるという方針です。

アポキル錠連続服用期間は1年可能

アポキル錠の用法用量

アポキル錠を飲んでセナに顕著な副作用がみられないのだとしたら、犬のかゆみや皮膚炎の程度に応じて、しばらくはアポキル錠の服用を自分で判断していくことになりました。

『今日はアポキル錠を飲んでいないけど痒みが強そうだから、アポキル錠を飲ませよう』などという事です。

明らかな指間炎の悪化、他にも皮膚炎の症状が出てきた・・・今までと違う変化があればその都度獣医師に相談していく予定です。

 

アポキル錠は「今日飲ませて明日飲ませない」が可能な薬

『今日は痒がっているから飲ませて、明日は飲ませない』『1週間のませて、次の1週間飲ませない』というアポキル錠の服用判断を自分でしても、大丈夫とのこと

例えば、犬の皮膚炎で使われる代表的な薬、ステロイド薬。

ステロイド剤は副作用のリスクがある為、医師から処方された量をしっかりと守りながら、服用・減量・増量する必要があります。

一方で、アポキル錠は副作用がでにくい薬だからこそ、飼い主が判断してもステロイド剤のような副作用の心配がない。飼い主の判断に任せても安全な薬であると、担当獣医師は考えているようです。

そのため、アポキル錠を飲ませるも止めさせるのも、どちらが"今のセナ"にとってベストかを皮膚炎の症状とセナの様子を見ながら日々判断しています。

アポキル錠をいつ飲ませよう?

犬のアトピー性皮膚炎アポキル錠

結局、アポキル錠を飲ませるか飲ませないか担当獣医師に相談しても『飼い主さん次第』となることも多い為、大きな変化がなければ暫くはこのスタイルでいきたいと考えています。

 

アポキル錠を3日間連続して服用させた後、意図的にアポキル錠を飲まない日をつくり様子をみました。

ともに、エリザベスカラーは外したまま。痒みはどう感じたでしょうか。

アポキル錠を飲んだ日・飲まない日、皮膚の痒みはどう違う?

アポキル錠の効き目を感じる

アポキル錠をはじめて飲ませて様子をみた後、その後飲ませない日のセナを見ていると

「確かにアポキル錠を飲んでいる時の方が手足などを舐めないでいる」

と改めて実感しました。

規定の半量

セナは薬全般について副作用が出やすい傾向がある為、最初の14日間はアポキル16を1日2回各1錠飲むところ、規定の半量1日1回各1錠の服用でした。それでいて、アポキル錠の効果が感じられたのですから、規定量のアポキルを飲んだとしたらかゆみが断ち切られたような効果が見えたかもしれません。

新薬だからこそセナの様子にはしっかり気を配る必要はあるものの、アポキル錠で指間炎をはじめとした皮膚炎のかゆみの連鎖を断ち切ることで、いい循環を生み出せるきっかけになりそうです。

 

【 Before & After 】写真でみるアポキル錠服用1週間経過後の指間炎の変化

写真で確認

アポキル錠をはじめて飲ませた9月4日(日)より、中休みを入れ7日間分のアポキル錠を服用しました。

下記は、アポキル錠服用前と服用後の指間炎部分比較写真です。

アポキル錠の服用前後での比較 (服用7日間分)

アポキル錠の服用記録

2016年8月下旬の指間炎写真(画像上部)は、赤みと炎症がとても強いです。

それに比べて、1週間分のアポキル錠を飲みきった2016年9月13日(画像下部)には、指間炎部分の赤みがピンク色にまで落ち着いてきました。

ともに雨上がりに散歩した後の写真のため濡れていますが、この後綺麗に洗い乾かしました。

知っておきたいアポキル

【アポキル錠はかゆみを断ち切る薬】

アポキル錠は、かゆみを断ち切るお薬です。細菌感染・アレルギー・アトピーなどの皮膚炎の根本原因を治療する薬ではありません。アポキル錠は痒みによる引っ掻きの悪循環を断ち切ることで、皮膚炎改善の助けになる薬です。ただし、根本原因がある場合は、アポキル錠をやめると皮膚炎を再発してしまいます。

最終的にアトピー性皮膚炎の可能性が高く一生付き合っていく必要があるとなった場合に、アポキル錠を飲み続けることになります。

細菌感染や食物アレルギーなど改善が可能な原因については、治療の段階で痒みコントロールのためにアポキルを服用させることはあるものの、その原因を取り除く努力をすることが必要です。原因を取り除くことさえできれば細菌感染や食物アレルギーはアポキルを服用し続ける必要もなく、犬の身体にとっても飼い主のお財布にとってもベストな結果となるでしょう。

(参考):アポキル錠の効果・作用に関する詳しい記事

アポキルを飲んでる時の様子

アポキル錠を飲むと、かゆみが気にならないからよく寝れるみたい。

アポキル錠の服用記録

セナ、すやすや眠ってるのかしら。

アポキル錠の服用記録

覗いてみよう・・・!

そーっとね。

セナ、起きてたのね!(驚)

アポキル錠の服用記録

その表情・・・、覗いたり写真撮ったりしたから
起こしちゃった?
ごめんごめん・・・

指間炎が酷くなってからは、ぐっすり眠る姿をみることが以前に比べ少なくなっていました。夜も数時間ごとに起きては、舐め、としていたので、寝ている姿をみるととても安心します。

かゆみ、感じないで済んでいるんだな、って。

何よりもかゆがってない姿を見ることが、本当に本当に本当に嬉しい。

セナだって、かゆいのヤダよね。かゆいのを我慢するのなんて、難しいよね。

アポキル錠を上手に使って、セナの指間炎や皮膚炎の症状を少しでも落ち着かせてあげたいです。

 

犬のアトピー性皮膚炎治療薬【新薬アポキル錠】(アポクエル錠)の基本情報

※ゾエティスジャパンのページは獣医師向け、閲覧は個人の判断にて。

 

アポキル錠は体重別に3種類

apoquel_100tabs

【参考:アポキル錠1日1回分の体重別投与早見表】
犬の体重 アポキル3.6mg アポキル5.4mg アポキル16mg
3.0kg以上 0.5錠
4.5kg以上 0.5錠
6.0kg以上 1錠
9.0kg以上 1錠
13.5kg以上 0.5錠
20.0kg以上 2錠
27.0kg以上 1錠
40.0kg以上 1.5錠
55.0kg‐80.0kg 2錠

指間炎治療まとめ及び記事一覧:[犬の指間炎・治療方法]指間炎の完治を目指して。


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