黄色い目やにが治らず再診。
涙の量を測る検査をしました。
ゴールデン・レトリーバーセナ6歳、昨年12月に黄色い目やにが突然ではじめて動物病院にかかりました。
結膜炎ではないかという見立てで抗生物質の点眼を処方されたのですが、2週間経過しても治りません。
突然の黄色い目やに。犬の結膜炎。動物病院で診てもらいました。 黄色い目やにが治らず再診。 涙の量を測る検査をしました。 ゴールデン・レトリーバーセナ6歳、昨年12月に黄色い目やにが突然ではじめて動物病院にかかりました。 結膜炎ではないかという見立てで抗生物質の点 ...
黄色い目やにが治らず再診。涙の量を測る検査をしました。
その後の治療についてまとめました。
動物病院に電話で相談
2週間後の状態
抗生物質の点眼を2週間使用しても、まだ黄色い目やにが出ます(少しは減りました)。それに涙量も多くて目頭が濡れることが多い状態です。
まだ処方された点眼は残っているものの抗生物質だし・・・と「このまま使って大丈夫なのか?」と心配になり動物病院にまずは電話して聞きました。
抗生物質の点眼使用の継続について
抗生物質の点眼はこのまま使い切ってもあと1週間くらいであれば大丈夫でしょう、と。(計3週間の点眼)
抗生物質の点眼(ロメワン)副作用についても質問しましたが、2〜3週間程度の使用では副作用はほぼないものの、抗生物質なので耐性ができると長く使っていても効き目が出ない恐れがあり
現時点で抗生物質の点眼で治らないのであれば別の点眼を使った方がいいのかもしれないと。
ヒアルロン酸点眼
そこでお話があったのが「ヒアルロン酸点眼」。
抗生物質の点眼で黄色い目やにが治らない上に、涙の量が増えているのであれば、目の中の異物を洗い流そうとしている可能性もあり、角膜に少し傷がついているかも。
角膜の上に涙をとどめる働きがある「ヒアルロン酸の点眼」をしてもいいかもしれない。
ヒアルロン酸で角膜を保護することで涙も減り、それに伴い黄色目やにも減ってくる可能性がある。
と担当してもらっている院長先生から提案がありました。
セナはこれまで点眼をしたことはなく、ヒアルロン酸の動物用点眼は持っていなかったため動物病院までの診療のつなぎとしてヒアルロン酸が含有されている点眼「ワンクリーン」を急いで注文しました。
動物用点眼・清拭剤「ワンクリーン」
ワンクリーンについて(千寿製薬)
ワンクリーンの主成分はホウ酸なので殺菌効果もあります
そして再度、動物病院で目を診てもらいました。
黄色い目やに治療で再診
目の状態
まずセナの目を見てもらった結果がこちら。
- 結膜に炎症を起こしている様子はない
- 角膜にも炎症はなさそうだ
- 目を見ると涙だまりが少ないので乾燥気味に感じる
- 左目の方が右目の方が涙だまりが少ない
前回診てくださった獣医師の方は「結膜炎の可能性が高そう」というのがその時の見立てでしたが、この時点では結膜炎を起こしてなさそう。という診断です。
前回診察時は軽い結膜炎を起こしていたのか(確かに目が少し赤い感じはあったので)最初から結膜炎ではなかったのかはわかりませんが
黄色い目やにが出ている時は最初は細菌感染を疑うのが基本ではあるそうです。
涙の量を測る(シルマー涙液試験)
現時点では結膜炎を起こしているわけではない、角膜にも炎症は起こっていないとなると、涙の量が少ないかもかもしれないという先生の見立ての通りなのでしょうか
涙の量を測ることができるそうで、測ることになりました。
さて、どうやって涙の量を測るかって、目の中に(下まぶたに)試験紙の折った先を入れてどのくらい涙が出ているかを測るんです。
紙を入れたまま1分待たなきゃいけなくて・・・
先生に「これって痛いですよね?」って聞いたら「痛いしゴロゴロすると思います」と言っていました。
目に紙を入れるんですよ!痛いよね。
セナ頑張ったね〜(泣)
シルマー涙液試験の結果
シルマー涙液試験結果は、良好。つまり十分な涙量が出ていることが分かりました。
分泌している涙量が明らかに少ないとドライアイによって目の炎症が引き起こされている可能性が高くなるのですが、犬のドライアイの場合は免疫異常が関与していることが多いこともあり、またそれはそれで一筋縄ではいかなくなります。
乾性角結膜炎(ドライアイ)は涙の量が減少することによって起こる角膜や結膜の慢性的な炎症です。
先生が見立てでは涙の量が少ないのでは?ということでしたが、測ってみると涙の量は出ていたのでひとまず安心です。
目の診察結果まとめ
こうして結膜、角膜の炎症もなく涙の量も大丈夫ということがわかったわけですが、それでも黄色い目やには症状として出ています。
ヒアルロン酸の目薬を試してみることになりました。
ヒアルロン酸で角膜の潤いを保つことで、免疫力を保持できること、乾燥気味だと感染が起きやすいことなどを考慮してヒアルロン酸目薬を点眼することになりました。
また、涙液量検査では涙の量が問題ないと分かりましたが涙の量には「基礎的な涙の量」「物理的な刺激によって出る涙の量」があります。
検査では「物理的な刺激によって出る涙の量」になるため、「基礎的な涙の量」を増やすことで治らない黄色い目やにの改善につながる可能性もあるそうです。
処方されたヒアルロン酸目薬
処方されたヒアルロン酸の目薬は「ヒアルロン酸Na 点眼液0.1%(ニットー)」でした。
こちらのヒアルロン酸点眼は特に動物用というわけではなく人用としても使われる点眼です。
今回の動物病院診療にかかった費用
◇再診料
◇ヒアルロン酸点眼:1,500円
◇涙液量検査:800円
目の乾燥、予防方法はあるの?
今現在、結膜や角膜に炎症も起こっておらず診察では黄色い目やにの原因が何か分かりませんでした。
涙液量検査では涙の量も問題ないと分かりましたが、基礎的な涙の量が減少してしまっていることが一因だとしたら、目薬の継続的な使用が必要になるかもしれません。
先生も歳を重ねると涙が減少することがあるといってましたが、やはり年齢なのかしら。
今こうして書いていて思ったのですが、目元が濡れることも多く涙の量も増えているように思うのですが、それでも目の表面は乾燥しているということ?どういうことなのだろう?次聞いてみようと思います。
先生に「涙の量が減っているとしたら、普段の生活で気をつけられることはありますか?」と聞きましたが「うーん、ないかな〜」と。。。
ないのか。
ないのか?
人のドライアイは疲れ目が多いですが、犬の場合そういうわけでもありませんので予防が難しいみたいです。
調べてみても涙の量の減少に対して日常的な予防方法は見つかりませんでしたが、マッサージは良さそうかな。
参考:乾性角結膜炎(ペット保険アクサダイレクト)
【予防方法について】
決定的な予防法はありませんが、部屋を加湿して目の乾燥を防ぎ、まぶたを温め、やさしくマッサージすることで涙の油分の分泌を促し、涙の蒸散を防ぐことが可能です。
治療は原因によってさまざまですが、内科療法が主体で継続的な治療が必要になります。人口涙液の点眼薬により涙の成分を補い、免疫抑制剤の点眼薬で涙腺の炎症を抑えて涙の産生を促したり、副交感神経を刺激する薬の内服や点眼薬によって涙の産生を促す場合もあります。感染症や全身的な病気から発症した場合は、そちらの治療を並行して行います。早い段階で治療に入ると内科療法で十分コントロールできる場合が多いですが、重症化して内科治療に反応がない場合、耳下腺(唾液の成分を産生)管を移植し、涙の代替をする手術を行う場合があります。この手術は涙の成分を唾液の成分で代替するので、合併症などもあります
目にいいツボってあるのかな、目に良さそうな食材やサプリってなんだろうとできることを調べつつ、ヒアルロン酸点眼を使って様子を見ていきます。