犬の漢方治療

漢方クリニックの診察結果【6歳3ヶ月】

漢方クリニックの診察結果[6歳3ヶ月]

漢方クリニックを受診した日

ゴールデンレトリーバーセナ6歳3ヶ月の時に受診した漢方クリニック診察内容の記録です。

時間が経過してからの記録となりますが、この時の漢方クリニックの診察内容は想定していたよりも悪く、まるでその診察内容を表したかのようにこの診察の翌日から呼吸症状を中心に体調が悪化したセナ。

当時はまずはその時起こっている呼吸疾患やセナの体調改善に対処していくことを優先し、そしてこの想定よりも悪かった漢方クリニックでの診察内容をどうまとめたらいいのか分からず、またどう受け止めて今後に活かしていくかという整理がつかなかったため、この時の診察内容については成長記録のみでの記録とし、今に至りました。

セナ月別成長記録6歳3ヶ月には漢方クリニックで 目やにについて相談したこと、6歳4ヶ月の成長記録には特製ブレンドの漢方を処方してもらった、と少しだけ書きました。

では、漢方クリニックでの診察結果です。

 
 

漢方クリニックの診察結果

漢方クリニックの診察を待つゴールデン・レトリーバーセナ6歳3ヶ月

総評

触診や脈診などの結果です。

  • 心臓機能がかなり落ちている
  • 足の方まで血がいっていない

各主訴についてです。

痰の絡み

クリニック受診の1〜2ヶ月前、2月頃から痰が絡まりやすくなっていました。前年の5歳は痰が気になったのは5月くらいからだっと記憶しており、今年はいやに早いなと気になっていました。

痰が絡まるのは脱水が原因

とのこと。1日1リットルくらい飲んでいる?と聞かれました。

痰の絡み

一般診療で治療したもののぶり返してしまった黄色い目やにについても相談しました。

目やにが多く出るのは脱水か食べ過ぎが原因

こちらの漢方クリニックの先生は、漢方処方とともに体重指導もしっかりする傾向にあるのにも関わらず、セナは一度も減量を勧められたことはなくむしろ減らないように気をつける相談をするほどです。

そのため、目やにの原因として「食べ過ぎ」は考えにくく、脱水の可能性が高いだろうという見立てでした。

肝臓数値の上昇

前日に受けた血液検査結果を見てもらいました。肝臓の数値が正常範囲を超えており、その点について相談したところ

肝臓は毛細血管が多いから血の流れが悪いと数値が上昇してしまう

とのことでした。

つまり、触診・脈診等で得られた「心臓機能がかなり落ちている」「足の方まで血が入っていない」というのが肝臓まで影響しているとのことです。

また、目やにも痰も、肝臓機能の低下の影響があるだろうという診察結果でした。

漢方クリニックの診察前の散歩ゴールデン・レトリーバーセナ6歳3ヶ月

漢方クリニックでの処方

セナを診て「かなり悪い状態」といい、既存の漢方ではなくその場で生薬を調合した漢方を処方してくれました。

調子が悪かったらこれを飲ませるように、と。

帰宅して早速煮出しました。

セナ用の特製漢方ブレンド
 
 

漢方クリニックでの診察結果を受けて

漢方クリニックの診察前の散歩ゴールデン・レトリーバーセナ6歳3ヶ月

漢方クリニックの先生は、セナの状態がかなり悪く、心臓の機能低下は心臓に何かあってもおかしくないくらい、つまり止まってしまってもおかしくないその一歩手前だと。

ちょうど診察の日雷が鳴ったり、雨が降ったり止んだりと天候もかなり荒れていて「ここ最近、亡くなったという報告が入ってくることが多いからこの季節は注意しなきゃダメだよ」とまで言われました。雷が鳴ったり大雨の日は極力静かにしていなさいと。

不安定な気候に自律神経が影響され過ぎてしまうのだとか。

脱水についてもじゃあどうしたらいいのか?水をただ増やせばいいわけではなく、適量飲んでいても脱水傾向にあるため"保水力"の問題であり、それはイコール脳の問題だと。

なんとなく6歳を境に不調を感じることが多くなっていたものの、まさかここまでだとは思っていなかったのが本音です。

しかし、冒頭で触れたように漢方クリニックの診察内容はすぐに実感することになるわけです。この時の漢方クリニック受診の翌日の夜中、寝息に痰が絡まる音がしはじめ、その翌々日には何か喉に詰まって呼吸が苦しくなるような仕草をし始めた。このような流れでした。

呼吸異常については一般診療での治療を受けました。漢方クリニックの先生にも症状を診せて相談したら「脳や全体的な機能低下です」と。確かに、検査もしましたが明らかな異常は見つかりませんでした。

漢方クリニックでの診断結果は良いものではありません。想定していたよりもセナの状態が非常に悪いと診断されたこの結果を受けてどうしたらいいのかと、消化するには時間がかかりました。

一見元気そうに見えてもそうではないかもしれない、少しの変化が身体の中では大きな変化になっているかもしれない、少しの負担と思っているものが大きな負担になるかもしれない。これからのシニア期をどう過ごしていけばいいかと改めて考える大事なきっかけとなりました。


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