完治を目指して!犬の指間炎治療記録【1年を写真で振り返る】【アポキル錠の服用履歴】



犬の指間炎の症状を写真でまとめた記事です。

また、アポキル錠9ヶ月の服用記録・副作用の有無についてもまとめています。

アポキル錠2017年1月24日指間炎の写真

ゴールデン・レトリーバー セナの皮膚炎・特に指間炎の痒みを抑えるために、アポキル錠を飲ませ始めたのは2016年9月・1歳9ヶ月のことでした。アポキル錠投薬開始の前には、細菌検査・抗生物質・食物アレルギー検査に食物アレルギー除去・・・一通りの皮膚炎治療を行いました。

一連の治療でも治らなかった指間炎に動物病院で処方されたのが、『痒みを断ち切る』といわれる新薬のアポキル錠。

現在は、2017年6月・2歳6ヶ月。アポキル服用開始から9ヶ月が経過。この9ヶ月、どの程度の頻度でアポキル錠を服用し、指間炎の症状はどのように変化したのか振り返ることにしました。

アポキル錠に関する記事

 

【服用の記録】かゆみ止めアポキル錠の服用日数のまとめ2016年9月-2017年6月

犬のアトピー性皮膚炎アポキル錠

【参考:アポキル錠は体重別に3種類】

apoquel_100tabs

セナは、体重約28kg。アポキル16mgを1日1錠服用しています。

【参考:アポキル錠1日1回分の体重別投与早見表】
犬の体重 アポキル3.6mg アポキル5.4mg アポキル16mg
3.0kg以上 0.5錠
4.5kg以上 0.5錠
6.0kg以上 1錠
9.0kg以上 1錠
13.5kg以上 0.5錠
20.0kg以上 2錠
27.0kg以上 1錠
40.0kg以上 1.5錠
55.0kg‐80.0kg 2錠

 

アポキル錠 実際の服用日数 2016年9月〜2017年6月

アポキル錠
服用日数
セナの年齢
2016 9 8日 1歳9ヶ月  アポキル錠の投薬開始
10 6日 1歳10ヶ月
11 10日 1歳11ヶ月
12 6日 2歳0ヶ月

2016年秋・冬は、軟便・下痢・嘔吐を頻繁に繰り返していました。少なくとも週に1回はひどい下痢、それに加えて嘔吐。心配な日々でした。その上、お腹の調子が悪い時は、アポキル錠をあげていない(あげられない)こともあり、指間炎は様子を見るしかなく、服用日数が少なくなっています。

アポキル錠
服用日数
セナの年齢 その他
2017 1 18日 2歳1ヶ月 食事を生肉主体に切替開始
2 17日 2歳2ヶ月
3 9日 2歳3ヶ月 2週間程軟便・下痢を繰り返していたためアポキル錠は服用減らす
4 13日 2歳4ヶ月 4月16日から完全手作り食へ
5 14日 2歳5ヶ月
6 15日 2歳6ヶ月

2017年1月から、手作り食のお肉を加熱肉から生肉へ切り替え始めたことで、お腹の調子が良い日が増えました。軟便・下痢をすることが少なくなったことで、アポキル錠を服用させられる日も増えました。

アポキル錠を増やすべきがどうか迷いましたが、継続してアポキル錠をあげることで、皮膚炎の改善が更に進めばと思い、アポキル嬢の服用日数を増やしました。それが、2017年1月・2月のこと。

2017年3月、アポキル錠の服用日数が他の月より少ないのは、またお腹の調子を崩してしまい、軟便・下痢を繰り返していたからです。(2017年3月の成長記録はこちら) お腹の調子が一向に良くならないために、生肉食を一旦ストップしたり、ドッグフードの量を戻したりとしていた時期です。それに伴いアポキル錠の服用も一旦中断。

そして、2017年4月以降、5月、6月とお腹の調子が回復するとともに、アポキル錠の服用を再度増やし、皮膚炎を沈静化したいと取り組んでいるところです。

 

【症状の記録】指間炎の経過写真 2016年7月〜2017年6月(2歳半)

アポキル錠を飲む前の指間炎写真

2016年7月 指間炎の症状

指間炎が悪化して、手の甲まで色素沈着が広がってしまっていた。この時手の甲は噛んでいないのに、毛をかき分けて見たら赤黒い部分が広がっていることに気づく。(毛は禿げた訳ではなく、症状を確認するために毛を剃りました)

犬の指間炎治療記録2016年9月

2016年8月

20150819犬の指間炎

 


ここから、アポキル錠 服用開始後の指間炎写真

2016年9月

アポキル錠服用記録 カレンダー

アポキル錠の服用記録2016年9月

アポキル錠を飲み始めて、痒みが収まることに驚く。手を舐めないでいるセナを見るのはいつぶりのことか。

9月9日の指間炎症状写真

犬の指間炎治療記録2016年9月9日

爪の付け根が炎症を起こして赤い、アポキルを飲んでいれば舐めない。服用をやめると舐めるので、すぐに指間炎の症状は逆戻り。

前足は触った途端に気になって舐めてしまう。アポキル錠は効いていて痒みは収まっている様子だが、まだまだ赤い。

犬の指間炎治療記録2016年9月9日前足

後ろ足は、前足よりは指間炎の症状は軽い。

犬の指間炎治療記録2016年9月9日後脚

アポキル服用開始から約1週間後の前足 9月13日指間炎写真

犬の指間炎治療アポキル記録2016年9月13日

足が濡れているのでわかりづらさがあるが、赤みが少し弱くなってきた。

 


2016年10月

アポキル錠服用記録 カレンダー

犬の指間炎治療アポキル記録2016年10月カレンダー

買い出しのために1時間程お留守番させて帰ってきたら肉球がよだれでビショビショ。血が出ていて、非常にショックだったのを覚えている。やっぱりアポキル錠を服用していないと痒くて駄目みたい。

10月5日の指間炎写真

犬の指間炎治療アポキル記録2016年10月5日

また悪化してしまった指間炎。本当は、薬を飲ませて何とかしてあげたいが、この時もセナはお腹を壊してたため、薬を服用できるような状態ではない。アポキル錠を飲ませることはできなかった。軟膏でなんとか様子をみないといけない。


2016年11月

アポキル錠服用記録 カレンダー

犬の指間炎治療アポキル記録2016年11月

1週間ほどアポキル錠を飲ませた後は、少し炎症が治る。しかし、また時間が経てば痒みや炎症が戻ってくる。11月後半は、お腹を壊す日が多くアポキル錠の服用は数日のみ。特に前手の指間は、体液が出るほど噛み壊している。

11月8日の指間炎写真。

犬の指間炎治療アポキル服用記録2016年11月

この指間炎の状態と痒がるセナを見かねて、アポキル錠を翌日から1週間飲ませる。

犬の指間炎治療アポキル服用記録201611

 


2016年12月

アポキル錠服用記録 カレンダー

犬の指間炎治療アポキル記録2016年12月

12月2日の指間炎写真。

犬の指間炎治療アポキル服用記録201612

体液が出ているとお散歩をするだけで、指間まで汚れやすくなってしまう。体液が出ている時はぬるま湯や薬用シャンプーで洗って乾かし、清潔に保つように心がける。

犬の指間炎治療アポキル服用記録2016年12月

爪の付け根から指間も炎症。2016年12月はアポキル錠の服用1週間のみ。ここ数ヶ月同様、お腹の調子が優れずアポキル錠を飲ませれらない。


2017年1月

アポキル錠服用記録 カレンダー

犬の指間炎治療アポキル記録2017年1月

1月6日の指間炎写真。アポキル錠を3日間飲んだ直後ということもあり、少し症状が回復。

アポキル錠2017年1月指間炎

それでも、指間は赤い。

アポキル錠2017年1月指間炎の写真

1月24日の指間炎写真

アポキル錠2017年1月24日指間炎の写真

アポキル錠を飲ませて1週間のある日、今日はかゆみが強いようで、アポキル錠を飲んでいても噛み壊してしまった。

アポキル錠2017年1月24日指間炎の写真

アポキル錠のかゆみを断ち切る効果は、非常に効くものだが、炎症やかゆみがそれを上回る場合もある。

 


2017年2月

アポキル錠服用記録 カレンダー

犬の指間炎治療アポキル記録2017年2月

2月26日の指間炎写真

アポキル錠2017年2月26日指間炎の写真

後足の水かき部分を噛んでしまって、炎症悪化。数日様子を見たが、これ以上悪化させないために、アポキル錠を飲ませる。


2017年3月

アポキル錠服用記録カレンダー

犬の指間炎治療アポキル記録2017年3月

3月1日の指間炎写真

アポキル錠2017年3月1日指間炎の写真

3月22日 お腹の調子が悪く、軟便・下痢を繰り返して、一旦生肉食を中止していた時。体調を考慮して、アポキル錠はあげず。

アポキル錠2017年3月22日指間炎の写真


2017年4月

アポキル錠服用記録カレンダー

犬の指間炎治療アポキル記録2017年4月

2017年4月16日に、手作り食に完全切替完了。手作り食に切り替えてから、軟便・下痢をほとんどすることがなくなりお腹の調子が安定してきた。腸内環境は指間炎を治すためにも、身体を整えるためにも基本中の基本。皮膚炎の治癒にも希望が持つ。

アポキル錠も今まで以上に継続服用できるようになる。

4月24日の手作りごはん
大型犬の手作りごはん
4月24日の指間炎症状写真

まずは前足。前足は炎症が長いこともあって、治るのも時間がかかる。まだまだ赤みが強い。

前足の指間炎アポキル錠服用記録2017年4月

次は後足。

前足の指間炎アポキル錠服用記録2017年4月24日

元々前足よりは、炎症が控えめだったが、それでも赤くなっていた後足がかなり綺麗になった。四肢のうち一足だけだけど、炎症が治まり始めたのがこの頃。

この位前足も綺麗になって欲しい!後足も完治ではなく、症状が悪化するとまだ赤みを帯び、痒みもある様子。足裏よりも、水かき部分や、爪の付け根の赤みや炎症がくすぶっている。


2017年5月

アポキル錠服用記録 カレンダー

犬の指間炎治療アポキル記録2017年5月

5月20日の指間炎写真

前足の爪の付け根が真っ赤。

前足の指間炎アポキル錠服用記録2017年5月20日

散歩中に飴?ガム?のようなものをふんでしまった時の写真。この後綺麗に。気をつけていても、足元は危険が沢山。ちょっとしたことが炎症のきっかけになるので、注意しないと。

犬の散歩中に足裏に飴

5月31日の指間炎写真

アポキル錠の指間炎記録後ろ足2017年5月31日

後足を舐めてしまった後。あんなに綺麗に戻ったように見えても(4月の写真)、完治していないために、アポキル錠を飲んでいないとまだ痒みが出る様子。四肢全てが回復していかないと、難しいらしい。

そして、一度噛み壊してしまうとこの通り、逆戻り。


2017年6月

アポキル錠服用記録 カレンダー

犬の指間炎治療アポキル記録2017年6月

6月12日の指間炎症状写真

後足。早朝散歩から帰ってきて、朝食を準備するためにキッチンに居た少しの時間。セナから目を離した間に後足を噛んでしまい、また真っ赤に炎症が悪化。血が出る程。この日から、また1週間以上アポキル錠を飲ませる。

アポキル錠の指間炎記録後ろ足2017年6月12日

足を舐める犬

6月18日の指間炎写真
アポキル錠の指間炎記録2017年6月18日

前左足の指間が、ぷくっと腫れているのを見つける。動物病院の診療では、何か傷口からばい菌が入って膿んでしまったのでしょう、と、獣医師。この傷はなかなか治らず、よくなったり悪化したり。【追記】 2017年10月色素沈着してしまったが、やっとこの傷がジュクジュクすることがなくなった。治るまで実に4ヶ月。

以上が、2016年7月〜2017年6月までのアポキル錠服用記録及び、指間炎症状写真です。

 

※四肢の写真について:指間炎写真は、前足・後足混合です。同じ足の写真を撮っていければより分かりやすかったのですが、なかなか難しく、撮れる時に撮れる足をとっていました。前足の方が、後足よりも炎症が強いです。

 

9ヶ月間で感じたアポキル錠服用に伴う副作用の有無

9ヶ月間断続的にアポキル錠を服用させてきたわけですが、副作用があったかなかったのか、について。

アポキル錠は副作用の少なく安全性の高い薬だと言われていますが、副作用が全くないわけではありません。アポキル錠試験の中では、僅かではありますが下痢や感染症の副作用が報告されています。(アポキル錠の副作用・Q&Aに関するまとめ記事はこちら)

そして、セナの場合ですが、アポキル錠飲み始めの2016年9月から12月までの間、軟便・下痢がとても多かったです。そして、嘔吐もありました。食事をした1時間後、食べたものを全て吐いたこともありました。食事の直後ではなかったので、吐き戻しとも違っていて、とても心配したことも。

アポキル錠を服用開始するまで、嘔吐をすることは少なかったので、もしかしてアポキル錠の副作用?と疑いました。

ただ、2016年9月から12月は手作り食に移行していた期間でもあり、その上アポキル錠服用開始前から、下痢・軟便の症状は多くありました。腸内環境がまだ整っていなかったでしょう。ですから、一概にアポキル錠の副作用とも、言い切れません。

最近では、2017年3月が軟便・下痢・嘔吐を頻発しましたが、これは季節の変わり目による可能性も高いです。

曖昧な表現になってしまいますが、アポキル錠服用に伴う副作用は、ないわけではなさそう。だけど、顕著なもの、断言できる副作用は少ない。

これが、ゴールデン・レトリーバー セナに9ヶ月間アポキル錠を服用させた副作用に関する感想です。

 

【アポキル錠9ヶ月間の詳しい服用記録】及び【1年間の指間炎症状写真】のまとめ

こうして1年間の指間炎写真を振り返ってみると、最悪の状態になることは免れているのかなと感じます。皮膚炎に限らずですが、症状が一旦悪化すると回復には非常に時間がかかり、薬の量や種類も増やす必要が出てきます。

そのため、治療を進めていく上では、いかに悪化させないで踏みとどまるかが大事だと、獣医師からも伺っていました。

—今は指間炎を悪化させないことが大事

これは、アポキル錠をどうやめていくかの中で獣医師と話したことなのですが、悪化すると治療は今以上に大変になる。アポキル錠をスパッとやめることは難しいから、少しずつ様子を見て減らしていけるかというトライをしないといけない、これが見解でした。

確かにその通りであり、指間炎が悪化し細菌感染を起こせば、治療はふりだしに戻ってしまいます。抗生物質の連続投与が必要になり、またセナの体調が崩れるかもしれません。

指間炎が治っていない、普段はそこに目がいきがちになるのですが、アポキル錠を飲ませていなかったら、もっと悪化したでしょう。もしくは、アポキル錠の代わりにステロイド錠を服用していたら、副作用はもっと顕著に出るでしょうし、リバウンドの懸念もあります。

アポキル錠をやめていくことがベストで、目指していくところ。ただ、アポキル錠がステロイド錠などのこれまでの薬と比べると、かなり良い薬であることはセナがかかった獣医師の方たち、数人ですが口を揃えておっしゃいました。

—アポキル錠を服用とともに、根本治療を目指す

従来のかゆみ止め薬に比べて、安全性の高いアポキル錠は皮膚炎の症状を抑えながら治療期間の猶予をくれる様なものです。

根本治療のための方法の1つ、手作り食を開始したおかげでお腹の調子もグンと改善しました。腸内環境は、免疫機能の中で非常に大事な役目を持っているので、良いウンチを安定的にしてくれる様になったことは、治療の大きな一歩です。

—アポキル錠に代わる痒みコントロール方法を探す

とても良い薬である一方で、『アポキル錠の服用を減らしていかなければいけない』という課題もあります。アポキル錠以外のもので、どう痒みをコントロールしていくか、医薬品もそうでないものも取り入れている最中です。

例えば、抗炎症作用を持つ温泉藻類®「RG92」を含むスキンケアスプレー。

アヴァンス

「RG92」は、別府温泉水から新たに発見された温泉藻類(温泉に生息する藻)なんだとか。2015年には、炎症性疾患の治療・予防薬という内容で特許取得している成分です。痒みの緩和になれば、と思います。

ゴールデン・レトリーバー セナ 2歳半

ゴールデン・レトリーバーセナ2017年7月

痒みをコントロールしてくれるアポキル錠。

『痒み』というのは、本当に辛いものです。特に今の季節、人も虫に刺されれば掻き壊してしまうこともあるわけで、かゆみ止めなどを一生懸命塗ったりします。花粉症の季節は、花粉で鼻も目も痒いから抗アレルギー薬を飲んだり、ステロイド薬を飲んだりします。冬になって乾燥して痒くなれば、保湿剤を塗ることもあります。

人はそうやって自分で痒みをコントロールするのに、犬は自分では痒みをコントロールすることも薬を飲むことも、出来ません。ですから掻きむしってしまう。

痒がっている、掻いているというのは、犬からのシグナルであり、犬にただ痒みを我慢しなさい・掻いちゃだめというのは、見当違いなんですよね。

正直なところ、長い間痒がっている姿を見ると、時には『掻くことをやめて・・・』と思ってしまうこともあり、自戒を込めて、そう思います。セナだって自分ではどうにも出来ない痒みと戦っているのにね。

アポキル錠の脱お薬は、まだ時間がかかりそうですが、1つずつやっていこうと思います。

ゴールデン・レトリーバー セナ の これまでの皮膚炎治療に関する記事一覧

 


【アポキル錠は体重別に3種類】

apoquel_100tabs

【参考:アポキル錠1日1回分の体重別投与早見表】
犬の体重 アポキル3.6mg アポキル5.4mg アポキル16mg
3.0kg以上 0.5錠
4.5kg以上 0.5錠
6.0kg以上 1錠
9.0kg以上 1錠
13.5kg以上 0.5錠
20.0kg以上 2錠
27.0kg以上 1錠
40.0kg以上 1.5錠
55.0kg‐80.0kg 2錠

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