口のまわりの脱毛。アトピー性皮膚炎?[犬の皮膚炎]
ゴールデン・レトリーバーセナ3歳7ヶ月
ゴールデン・レトリーバーセナ3歳7ヶ月、口まわりの毛が薄くなってきていることに気づきました。顕著に気になり始めたのは2018年8月のアポキル休薬期間に入ってからです。
左側の口元はあまりはげている感じがないのですが、右側の口元の毛がうすくなっています。
セナの口元を拡大してみると・・・
右側口元の脱毛が気になる
左側口元はあまり脱毛せず
2018年8月 セナ3歳7ヶ月
脱毛の左右差は恐らく右側のほうが掻きやすいとか、癖的な理由もあるのだと思うのですが、明らかに右側の口元は毛が薄くなっています。
毛が薄くなっている部分をよくみてみると、肌が赤くなっているようでした。
ゴールデン・レトリーバーセナの1年前の口元も確認してみたいと思います。
1年前の口元
約1年前には、口元にできものができて、それがかゆいようで出血などもしていました。
口元にできもの
2017年10月 セナ2歳9ヶ月
このように、口元を掻く行為というのは今にはじまったことではないのですが、脱毛症状は3歳7ヶ月になってはじめての症状です。
こうして、1年前の口元写真と比較してみると明らかに口周りの毛が薄くなっていることがわかります。
約1年前口元に出来物ができた時:肉球・足の不調と養生の月[2017年10月]G’s Family ゴールデン・レトリーバー セナ 成長の記録【 2歳 10ヶ月 】
口元のかゆみの原因というと、アレルギーが一番に思い浮かびます。よだれなども痒みの原因になるので、こまめにふいてあげるようにしていますので、やはりアレルギーが原因なのでしょうか。
セナの指間炎にはじまる皮膚炎対策として、食物アレルギー検査を実施し疑わしい食材(米類・麦類)は除去してきました。
[犬のアレルギー検査] ( 1 ) IgE検査結果のまとめ【食物アレルギー&環境アレルギー全40項目】
[犬のアレルギー検査] ( 2 )リンパ球検査結果のまとめ【食物アレルギー全19項目】
もしかしたら、まだ他にも合わない食材があるのかもしれない・・・そんな風にも思います。
ただ、獣医師によると、食物アレルギーの発症は1歳までに発症、遅くとも2歳までの若齢期に発症することが多いそうです。それに、食物アレルギーの顕著な症状として、下痢・軟便症状が続くというものがありますが、これには該当しません。
たまにお腹を壊すことがあっても、普段はいいウンチをしっかりしています。
アレルギーに該当した米と麦が入っているドッグフードを食べていた時は、軟便・下痢が多かったため、今のウンチの状態は以前に比べたら格段に良くなっているというのは自信をもっていえます。
ゴールデン・レトリーバーセナ3歳7ヶ月
ぱっとみでは、口元の脱毛はわからないレベルですが、毎日見ているとその変化は明らかな変化です。
セナ1~2歳の頃一連の皮膚炎治療を動物病院で行なった時、食物アレルギー除去で皮膚炎症状が治らないなら、アトピー性皮膚炎の可能性が高いでしょうという見立てでした。
食物アレルギーを除去して以前よりはかなり良くなったものの、完治とまではいきませんでした。
アトピー性皮膚炎となると治療方法が限られてきます。アポキル錠はアトピー性皮膚炎のかゆみによく効く薬なので、アポキル錠を飲ませながらも改善できるように長期的に取り組もうという結論に達していました。
確かに、セナの症状にはアポキル錠がよく効きます。
そして、最近のセナの痒がり方や口元の脱毛などをみるとアトピー性皮膚炎の可能性がやはり高いんだろうなと思ってきました。
口元だけでなく、全身を自分のハウスやサークル、ベッドなどにこするようにすることがままあるからです。
食物アレルギーは、季節に関係なくその食物を摂取する限り続きますが、アトピー性皮膚炎は季節によって症状の出方が変わる傾向にあります。だから、去年の冬は頑張ってアポキルの減薬ができのたのかもしれません。
アトピー性皮膚炎なら、一生のお付き合い。
かゆみ止めのアポキル錠は手放せないのかな。
そんな風に思ってしまいます。
それでも、口元の痒みはアトピー性皮膚炎より食物アレルギーが原因のことが多いようなので、米・麦以外でセナに合わない食材がないか、地道に探っていこうかなと思っています。