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ゴールデン子犬が他の犬に咬まれてしまいました。動物病院で処置。

子犬の月齢、生後4ヶ月半手前のことでした。子犬にとっても飼い主にとってもショッキングな出来事がありました。子犬が他の犬に咬まれてしまったのです。

今回、犬に咬まれ大怪我に至らなかったのが幸いです。子犬の安全を守れるのは、飼い主の自分だけ。。。怖い思いをさせたこと、子犬を守れなかったことに、深く反省しました。もっと自分が気をつけていれば、そんな思いでいっぱいです。

生後4ヶ月頃のゴールデン・レトリーバー セナ

他犬に噛まれたのは、この写真の数日後のことでした。

子犬が他の犬に咬まれた時の状況

散歩の時他の犬に会った時、挨拶をさせるために近づけるかどうするか。

散歩開始してまだ日も浅く飼い主の自分も『こんな犬の時は、子犬を近づけてもいいけど、こんな犬の時は、近づけることを控える』という方向性が定まっていませんでした。

▼基本は、こちらから近づかないようにしています

大型犬の子犬なので基本的には、小型犬に対してこちらから近づくことはありません。

ゴールデン・レトリーバーセナと散歩中に川辺で休憩していた時のこと。

向こう側から小型犬のジャックラッセルを連れた飼い主が近づいてきました。うちの子犬は人も犬も大好き。人や犬が向こうから来てくれるなら、『あそぼ〜!』という感じを一気にだして、遊びたい気持ちが高まります。

まずは、飼い主同士で挨拶を交わしたけれど・・・犬同士の挨拶はやめようかなと思っていました。相手は小型犬。うちの子犬を近づけても相手の小型犬が大丈夫かどうか半信半疑だっからです。

▼相手は大丈夫といってくれているけど・・・

でも、相手の飼い主は、『うちの犬は大丈夫』と言ってくれている・・・そんな中で子犬をジャックラッセルに近づけてしまいました。犬同士が近づいて数秒、ジャックラッセルが突如子犬の鼻をがぶり!

子犬の『キャン!キャン!』という今まで聞いたことのないような痛がる鳴き声!

一瞬、絶句。

『大丈夫、大丈夫。』と子犬に言いながら、内心飼い主も子犬が心配でたまらない。見た目には傷がぱっくりではないので、ひとまず犬を落ち着かせ、飼い主同士距離を置きました。

しばらくそこにとどまって子犬が落ち着くまで待ち、時間が経つと血がじんわりにじみ出てきました。セナのマズル付近に、ジャックラッセルの犬歯が中まで、入ったようです。

▼犬同士を交流させるかの判断は相手任せではなく、自分でする

いくら相手の飼い主さんが、『うちの犬は大丈夫』といっていても何があるかわかりません。本当に大丈夫かどうかは、自分で責任をもって判断し、セナを守ってあげる必要がありました。

この時、自分の中では子犬のうちに他の犬と交流させてあげたい、という気持ちが勝ってしまったのだと思います。

これまでも散歩中には、小型犬に吠えられることや、威嚇されることも多かったのに・・・。自分がもっと冷静になって判断していれば、と悔やみました。

▼相手の飼い主さんから、連絡先を頂きました

ジャックラッセルの飼い主は、心配して連絡先を教えてくれ『治療費がかかるようなら、連絡ください』と言ってくれました。治療費についてはお断りしたのですが、連絡先は念のため頂きました。

他犬とのトラブルは初めてのことで、すぐに頭が回らなかったのですが、後々、連絡先を頂くのは、とても大事なことだったのだと気付きました。今回明らかに怪我を負っており、また怪我の有無が判断できない場合も後々噛まれた傷が見つかることもあります。そんなとき、相手が混合ワクチンや狂犬病ワクチンを接種しているかどうか、それを知るためにも連絡先を聞くことは必要なことです。

連絡先をもらうこともすぐに頭が回らず、どれだけ無知だったのかと反省したものです。

すぐに、子犬を動物病院へ

噛まれた部分からは血が出てきていました。傷口が化膿する可能性や、他の病気も心配なので、一旦自宅に帰り、動物病院の診察券を持ちすぐに近くの動物病院に子犬を連れていきました。

そして、診察。

動物病院に着いた時には、血も止まっていました。咬まれた患部がよく見えるようにと、バリカンで子犬の鼻の周辺の毛を剃ります。毛を剃ってみると少し腫れているのがわかりました。獣医さんに促され鼻のすぐそばの傷の周辺を触ってみると腫れてしこりみたいになっていて、腫れの大きさは10円玉くらい。

 

動物病院で怪我の処置とお薬

動物病院での傷への処置は、抗生物質の注射でした。そして、自宅で飲み用に抗生物質の薬をもらいました。

抗生物質ラリキシン250mgを朝・夕各1錠ずつ

抗生物質ラリキシン犬の服用

この時の子犬の体重は約13kg

 

まずは、動物病院に行き怪我の状態を確認できたので、ひとまず安心です。2〜3時間という短時間に他の犬に咬まれ、そのまま動物病院に行きバリカンで毛を剃り注射をするという、子犬にとっては大きなストレスだったんじゃないかな?と心配しています。ぐったりはしていないので、傷とともにしばらく様子をみてみようと思います。

 

飼い主として『子犬が咬まれた』経験を次に活かす

子犬に怪我をさせ飼い主として思うことは、『なぜ、小型犬に子犬を近づけてしまったのだろう!』という悔いる気持ち。

後悔しても遅いのですが、次に活かす為に振り返っておきます。飼い主さえしっかりしていれば防げた怪我だったと思います。

▼子犬特有の鼻を近づける挨拶は、嫌いな犬もいる

子犬は鼻で挨拶をすることが多く、その後、お尻の匂いを嗅いで挨拶をします。セナもこのパターンで、まずは鼻を近づけようとします。挨拶そのものが、まだ上手とはいえません。

鼻を近づけて挨拶するのは子犬特有の挨拶の仕方で、決して間違った方法ではないのですが、鼻が近づくということは犬同士の顔が近づきこれを嫌がる犬もいるのです。特に、成犬のオスは嫌がるそうです。

▼その後の散歩では、挨拶は相手と相手犬をみて

子犬の怪我の後は、散歩で小型犬と会っても遠目から足早に通りすぎたり、犬同士のご挨拶を相手の飼い主から希望される場合でもお互いの犬の様子を見ながら慎重に行うことにしています。

犬に咬まれた犬

怪我をする前にはあやふやだった『相手が挨拶を希望した場合、こんな犬の時は子犬を近づけてもいいけど、こんな犬の時は近づけることを控える』という方向性も改めて家族で話し合いました。

犬同士のサインを見逃さないように

自分の子犬が嫌がったり乗り気でない場合は、距離を置くし、相手の犬についても同様です。少しでも相手犬が警戒や威嚇する素振りをみせたら、距離を取りできるだけ早くその場を去るようにしました。

飼い主同士の会話があるとすぐにその場を去りにくいこともある・・・なんて考えていましたが、事件の後は犬の様子を見ることを最優先と気持ちを切り替えました。子犬のサインを見逃さずに飼い主として責任をもって守ってあげたいと思います。

▼犬のシグナルを読む力が、必要だった

ここで、自分に足りないと感じたのは、犬のシグナルを読む力です。犬が怖がっているのか、威嚇しているのか、それとも好意的なのか。こればかりは、しっかり学ばないと勘違いをしてしまうと思ったので、もう一度しっかりと本を読むことにしました。

子犬のうちに、飼い主が知っておくと良い内容

犬のトレーニング本

写真付きなのが、とてもわかりやすい

トレーニング本

この本はシリーズであるのですが、写真が豊富に使われているので、犬のシグナルとその意味を知るにはとってもわかりやすいです。犬の表情などの見ることもできますし、文章だけでは伝わらない部分を知ることができました。

  • 犬の行動を知る。子犬のレッスンテクニックに関する本はこちら
  • 同シリーズ。犬の行動から気持ちを読む本はこちら

『ドッグトレーナーに』という見出しですが、かしこまった内容ではなく、誰も教えてはくれないけれど、知りたいことが豊富に掲載されていました。トレーニング本の中では少し高めの部類ですが、A4版で情報量も多く、カラー写真が多様されており、中身も勉強になるものばかりなので、納得できるものでした。

 

他犬に噛まれたの後、下痢になってしまいました

抗生物質ラリキシン250mgを飲んで3日目位から、子犬が下痢をし始めました。軟便がなかなか治らなってしまい、ドッグフードを変えたり、加えたり、色々と試すことになりました。

  • 他犬に噛まれてしまった、その後の記事は、こちら

 

 


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