犬の健康 目の治療

突然の黄色い目やに。犬の結膜炎。動物病院で診てもらいました。

突然の黄色い目やに。
犬の結膜炎。動物病院で診てもらいました。

ゴールデン・レトリーバーセナ、黄色い目やに(結膜炎)

ゴールデン・レトリーバーセナ5歳11ヶ月の時、ある朝突然黄色い目やにが出ていました。

明らかにいつもの目やにと違います。

拭き取ってあげてもまたしばらくすると黄色い目やにが出てくる。

何か目を辛そうにするとか開けにくそうにするという症状はないのですが、明らかに普段とは異なる目やにだったので病院で診てもらいました。

 

 
 

犬の「黄色い目やに」について

黄色い目やにの正体

まず黄色い目やにというのは「細菌・ウイルスが何かの拍子に入ってしまい、それを目が洗い流そうとしている時に出る」そうで

黄色い目やには目に入った細菌・ウイルスが目の自浄作用によって出てきた死骸のようなものなんだそう。

なるほど。

左目から右目へ移る?

最初に左目に目やにが出て、その後右目にも黄色い目やにが出始めました。

左右の目の症状にタイムラグがあったのですが、感染したように移るということはないそうで症状の出始めに差が出ただけという可能性が高いそうです。

片方の目だけ目やにが出る場合

例えば、右目だけ黄色い目やにが出るという場合に考えられる原因の1つに、口腔内の歯石があるそうです。

犬にも噛み癖があってどちらかをよく使って噛んでいるので、片方に歯石がたまりやすい傾向があるわけですが、歯石が多くついているとその細菌が鼻・目と伝わっていってしまうのだとか。

犬の口と鼻を隔てている骨は人のそれよりも薄いので、口腔内の細菌が目の方までまわってしまうことがあると担当獣医師が教えてくださいました。

歯石はほんと怖いですね。

セナの口腔内・歯石もチェックしてもらいましたが、「この状態で目の方にまで影響出ることはないです」といって頂けたので歯石も含めて少しほっとしました。

歯石と歯磨き

歯石は内臓にも影響を及ぼすので「歯磨きは長生きの秘訣!」と言い聞かせながら歯磨きをしていますが、まさか目にも影響が出ることがあるなんて知りませんでした。犬の歯磨きって大変ですが、この子たち長生きにはとても大事なことです。色々と使った結果たどり着いたセナ使用中の歯磨きは「わんこの歯医者さんセット」です。歯磨きが苦手な子でも続けやすいのが特徴です。
歯磨きについて改めて記事にする予定です。

結膜炎と診断

目を見てもらうと、結膜の部分が少し赤くなっているため「軽い結膜炎を起こしている」という診断でした。

犬の結膜炎

セナ
白目が赤くなっちゃった・・・

セナ、はじめての結膜炎です。

結膜炎というと人もなることがありますが、自分自身あまりなったことがないため"白目の部分が赤くなっていると結膜炎"と思う程度の知識しかありませんでした。

改めて、結膜はどこのことかといいますと、眼球と瞼をつなぐ粘膜部分のことを指します。

犬の結膜炎(黄色い目やに)

結膜とは、まぶたの裏側と眼球の表面から黒目の周囲までを覆っている粘膜の部分をさします。

一方、黒目の部分は「角膜」とよんでいます。

白目の表面を覆っている部分を「眼球結膜」、まぶたの裏側を「眼瞼(がんけん)結膜」とよんでいます。

結膜の働きは、直接外界と接している目を異物の侵入から守ることです。そこで、結膜には抗菌作用のある粘液や涙液を分泌して涙をつくり、眼の表面を潤して防御しているのです。

日本医師会ホームページ「結膜炎」

 

結膜炎の原因

一般的に結膜炎の原因は、ほこり、花粉、細菌、ウイルスなど多岐にわたるようです。

目を見ただけでは原因の特定が難しいようで、併せて目やにの状態や涙の状態、目を開きにくくしていないか、しょぼしょぼしていないかなどで判断するそうです。

セナの結膜炎の原因もやはり特定は難しいですが、アレルギーのお薬を打つ1週間ほど前に黄色い目やにの症状が出はじめたこともあり、痒みが強くなって擦ってしまった際にばい菌が入った可能性もありそうです

ゴミが入ったわけではない?

ただ、ゴミが入ったわけではないのかな?と思って聞いてみたのですが、犬の目も人と同じでゴミなどが入ってゴロゴロしていても、そのゴミが出てしまえば大丈夫なんだそう。

その際に目に傷がついてしまった場合は、目をしょぼしょぼさせていたり、開きにくそうにしている症状がみられるのだとか。

セナは目を開きにくそうにする、しょぼしょぼするという症状はなかったので目が傷がついている可能性は低いと考えられ

目に傷がついていると思われる場合にはフルオレセイン染色という方法で目を染色して傷の有無を確認するそうです。

黒目が傷ついている場合は黒目の周りに赤みが出やすく、結膜炎では目元や目じり側の白目が充血していくという症状の違いがあります

 

点眼薬ロメワンの処方と診療費

結膜炎の炎症の程度が比較的軽かったため、抗炎症の目薬はなくても大丈夫でしょうという判断で抗菌剤の目薬だけが処方されました

処方されたお薬は「(フルオロキノロン系抗菌剤)ロメワン」。

犬の結膜炎のお薬処方(抗菌剤ロメワン)

ロメワンは犬の結膜炎治療ではオーソドックスなお薬。外耳炎治療薬としても使われることがあるそうです。(ロメワンについて)

動物病院でのロメワン処方費用は1,650円(税込)+再診料。

角膜に傷がある場合(染色で確認・もしくは目をしょぼしょぼさせている開きにくそうにしているなどの症状がある)は抗炎症剤も処方されるようです。抗炎症剤でよく処方されるのは非ステロイド性抗炎症剤「ティアローズ」などです。(ティアローズについて)

犬の結膜炎のお薬処方(抗菌剤ロメワン)

点眼開始から1週間経過しましたがまだ黄色い目やにが出ます。

早く治りますように。

ロメワン使用から1週間経過
まだ黄色い目やに

犬の結膜炎(黄色い目やに)

セナ
目薬苦手だから、早く治ってほしいな!

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